きょうも上天気 SF短編傑作選 (角川文庫 ア 100-1)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年11月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784042982135
感想・レビュー・書評
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「オメラスから歩み去る人々」ル・グィンの作品なのか。
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浅倉久志訳のSF短編傑作選。
SFを読みたいけど、何を読もうかな?と迷った時の浅倉久志だったなー -
ル・グイン「オメラスから歩み去る人々」は、今こそ読まれるべき。
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2011年4月17日読み始め 2011年4月20日読了
面白かった。どの短編も有名な傑作なので読み応えあり。
311の大震災の後に読むと、色々と考えさせられることが多かったと思います。「オメラスから歩き去る人々」「ロト」は、地震や原発事故について考えました。
こうやって改めて読むと、浅倉久志さんが翻訳した作品がSF界に与えた影響は大きかったんだなあと思います。 -
浅倉久志の訳はきれいで、癖がなくて、でも元の雰囲気を伝える文章や言葉選びが凄いという、とんでもない代物です。
翻訳家の方々が尊敬するのがわかるし、この訳文を読んで育った作家たちの文章の端々に影響があるなぁ、と感じました。
収録作自体は、シニカルなものが多いです。
ヴァルプラは素直な生物でした。
ヴォネガットのは今の日本じゃちょっと笑えない。
辛辣極まる一編ですね。
辛辣極まる一編ですね。