緋色の研究 (角川文庫)

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感想 : 100
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042982210

作品紹介・あらすじ

ロンドンで起こった殺人事件。それは時と場所を超えた悲劇の幕引きだった。クールでニヒルな若き日のホームズとワトスンの出会い、そしてコンビ誕生の秘話を描く記念碑的作品、決定版新訳!

感想・レビュー・書評

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  • Audibleでは第1弾『冒険』、第2弾『回想』、第3弾『緋色の研究』となっていた。
    この順番通りに読んだら、この作品がエピソードゼロのような感じで楽しめたので、この順番で読んで良かった。

    二人の出会いを知ることができて嬉しい。
    なぜ2人が同居しているのかの謎も解けた。
    はじめはホームズのことを疑ってたワトソンの様子が面白かった。
    知れば知るほど2人が好きになる。

    第1部と第2部は繋がりがないのかと思いきや、切ない想いと巧みな構成に感動した。
    短編だけじゃなくて長編もこんなに面白いなんて。
    もっと読みたいのにAudibleではここまでしかないのが残念。
    コナン・ドイルのSFも今度読んでみたいな。

    さて、次のAudibleは何を読もうか…。
    Audibleは残念ながら海外古典ミステリーが少ない。
    クリスティーの攻略本で何度も名前が出てくる「横溝正史」が気になるので読んでみようかな。
    Audibleにて。

    • Naotyさん
      あやたろさん
      コメントありがとうございます!
      「観てないなんてもったいない」というあやたろさんのお言葉がすごい刺さりました
      (⁠*⁠˘⁠︶⁠...
      あやたろさん
      コメントありがとうございます!
      「観てないなんてもったいない」というあやたろさんのお言葉がすごい刺さりました
      (⁠*⁠˘⁠︶⁠˘⁠*⁠)⁠.⁠。⁠*⁠☆
      あやたろさんのコメントを読んだらホームズもポアロも絶対に観ようと思いました!!
      教えていただいて本当に嬉しいです。
      ブク友さん達に色々と教えていただけるので、本当にブクログをはじめて良かったです。

      マープルもドラマを観たら一気に大好きになって、小説もすごく面白くなりました。
      ホームズとポアロのドラマもきっとはまってしまうと思います。
      ポアロは三谷幸喜さんのドラマの野村萬斎さんのポアロしか知らないんです(^_^;)
      あやたろさんのコメントで本家のポアロが楽しみになってきました。

      また色々教えていただけると嬉しいです!
      いつもありがとうございます。⁠◕⁠‿⁠◕⁠。
      2024/08/09
    • あやたろさん
      遂に本日audibleデビューしました!もちろん聴くのはシャーロック・ホームズ。とりあえず無料のお試し期間で試してみたかったので忙しい月末を...
      遂に本日audibleデビューしました!もちろん聴くのはシャーロック・ホームズ。とりあえず無料のお試し期間で試してみたかったので忙しい月末をはずしての満を持して?のデビューです。まだホームズと出会ってないですが本で読むのとはまた違う感じです!
      本だと意識しないまでもちょいちょい軽く読み飛ばしてる部分があるみたいで、あ、そういう話なんだって読んだことあるのに新しい本読んでる気分で新鮮です。ホームズがどんな感じなのか楽しみです。
      無料の間に色々と読んで…聴いてみたいと思います!
      2024/09/02
    • Naotyさん
      あやたろさん
      遂にAudibleデビューされたんですね!!
      私も最初無料からはじめて無料期間が終わったらやめてました。
      やめてしばらくすると...
      あやたろさん
      遂にAudibleデビューされたんですね!!
      私も最初無料からはじめて無料期間が終わったらやめてました。
      やめてしばらくすると、「あなただけ特別に2ヶ月99円!」のメールが届くので、それを2、3回くらい99円で試してました。
      忙しい時はそれでも十分楽しめました(^o^)

      本とはまた違う楽しさがありますよね!
      個人的にはヘッドホンで聴くと本の世界に入り込みやすくて好きです♪
      2024/09/02
  • ホームズによる見事な推理に爽快!楽しめました。
    ワトスンとホームズの出会いの場面を知ることができて感動しました。
    ひと目見て「この人はどんな人か」当ててしまうホームズに驚愕。その観察眼が素晴らし過ぎます。
    ホームズ作品、またじっくり読んでいきたいと思います。

  • あまりに有名な探偵小説であるし、
    身近なファンにかいつまんだネタバレは聞けるし(笑)で、これまで手を出して来なかった本作。

    超個人的な今後の野望として、クリスティ未読作品を押さえつつ、コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズを読破した後に松岡圭祐 作 「シャーロック・ホームズ対伊藤博文」を読んでみたいなぁ、とわくわく。の第一歩として「緋色の研究」からスタートしてみたのでした。
    いつ終わるか分からないけど、のんびりいこう〜

    さてさて「緋色の研究」
    読んでみて、やはり面白い。
    ホームズが体系的に一つ一つの事象を捉えて事実に結びつけていく様子に、ワトスンと読者も共にあっ!と言わされる感覚が気持ちいい。
    第1部の最後の場面でそれが最高潮に達すると、その後は終わりに向かってまっしぐら。僅か200ページもない本書だが、大胆な二部構成がキマっている。当時のイギリスとアメリカの世情とかが知れるのも面白いです。

  • 緋色の研究は、ホームズとワトスンが出会い、同居し、初めて二人で取り組んだ事件として有名です。

    この話は、二つのパートに分かれています。第一部では、イギリスで、2人のアメリカ人男性が殺され、警視庁から犯人捜査の依頼を受けます。ホームズは、丹念に現場を検証し、2人の刑事から話を聞き、犯人を導き出します。第一部では、殺された2人の男性、犯人共に、人物像などが具体的に語られていないため、読んでいる方としては、モヤモヤ感が残ります。

    しかし、第二部に入ると、この事件の背景が、場所をアメリカに移して語られます。第二部はとてもテンポ良く読め、特に、この殺人事件の発端となった、父と娘が、ある宗教団体にジワジワと追い詰められる場面は、ドキドキし、ページをめくる手が早まりました。ホームズの圧巻の推理力に脱帽です。19世紀当時のイギリス、アメリカの事情もわかり、おもしろかったです。

  • 読み終わった…というより、聴き終わったです。
    遂にオーディブルデビューしました!そして初作に選んだのがこちらです。もちろん初見ではないです。小学生の頃に子供向けに書かれた本を読み、大人になってから原文から訳された本を読み、そして今また今度は耳で読みました。
    所蔵してるので過去に何度も読んだことあるはずなのですが、目で文章を追っていると緻密に一文字一文字読み込んでないのか今回、耳で聞くことでそんなくだりあったっけ?と新鮮でした。

    こちらはワトソンとホームズの出会いが書かれた長編ですが、わたしが初めて読んだホームズものもこちらでした。まだホームズとワトソンがお互いに気を許していないというか、信頼関係が出来上がってない微妙な距離感が逆に新鮮な一冊です。

    この話にはルーシーという、可愛らしい天使のような女の子が出てくるのですが、朗読の方(大人の男性)が高い細い声色で読み上げるのだけがどうにもいただけませんでした。朗読だから1人でやらないとなのでしょうか。。

  • 角川文庫のホームズ、訳がすごく読みやすい!不自然さもなくスラスラ読めて頭にも入ってきたので私には合っていました。
    1部の終わりで突然の犯人逮捕で、しかも名前聞いても誰?って感じ。2部に入った時に突然全く違う物語が始まってなんだ?なんだ?と思いつつ引き込まれる物語に、これは犯人が殺害に至るまでの物語と知りました。
    とにかく言いたいのは、面白かった!!!です。

  • 言わずと知れた超有名コンビのミステリー。
    探偵ホームズと相棒ワトスンの出会いが見どころ。
    2人の物語の幕開けは「緋色の研究」なる話から。

    2部構成で、第1部と最後はワトスンの語り。
    第2部は、事件の動機の物語が別視点で展開する。

    推理物ではあるが、内容としては冒険物にも似た、さしずめ復讐劇といったところ。読んでて犯人に感情移入してしまいました。

  • 下宿を探していたワトスンが知人の紹介でホームズと出会うところから始まる物語。空き家で見つかる傷なしの死体残る血痕。血で描かれたメッセージの意味とは。第一部で犯人を捕まえたあと、全く雰囲気が変わる第二部で事件の謎が全て解ける……

    ホームズとワトスンの出会いの物語だと聞いていたので、第二部に入って「ん?んんん?」となったけど、読み終わったらすごく良かった!!ドイルは歴史やSFも書く人だもんなー。納得。
    第二部を読むと一気に話に厚みが出る気がする。ドイルは短編しか読んだことなかったんだけど、長編面白いな!!

  • めちゃおもしろかった
    ワトスンとホームズの出会いとか読めてわくわく
    最初ワトスンがこの同居人はなにをしてる人なんだろ?とか本当に見ただけでその人の職業とかを当てることなんかできるのか?って疑ったりするのもいい

    事件解決が1章目でその事件が起こるまで遡った話が2章目
    2章目の本当に最後の最後にホームズ達が登場して二つの話が繋がる
    ワクワクしっぱなしの本
    当たり前に続編読みます

  • 想像を遥かに超えて読みやすかった!流石は名作、とてもとても面白い。ワトソンの書き記したシャーロック・ホームズという人間の観察記録を読み進めていくといった形式で物語が展開されていて、どんどん世界観に入り込んでしまう。

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著者プロフィール

アーサー・コナン・ドイル(1859—1930)
イギリスの作家、医師、政治活動家。
推理小説、歴史小説、SF小説など多数の著作がある。
「シャーロック・ホームズ」シリーズの著者として世界的人気を博し、今なお熱狂的ファンが後を絶たない。

「2024年 『コナン・ドイル 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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