緋色の研究 (角川文庫)

制作 : えすと えむ  駒月 雅子 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年2月25日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042982210

緋色の研究 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ホームズは青少年時代幾つか読んだはずだが、緋色の研究は初めてだった。BBCの現代SHERLOCKの再放送を見て、元はどんな話なんだ? と思って今更ながら読んだら、思ったより面白かった(青少年時代はホームズにははまれなかった)。
    ワトスンは、ちょっと鈍い幇間役のように思っていたが、ナルシストのホームズを褒め上げて(しかもナチュラルに)喜ばせていて、結構掌の上で転がしてる小悪魔じゃないかと思った。

    クラシックな因縁話を、探偵の語りや犯人の告白によるのではなく、それはそれで語っていて、映画的というか、映像化したらそれは再現映像でいくよね、というのを小説で実現しているのが新鮮だった。しかし、このネタは確かに今このまま使うのは無理だろう。
    過去の因縁の被害者については、そんな待ってないで今すぐ逃げて~、とか、そんな長時間2人を置いてっちゃうなんてなんてバカなの~、とかもどかしかったが、そこで助かっちゃ話にならないから仕方ないか。

    ホームズの推理は、そんな奇抜でもなく、発想に頼るわけでもなく、現代警察だったら通常の捜査で犯人突き止められたろう、という常識的なものだった。

    (BBCシャーロックは、導入部は意外なくらい原作に忠実だということがわかった。後半は全然違ったけど。肝心の殺害方法は、ドラマのように、確実に毒を選ばせる方法(ドラマでも明らかにされなかったが)があるとかではなく、ガチ勝負だったし。)

  • ホームズは高校生までに全作読破済みでこれまでにもふと読みたくなっては何度も再読を繰り返してきた。ので、初読ではないが、こちらの訳では初読。へえ、こんなの出てるんだ、と表紙につられて思わず購入した。そんなに物凄く違いはしないけど、なんとなく、軽い感じ。でも、読みやすくはなってるような。。。
    とそれはともかく、緋色の研究。
    これはもう言わずと知れたホームズの第一作目にして、ワトスンくんと出合いベイカー街221番地Bでともに暮らし始める記念すべき作品。
    ホームズの長編ではバスカヴィル家の犬が一番好きなのだが、やっぱり緋色の研究も外せない。
    面白かったのが、読みながらついつい折ってしまうドッグイヤーが他の訳のものとおんなじ所につけていたこと。何回読んでも好きなところは好き。
    そういえば、米大統領選の話題でモルモン教と聴いて最初に思い浮かんだのがこれだったなという記憶も新しい。
    ともあれ、ホームズは最高だ。

  • ホームズ物は、何度読み返しても新しい発見があって面白い!特に映画やドラマを見た後には再読したくなるのがホームズなのですよね~(^^)第二弾、面白かったです!映画のロバート・ホームズもかなりいいですが、私はジェレミー・ホームズ推しです(^^)ドメジャーですね…
    あ、でもワトソンはジュード・ワトソンが好き~(//v//)
    ワトソンがおデブさんって定型はドラマで作られてるんですよね。原作では太っちょな描写は(多分)無い筈なのに、ぽっちゃりイメージが定着しちゃったワトソン君、ドンマイ(笑)。
    あと、今回改めて読み込んで気付いたけど、緋色の研究のホームズ、今の私と同い年~\(^o^)/ギャー

    閑話休題。ホームズとワトソンの馴れ初め話、緋色の研究です。
    ホームズの人物像や独自の捜査をしっかり描写したシリーズ導入作。ワトソン君、最初からホームズの慧眼に素直に感心しきりなのが可愛い(笑)。もうちょっと「こいつ頭大丈夫か」「一杯食わされてるのかも」な描写があったような気がしたんだけどなあ、気のせいでした(^^)多分パスティーシュとごちゃ混ぜになってるな…

    嫌に「スコットランドヤードに手柄を奪われる」ことに反感を持ってるホームズがちょっと新鮮でした。レストレイド警部に花を持たせてやるべ、な余裕は後年の物だったのね…

    その痕跡で、どうしてそこまで推測できる⁈な推理多数ですが、ワトソン君は感心一徹で突っ込めないし、検討外れな捜査合戦を繰り広げる警部二人は滑稽だし、今読むとちょっとおバカさん多すぎるなあ(笑)。
    第二章の犯人の回想と、結末の切なさがシリアスに舵を戻してますが、最後の最後で結局「手柄横取りのスコットランドヤード」にホームズがチクリとやってるのが楽しい(笑)。
    改めて読んだら犯人当てじゃないですね。ホームズの神業推理と、周りのキャラ達のドタバタが楽しめるホームズデビュー作です(^^)



    戦争で心身共に傷を負い、暫くの間政府の見舞金で怠惰に暮らしていたワトソン。そろそろ資金も尽きかけ、同居人を探そうと考え始めた彼に紹介されたのは、科学実験に傾倒する奇妙な男だった。「アフガニスタンに行っていましたね?」初対面でワトソンの過去を言い当てた彼こそ、知る人ぞ知る名探偵シャーロック・ホームズだった!
    後に数々の事件に探偵&助手として取り組んでいくホームズとワトスンがベイカー街に一緒に住むようになった経緯と、初めて取り組んだ事件。

  • ホームズとワトスンの出会いの話。
    ホームズの変人ぷり・奇才ぷりが存分に発揮されていて、とにかくどきどきする。
    ホームズは推理モノではなく、「探偵小説」なのだなあということを改めて思い知った。

  • ゲーム「大逆転裁判」に、シャーロック・ホームズが登場するのでそれをきっかけに読みました。昔に、何度か読みかけてあまりの読みにくさに挫折したのですが、新しく書かれた翻訳の物を買ったことでかなりスラスラ読めました。古いものだと言葉の意味が現代と微妙に違うところもあるのですが、時代に合わせたわかりやすい言い回しや表現に直されていて非常によかったです。
    あと、ホームズの推理につてまったく知らなかったのですが、かなり科学的な見地から推理をしていたんですね。ミステリーが流行りだした頃の本とはいえ、当時としてもかなり特出したジャンルだったんではないですかね〜。
    ワトスンとのやり取りなんかも、可愛いなぁってなります。おっさん同士がわちゃわちゃしてるんだけなんですけど。お互い心を開きかけてるのが見えるのがとってもステキだなぁ、萌えるなぁっていう感じでした。

  • 緋色の研究
    アーサー・コナン・ドイル[著] 駒月雅子[訳]
    角川文庫
    ISBN978-4-04-298221-0
    http://www.kadokawa.co.jp/product/200911000537/

  • ドラマのSHERLOCKにハマって、小説にも手を出してみました。思ってたより読みやすくて、本の中のシャーロックも誉められて喜ぶ可愛い人でしたw
    表紙もお洒落♪

  • 小学生の頃に少し背伸びして読んでみたホームズものは、なんだか難解な言葉ばかりが並んでいて、すぐに飽きて、読むのを諦めてしまった。

    僕がその時手にしたのは小学校の図書館に入っていた重厚な青色の装丁の本だったように思う。

    今回のこちらは角川文庫で、大人になった今となっては文章も読みやすい。
    小学生の頃のリベンジだと思って読んでみた。

    面白い。

    これは面白い。

    そして大変に読みやすい。

    ホームズの作品を改めて読んでいこうと思えた。

    ミステリは好きだったけど、海外作品、特に探偵物、ホームズものなんてこれまできちんと読んだことがなかった。
    でも今回、この本を読んで、決めた。
    海外文学も読んでいこう。

    そう思わせてくれたこの本には、大変ありがたく思う。

  • 実は長編ははじめて。やっぱり前半のミステリ部分より、後半のほうが楽しいんだよな。ドイルが自分をミステリ作家と呼ばれるのを嫌ったってのもわかる。

  • ずいぶん前にバスカビル家の亡霊を読んで以来の久しぶりシャーロックホームズ。
    映画のシャーロックホームズを観たらどうにもこうにも読みたくなって読んだら、なんだか思ってた小説のシャーロックのイメージが違くて、映画のイメージのがこの小説のシャーロックと凄く近くてちょっと嬉しかった。
    というか、バスカビル家の読んだ本が青い鳥文庫だったから訳が子供向だったのかな??

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