運のいい人の法則 (角川文庫)

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レビュー : 47
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042982258

作品紹介・あらすじ

世の中には、「運のいい人」と「運の悪い人」がいる。英国の心理学者リチャード・ワイズマン博士は、幸運と不運を隔てるものに興味を抱き、「運の科学的研究」を開始した。ちょっとしたアンケートから始まった調査は10年の長期に及び、協力者は数百人に上った。その結果、博士は「運のいい人」に共通する"四つの法則"に辿り着く。さらに、運は考え方と行動で変えられるという-。世界30カ国でベストセラーとなった"運"の科学書、待望の文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • この本を読んでも、必ず宝くじが当たるわけではない。
    だが、今より運がよくなることは間違いない。

    運がいいと思っている人は、人から見て羨む結果を持っていることがある。
    また逆に、運が悪いと思っている人は、不運な事故に見舞われていることが多い。
    これらの全ては本当に運・不運で発生してしまったものもあるだろう。
    だがそうではなく発生しているものが、実は数多くあるということだ。
    そのことをたくさんの実験を通し、説明してくれている。

    そして、それらの結果と自分と照らし合わせると、
    運をよくするために必要な行動がわかる。
    後は行動するだけ。

    (以下抜粋。○:完全抜粋、●:簡略抜粋)
    ○心理学の世界では長年の研究から、
     私たちの性格はわずか五つの特性によって説明できると考えられている。
     五つの特性の組み合わせによって、一人ひとり性格が違うというわけだ。
     これらの特性は一般に、「協調性」「誠実さ」「外向性」「神経症的傾向」「開放性」
     と呼ばれている。(P.59)
    ○「対人関係の磁石」も、偶然のチャンスに出会う確率を高める。(P.64)
    ○そう、どれも違うカードだったのだ。(P.73)
    ○運と直感についての調査からは、
     運のいい人がさまざまな方法で自分の直感を高めようとしていることもわかった。
     頭をからっぽにするだけの気分転換もあれば、
     時間をかけて本格的な迷走をする人もいる。
     静かな場所を探したり、日をあらためて問題点を考えなおしたりするのも効果がある。
     (P.146)
    ○幸運が目の前にあるのに気づかない人もいる。
     そういう人は窓を見て、「ああ、今日は雨か」と思う。
     でも僕は、雨が降っていたら、「明日は庭の花が咲くだろう」と喜ぶんだ。(P.163)
    ○アメリカの高校教師を対象にした有名な実験がある。
     心理学者は教師たちに、クラスの生徒数人が心理学的に見ると「大器晩成型」で、
     将来は何か大きなことを達成するだろうと説明した。
     実際は、それらの生徒には何も特別なことはなく、無作為に選んだだけだった。
     それから数か月間、教師は無意識のうちに、
     大器晩成型の生徒をほかの生徒より励ましたりほめたりして、
     授業中に質問する回数も多かった。
     その結果、無作為に選ばれた大器晩成型の生徒は周囲よりも成績が大幅に上がり、
     知能テストの得点も高かった。(P.169)
    ●ゴミの山から宝物を探す(P.250)
     ★状況がさらに悪くなった場合を想像する。
     ★運の悪い出来事が、あなたにとって本当に重要か考える。
      財布を落としたとしても、長い人生を考えたら、たいしたことではないかもしれない。
     ★自身より不幸な人と比べる。

  • やすらぎの刻という最近のテレビドラマの主人公がつぶやく「ついていない」というのは運がないということなのでしょうか?
    そして、その運は変えられるものなのでしょうか?
    その「運」の解明に迫ったのが本書ですが、運のいい人は確実に存在するし、運の悪い人も存在する、そして運の悪い人が考え方や習慣を変えるだけで運が向いてくるというのも事実のようです。
    要は、ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」というテーマを少し統計的に検証した本のようです。
    例えばよく世間で言われる、失敗し続けてもあきらめず、成功するまでやり続ければそれは成功なのですが、それって卑怯じゃない?
    いつ成功するかわからないから人は諦めを受け入れるわけで、いくらやり続けても成功が100%約束されているわけでもありません。
    実際にやり続けて成功した人のみが、成功体験を語っていることを考えれば、その途中で刀折れ矢尽き野垂れ死にした無数の失敗者がいるわけです。
    もちろん、その失敗は運だけではなく、様々な他の要因が考えられるわけですが、成功のみ強運で語られるのもちょっと違うような・・

    いろいろと考えさせられる本ではありました。

  • 確かに世の中には、運がいい人も運の悪い人もいる。その違いを本当に調べて科学的に明らかにしようとする人もいる。その調査の結果と結論を紹介するのが本書。
    大半のまともな人が想像する通りその結論は明確です。著者の言葉を引用すれば、
    「運は魔法の力でも、神様からの贈り物でもはい。そうではなく、心の持ちようなのだ。どのように考え、どのように振る舞うかなのだ。」
    ということ。そりゃあそうでしょう。やっぱり。要はプラス思考の人の方が運が良くなる。それを科学的な調査から明らかにしたのが著者の研究の面白いところですが、それだけではなく、その調査結果から、運のいい人が運の悪い人と異なる性格・振る舞いを抽出して、4つの法則として分かりやすくまとめているのも本書の面白いところです。例えば、懸賞に当たるためには、たくさん応募すること。運のいい人はやっぱり沢山応募している。確率は誰にでも同じでも、運のいい人はそのチャンスにトライしそのチャンスを見逃さない行動と考え方を持っているようです。さらに本書では、著者の調査結果をもとにした、運を高めるためのワークショップを実践できるように構成されています。運が悪いと思っている人はもちろん、そこそこ運が良いと思っているひとでも、本書にしたがって実践してみることができます。

  • 大一番の仕事でセンシティブなときに購入して、すぐに読破。
    よくある自己啓発系だが、アカデミックに運をとらえ、アンケートを取った結果などから定量的に傾向把握をしているところが面白い。

    ポジティブに物事をとらえ、常に感謝をして、無理に自分の思い通りにすべてをしようとしない、そして周囲を見渡す余裕を持つこと、そしてオープンマインドで人と人脈を作ること
    みたいなことが、運を良くする法則らしい。それは確かにそうだろうなあ…と。

    ポジティブ→物事を良い方向にとらえるので、運が良く感じやすい
    感謝をする→人が助けてくれやすい
    無理に思い通りにしない→ダメというライン強くない
    余裕を持つ→視野が広がり、チャンスを見つけて良い方向に進みやすい
    人脈をつくる→頼れる人が増える
    みたいな因果関係を持っているように思う。

    この本のお陰で、仕事を楽しむことできて感謝。

  • 運は天にあり、ではなく自分で変えられるもの

  • 運のいい人、悪い人の考え方が引き起こす現象を
    『事例』→『仮説』→『実験』→『検証』をひたすら繰り返す

    確かに運のいい人の法則は理解できるが、実験をして数値化する事への意味はあまり感じられなかった

    言ってることは理解できるが理屈臭くて人間味があまり感じられなかった

    直感を大事にする運のいい人は読まなくて良い気がしました

  • 自分は運が良い方だと思うが、さらに運を良くするように本書に書いていることを試したい。

  • 「運のいい人と悪い人の違いは何か?」。そう疑問に思った英国の心理学者が、運の良さを科学的に研究した。その結果わかったことは、生まれつき「運のいい人」はいないということ。「運のいい人」から抽出した4つの法則を実践すれば、誰でも今より幸運になれる。

    あなたは不運に見舞われたとき、どう考えるだろうか。「運のいい人」にも、悪いことは起こる。そんなときは、彼らも「ツイてない!」とこぼすのか。本書によると、そうではないようだ。「運のいい人は不運を幸運に変えることができる」(p204)という。
    中国の古典『准南子』に、こんな話がある。
    中国北方の塞(とりで)近くに住む老人の馬が逃げ出した。人々は気の毒がったが、老人は「そのうち福が来る」と言う。しばらくすると、その馬が駿馬をつれて戻ってきた。人々が祝福すると、「これは不幸の元となるだろう」と言う。ある日、老人の息子が駿馬から落馬して足を折った。人々が見舞うと、「これは幸福の元となるだろう」と言う。後日、戦争が起きて若者の多くは戦死した。しかし、老人の息子は足を骨折していたため兵役を免れて死なずに済んだ。
    この話からわかるのは、物事には吉凶両面があるということ。「運のいい人」は、不運のプラス面を見ているので、必要以上に落ち込まないのだ。

    本書の優れている点は、運が良くなる科学的な方法を紹介していること。科学的である条件は、「やり方が同じならば、誰でも同じ結果を得られること(再現性)」と「原因と結果がハッキリしていること(因果関係)」である。
    ここで重要なのは、再現性のほうだ。つまり、同じやり方(4つの法則)をとれば、同じ結果(幸運)が得られるのである。本書を読んだ時点で「運のいい人」になったと言っても過言ではない。

  • 運の良し悪しはその人次第だと改めて理解できた

  • 運のいい人と悪い人の相違点を統計学的に解説している本。
    運のいい人の思考、行動をそのまま行ったからといって運がよくなるとは言えないかもしれないが、1ヶ月間はひたすら取り組んでみようと思った。
    私が取り組みたいのは1週間に、知らない人やあまり親しくない人に話しかけるというものだ。はいいいえで答えられる「閉じた」質問ではなく〜はどう思う?などの「開いた」質問を心がける。身振り手振りなどから開いたイメージで、アイコンタクトは絶やさず行う。
    新しいことに挑戦する。やりたかったけど、やっていないことを1〜6に割り振り、サイコロを振りその通り行動する。振り直しはなし。新しいことに挑戦することにより前頭前野の働きも強め凝り固まった考え方などをほぐす効果もある。
    直感を高める。洞穴の老人を訪ねる。洞穴の老人に訪ねるイメージで行う。詳細は144p

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著者プロフィール

ロンドン大学で心理学を専攻。エジンバラ大学で博士号を取得。本作が30カ国でベストセラーに。

「2011年 『運のいい人の法則』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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