スターガール (角川文庫 ス 19-1)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年6月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784042982272
感想・レビュー・書評
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結局、個性ってのは許容できる枠の中でだけ許されるもので
空気を読むことがとても大事ってことなのかなあ。
彼女が誰にも似ていなくて、魅力的であるのは間違いないのだろうけど、
飛び向けた個性は、自分のごく近い位置にいると話は別。
彼女のことが好きでも、恥ずかしくない程度に留まっていてほしいし
周りから認められないような状態は望ましくない。
まあ、自分とは遠いところにいて、
あとで思い出す分にはネタとして上等、ってことなのかなあ。
結局彼女がナチュラルなのか、そうでないのか、
気にしているのか気にしていないのかがよく分からない所が
また読んでてブレちゃうんだろうなあ。
受容と拒否のタイミングが、自分の感覚と合わないままに展開されるので、
置いてきぼりを食ってしまう。
たぶん、ここが自分のテンポと合えば、
この展開にわくわくして乗っていけるのだと思う。
日本だけでなく、子供って窮屈な場所で
けん制しあってるんだなあなんてことを考えてしまった。
秘密の場所のシーンは、色合いとかスケール感とか静けさとか
思い浮かぶ映像が美しくてよかったな。 -
強引に スターガール→主人公のアニマ アーチー→私の老賢人 と設定して読めなくもない。青春コメディーと思いきや「いじめ」の実情にも深く言及しており読んでいてつらいところも。でもやっぱり最初から最後までこの本は優しい雰囲気に包まれている。
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個性を出して生きるのは楽しいだろうけど、苦しくもあると思う。
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もう一回読み直したいから拓也さんに借りよう。
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主人公レオとスターガールの間に存在差がもどかしくもありました。ですが、そんな2人の掛け合いも素直で素敵です。
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10年以上前に読んだ本だけどまだ覚えてる。
主人公の女の子が個性的でうらやましかった。 -
学生時代を彷彿とさせてくれる物語
主人公のように自分らしく生きれたら良かったなーと思った作品 -
切ない。大切なものはそれが手にあるうちは気づかないが、無くなったときに初めてわかる。
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荒川アンダーザブリッジのニノさんの学園ものみたいな。