般若心経講義 (角川ソフィア文庫)

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レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043007011

感想・レビュー・書評

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  • 自分の勉強不足のせいだが,よく吟味して理解することができなかった。
    仏教者の思考を窺うことはできた。

  • 般若心経についてわかりやすく書いてある。筆者が僧・仏教学者ということで、思想というよりはやはり宗教の本という印象。それでも比較的中立な立場で書かれており、思想の勉強には十分役立つ。

  • ラジオ講座を本にまとめた?ものらしい。
    いかにも田舎の年寄りに向けて語られているような内容です。けど悪くはない。

  • ちょっと前から仏教に興味がわいたが、この本の内容は般若心経のおのおのの経文について、説明を加えた本。非常に良かった。
    因縁の考え方、色即是空等、今までいくつかの本を読んだが、この本が一番わかりやすく、納得感がある。
    ただ、この本に書かれている通り、経文について説明を加えることの難しさもわかる。所詮は文字で伝えられることは限定的でそれでは本当の意味を伝えることは難しい。
    それでも、この本で試みていることはとても有意義だと思う。

  • 本書は戦前のラジオ放送の講義をもとに書かれたもので、般若心経の解説書としてはもっとも定評あるものとのこと。評判通り、いろいろな話を交えてのわかりやすい解説となっている。
    玄侑宗久の『現代語訳 般若心経』ではあえて訳されなかった「最高の咒文(じゅもん)」も、ここではきちんと訳されている(巻末の注には英訳も掲載)。なるほど、こんな内容だったのか。ゾクッとするワクワク感がある。
    よくこの手の本で用いられるのが、仏教のロジックを最先端の科学の例を交えて説明しておきながら、「世の中には科学では解明できないものもある」と結局は否定するという論法(本書は控えめ)。「右翼の元祖のようにいわれる頭山満と、左翼の家元のようにいわれる中江兆民が、個人的には実に深い親交を結んだことをご存じですか。一つの思想、根源を極めると、立場を越えて響き合うものが生まれるんです」とは田中清玄の言葉。仏教の教えが真理であるならば、仏教を極めれば科学に、科学を極めれば仏教に近づいていくのではないか(こんなことを言うと「科学こそ人類が生んだ最大の宗教である」という声が聞こえてきそうだが)。
    面白かった言葉「宗論はどちら負けても釈迦の恥」。

  • 般若心経には大乗仏教の核心である「空」のコンセプトが簡潔に書かれている。なので、膨大な仏教教典のエッセンスがもっとも詰まったものが般若心経ということになる。この講義では、般若心経が伝えようとしている「空」をたとえ話や俳句、故人の逸話などを用いながら丁寧に教えようとしていた。「空」を知るために必要な「因縁生起」という因果関係のネットワークについても分かりやすく説明されていた。

  • あたいのトラ馬的な色即是空のこととか考えてたのと、般若心経は読んどかなあかんやろと思って中古で見つけて買った。すげーおもしろいていうか身持ち的にしっくりしてて気持ちいかった。てきつーに。ちなみに大学時代で、この後まるとかしか絵が描けなくなって、大学で禅画みたいって言われて、教授にそっち行っちゃったかー、、と言われた。うーん、げんだいびじゅつの範疇のつもりだった、と思った。(でもそれも微妙だった。)この著者の人のことよく知らないけどこの坊さんありがたいと幻想まじりで思ってる。(読むときだいじ。イメージって。)☆五つにするのが一応宗教ものってことで恥ずかしいけど、まあ意味もないなと思ってもう知らん。

  •  「般若心経」という言葉は一度ぐらいは耳にしたことがあるかも知れません。しかしそれがどういうものなのかを知る人は少ないのではないでしょうか。この本はそれを平易に解いてくれます。<br>
     まず、なによりも驚くのは般若心経というお経自体はとても短いということです。<br>
    「観自在菩薩行深般若波羅蜜多時照見五蘊皆空度一切苦厄舎利子色不異空空不異色色即是空空即是色受想行識亦復如是舎利子是諸法空相不生不滅不垢不浄不増不減是故空中無色無受相行識無眼耳鼻舌身意無色声香味触法無眼界及至無意識界無無明亦無無明尽及至無老死尽無苦集滅道無智亦無得以無所得故菩提薩&#22517;依般若波羅蜜多故心無&#32611;礙故無有恐怖遠離一切顛倒夢想究竟涅槃三世諸仏依般若波羅蜜多故得阿耨多羅三藐三菩提故知般若波羅蜜多是大神呪是大明呪是無上呪是無等等呪能除一切苦真実不虚故説般若波羅蜜多呪即説呪日掲諦波羅掲&#25573;波羅僧掲諦菩提薩婆訶般若心経」<br>
     之で終わりです。声に出して読むとたぶんあっという間でしょう。「心経」の心というのは要点のような意味で、つまり長いお経の要旨をまとめたものなのだそうです。仏教のことを何も知らない私でも、へえこういう考えを説いているんだなあと興味深く読むことが出来ます。宗教というとなにか胡散臭いものとして感じる人も多いのかも知れませんが、中身をしれば面白く感じられるのではないでしょうか。

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著者プロフィール

1894年~1948年。愛知県出身。
真言宗智山派僧侶であり、仏教学者でもある。
智山勧学院大学卒業後、内地留学生として大谷大学、奈良東大寺に学ぶ。大谷大学では西田幾多郎に師事しており、宗教学に加え哲学分野への造詣も深い。
1934年には、東京放送局より「般若心経講義」を放送し、人気を博す。一方で、友松円諦と共に「真理運動」の中心的存在となり、
月刊誌「真理」への執筆や講演など、精力的に啓蒙運動を展開した。
著書に「密教概論」「弘法」「空海と最澄」「父母恩重経講話」「仏教概論」などがある。

「2014年 『般若心経講義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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