本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043017010
感想・レビュー・書評
-
教科書で名前だけは知っているけどどんな本かは知らない、という本を読んでみよう、が最近のプチマイブームなので手に取ってみた。
抄訳。原書はこの3倍くらいあるらしい。
四半世紀に渡る大旅行が、淡々とした筆致で口述筆記されている。本人が立派な神学者だったからだろうが、(いくつかの例外は除き)どこに行っても歓待されているのは、意外だった。昔から世界はそこそこ国際的でかつ寛容だったようだ。
道中色んな人がどんどん死んでいくのだが、作者は何度熱病に罹ろうが、黒死病の中を通過しようが、生き延びている、という点、偉業を達成するにはまず体力なんだなあと思った。
P59
メッカの市民は、行いの正しいこと、親切なこと、不幸な人々に対し物惜しみをしないこと、異国の者を大切にすることなどの点でとくにすぐれている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
訳:前嶋信次、原書名:Tūhfat Annathar Fi Ghara'ib Al-Amsar Wa Aga'ib Al-Asfar(Abū Abd allāh Muhammad ibn Abd allāh ibn Muhammad al-Rawātī al-Tanjī)
全3件中 1 - 3件を表示