運と気まぐれに支配される人たち―ラ・ロシュフコー箴言集 (角川文庫)

制作 : Fran〓@79CF@ois de La Rochefoucauld  吉川 浩 
  • 角川書店
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本棚登録 : 70
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043160013

作品紹介・あらすじ

驚くばかりの心理分析と鋭い人間観察が、人間のあらゆる心の動き、あらゆる行為-愛・友情・勇気-の奥底にひそむ真理-自己愛-をひとつ残さず的確に暴き出す。フローベール、ニーチェ、ショーペンハウエル、トルストイ、芥川龍之介らの「枕頭の書」としても知られる。究極のアフォリズム集。

感想・レビュー・書評

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  •  エロゲ「それは舞い散る桜のように」のキャラクター、八重樫つばさちゃんが中学時代に読んでしまった箴言集。どんな紹介だよ。運とか恋とか愛とか常識とか気分の変化とか、そういう偶然的・蓋然的・恣意的なものを、必然性があったのだと信じる大衆に「いや、お前らが言うよりも世の中は運のみやで」とロシェフコーが言った本。

  •  著者のラ・ロシュフコーは17世紀のフランスの貴族です。大貴族の家に生まれながら激動の人生を歩み、強い人間不信にも陥りました。そういった背景が、彼一流の厳しく辛辣な人間認識を醸成しました。
     解説によると、ラ・ロシュフコーが残した文芸作品は、この1冊だけだったと言います。その1冊が、人間観察の鋭さ・深さが故にニーチェ・ショーペンハウエル・トルストイ等々、多くの国々の錚々たる作家・哲学者たちにとっての「枕頭の書」となったのです。

  • 【含蓄】自己の腕前を人に示さないことこそが真の腕前である。含蓄ある多くの言葉たち。

  • 本棚からはらはらと、落ちる。懐かしさに手を取る。ページの折れがいくつも。そこにいたわたしはまだ10代の生意気なガキだった。

  • 岩波の訳の方がいい。

  • そこそこ面白かった。

  • 鷲田清一などによく見かける「他者の視線によって形成される自己」の言説をシニカルに言えばこうなるのだろう。
    何度も読み返してきたが、他者に影響されているときほど鋭く突き刺さるように思える。

    原文とのニュアンスの離れ具合は分からないが、他の訳よりも断定的で心地よい。

  • 箴言集:戒めとなる短い句集。

    まあ、確かに、「そうかもね」とは思うけれど、なんていうか、読んでいて、作為的に卑下しているような文面自体に、戒め的な品格、オーラみたいなのが全くなかったので、途中で読むのが面倒になってやめちゃった。

    「あー、わかるわかる、そーいうのあるよねー」
    という複数で同調する空気を味わいたい人にはおすすめかも。

  • 読書状況は“読みたい”だが、実際は“昔読んだがまた読みたい”である。
    人間を厳しく……厳しくと云うか、冷静な目で観察をして言葉を向ける。
    それが、筆者の箴言であると思います。
    この本を読むと、どこかの言葉に必ず“悟る”はずです。
    嗚呼、(おそらく筆者は)キリスト教であるのに仏教用語を使ってしまった…!

    我日々精進

  • 箴言集なので、読みやすくおもしろい。
    内容もさることながら、表紙の絵(ボッスだったか?)もイカしすぎて切り取って当時の手帳の表紙にしてしまったため、行方不明。
    読み返すと再度中毒しそうなので、今は熟成中…。

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