いちご白書 (角川文庫)

制作 : James Kunen  青木 日出夫 
  • 角川書店 (2006年2月発売)
3.73
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  • レビュー :5
  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043205028

いちご白書 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 1960年代の後半、世界じゅうの学生たちが
    革命、すなわち世界を変えるための活動に取り組んだのだという
    特に、ベトナム戦争の真っただ中にあったアメリカでは
    反戦を主張する若者たちを中心に、ヒッピー・ムーブメントなるものが生み出された
    フォークロア・ファッションに身を包んだ彼らは
    愛と平和とフリーダムを唱えて
    これを生活の中に実践すべく、独自の原始的コミュニティを形成する
    …ただし、それは徴兵のがれの手段でもあった
    住所不定であれば、召集令状は届かないというわけだ

    コロンビア大学における学生運動が、一般のそれよりも少々複雑だったのは
    そこに、新しい体育館の建設問題が絡んでいたからだ
    コロンビア大学は、周辺の土地をほとんどタダ同然で手に入れていたのだが
    それは、そこがスラム街…不法居住者に占拠された市有地だったからである
    市にとっては、これがスラム一掃のきっかけになればという
    もくろみがあったのだろう
    新しい体育館を建設するためには
    スラムの黒人や、プエルトリカンを排除する必要がある
    これを救済するために、体育館の建設に反対するというのが
    学生たちにとって、ひとつの大義名分だった
    もちろんそれは、ヒッピーの思想にも結び付く行為である

    しかし彼らが、貧乏暮しに憧れていたわけではあるまい

    「いちご白書」が書かれたのも、資本家のスポンサードを得るための
    デモンストレーションに過ぎなかったのかもしれない
    人間が、人間同士わかりあえるというならば
    「戦争せざるを得ない」と考える人々とも、わかりあう努力をしなければなるまい
    思うに
    ヒューマニズムとは、その場しのぎの真実であり、愛である
    欺瞞的だが、それが人間的ということだ
    少なくとも言えることとして
    大人になるということは
    たとえヒューマニズムのためであっても
    「それ」のために殉じることではありえない
    殉じるとは、大人になる前に死ぬということだからである

  • 56/04/08/09

  • 3/15
    学生運動に関する人物とか事件はわからなかったけど、19歳の学生が抱える違和感とか本音とかが伝わってきた。

  • これも途中までしか読んでいなかったことに気づきました…

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