わが闘争(上)―民族主義的世界観(角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (506ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043224012

感想・レビュー・書評

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  • ヒトラーの演説とナチスの宣伝方法は、大戦に敗北し政府の無能さを呪う大衆を惹き付けずにはいられなかったのだろう。

    現代にヒトラーというカリスマが出てきてないだけ幸いだが、今の日本にそれを望む風潮は間違いなく存在する。

    石原慎太郎氏や橋下徹氏は、彼らの欲求に応えていると言えるが、重要なのは、ポピュリズムに陥らずにどれだけ未来の日本の為になる政策を実行できるかであろう。

    今、ネットには数え切れないほど人々を扇動するような文句が並び、少数者を排除するのを煽る風潮がある。

    若者は特にナショナリズムに影響を受けやすいだけに、彼らが過激な行動に出ることを私は危惧している。

  • 疲れた。今まで読んだ中で一番疲れました。
    ただ、意外に真っ当なことも言っていることに驚いた。
    間違いなく天才なんだろうな

  • 歴史がわからないと意味がわからないとこはある。しかし、現代でも考えさせられる、学べることは多い。政治家は失敗したら辞めるというだけで責任あると言えるのか?また、読書は読むだけでなくそこから自分のものにしなければならない。

  •  
    ── ヒトラー/平野 一郎&将積 茂・訳《わが闘争(上)
    民族主義的世界観 19251926 19731020 角川文庫》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/404322401X
     
     Hitler, Adolf       18890420 Austria  Germany 19450430 56 /自殺
     Heß, Rudolf Walter Richard 18940426 Alexandria Germany 19870817 93 /
     
    20130405 2016年の著作権切れ後も出版禁止か
    http://anago.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1365126630/
    ── ヒトラー《我が闘争 1925‥‥-201601‥ 》注釈つきで再版
     
     Ex libris Web Library;《わが闘争 1925》初版
    …… 20151202 ドイツ 第2次世界大戦後初
    http://ichef-1.bbci.co.uk/news/768/cpsprodpb/349C/production/_86986431_8befa5ca-a0b9-40f6-b8cb-cc102c470bf4.jpg
     
     ミュンヘンの現代史研究所(IfZ)は、3500カ所に注釈をつけて4000
    部を刷る予定という。IfZ のアンドレアス・ビルシンク所長は、専門家
    のコメント付きで出版することによって、この本にまつわる「神話を打
    ち砕く」ことになると意義を説明した。
     しかしユダヤ系市民団体は、ナチスによる著作は再版すべきでないと
    抗議している。「わが闘争」が最初に出版されたのは1925年。ヒトラー
    が政権を掌握する8年前のことだ。1945年にナチス・ドイツが敗れた後、
    連合軍はこの本の著作権をバイエルン州政府に移管した。
     バイエルン州は、憎悪の扇動を避けるため、本の再版をこれまで拒否
    してきた。しかしドイツの法律では著作権の保護期間は成立から70年で
    終わるため、来年1月からは「わが闘争」の原文は自由に再版できるこ
    とになる。
     しかしドイツ当局は、ネオ・ナチ運動を後押しすることになりかねな
    いとして、一般読者による閲覧を何らかの形で制限する方針を示してい
    る。
    http://www.bbc.com/japanese/34981181
     
    (20110429)(20151202)
     

    • adlibさん
       
      20120425 14:59 221res 147res/h 3.3% ▽ 【国際】ドイツで
       ヒトラーの著作「わが闘争」、解説付き...
       
      20120425 14:59 221res 147res/h 3.3% ▽ 【国際】ドイツで
       ヒトラーの著作「わが闘争」、解説付きで出版 第2次大戦後初めて
      http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1335333557/-100
       
      2012/04/26
  • やっと読み終わった〜

    ヒトラーが書いた原文を訳したのか

    それともヒトラーが書いた文を訳したのを訳したのか

    良くわからんけど。。。

    この人の訳が下手なのか…それともヒトラーの

    書いた文が難解過ぎて日本語におこすのが大変だったのか

    そこが一番きになりましたさね。

    書物より、演説のが人の気持ちをグッと捉える事ができる

    とおっしゃってるアドルフさんは書物を書いていたのかな?!

    とかこの「わが闘争」を読む限りでは、あまり書物に力を

    入れていない印象 = 翻訳がどうとうかいうより

    書物に慣れていなかったのか、な〜っと勝手に推察。

    400ページくらいで

    文章が難しくて何回もググったぞ!

    それでも良くわからんとこが多々。

    主に上巻は、闘争というか、闘争なんだけど

    苦難な時代、青春期を描いたクリーンな印象!

    独裁者になって、世界をめちゃめちゃにしたとは

    考えられない。ような気が…

    ユダヤ人否定は、めちゃプッシュされてたけど

    なぜ、日本語で
    「独」 = ドイツ

    なのかが微かにわかった。

    この本、世界をGIGAZINEさんで世界をめちゃくちゃにした本

    10冊で紹介されていた本のひとつなんだけど
    ※興味津々でソク書いしちゃったいお

    どちらかと言えば世界をめちゃくちゃにした人が書いた本ww

    という印象。

    上巻では、あまり政治に関する事は書かれてない。

  • 取扱注意の禁書。今でもドイツでは発禁処分らしいね。
    プレゼン、演説に対してのノウハウが詰め込まれている。

    時間や場所におけるふさわしいプロパガンダが存在する。
    T(TIME)P(PLACE)O(OCCASION)を重視すべき。
    話す相手の数が多くなればなるほど、よりわかりやすくしなくてはならない。
    人が語る言葉の力は偉大だ。

  • まさに2010年時点の現代日本でこそ読まれるべき本。実際の社会情勢やそこに対して繰り広げられている議論と照らし合わせるとにやにやできたり背筋がさむくなったりと様々な用途にお使いいただけてお勧めです。特にネット上で交わされて、一部では一種のコンセンサスを形成しつつある現代の政治・社会・報道の議論と照らし合わせるにはいい題材です。個人的にはこれの現代日本風の訳を作ってみたいです。ま、ドイツ語できないのでこの本からの現代語訳程度ですが。

  • この本はナチズムのバイブルとして存在していますが、一方ヒトラーはこの本のことをやりすぎた、とも後年言ったそうです。民族差別というのは現代日本においてそこまで感じることはできませんが、しかし国民投票で総統となりし、ヒトラーの考え方は一貫しており、感情移入すれば(ドイツ人)分からなくもないはずです。ドイツが戦争を起こしたのではなく、国際情勢というものが戦争を引き起こしたものであるということが。

  • 天才が何を考えていたか知りたくて、読んだ。
    憎悪や冷徹な言葉が並べられているが、その理論に矛盾はなかった。

  • とりあえず、ちょっと文体がうっとおしいけど、どういう思考の流れをする人なのかはちょっと分かった。

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著者プロフィール

1889年オーストリア生まれ。1921年、国家社会主義ドイツ労働者党(ナチ党)党首となる。1933年、首相となってからは独裁的権力を握り侵略政策を進め、第二次世界大戦を引き起こす。1945年、ドイツの敗北に伴い自殺。

「2004年 『続・わが闘争 生存圏と領土問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

アドルフ・ヒトラーの作品

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