精神の発見 (角川文庫 (6152))

著者 : 梅原猛
  • 角川書店 (1985年9月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043271023

精神の発見 (角川文庫 (6152))の感想・レビュー・書評

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  • 1970年から71年にかけて新聞に連載されたエッセイを収録しています。

    後に『神々の流竄』(集英社文庫)や『隠された十字架』(新潮文庫)にまとめられることになる日本古代史研究の成果の一端を提出した、比較的固い文章と、万博や三島由紀夫の自殺といった当時の事件についての所感が語られる比較的柔らかい文章が混在しています。

  •  梅原猛『精神の発見』は1985年が初版。
     「他者の生命の軽視」では、「現代文明の本質は、生命を大切にしない文明だと思う」(12p)と、言い切る。機械は壊しても組み立てなおすことがでkるが、人間と物質だけの世界に目をむけ「現代文明の結果は、一つの恐るべき世界をつくってゆく」。
     「進歩とかわらないもの」は、「人間は互いの共通性を信じるものができた」と書いて、同時代における人間相互の共通性と相異なる時代における人間の共通性を指摘する。

     本書は、1970年4月から71年12月にかけ、「熊本日々新聞」に連載したもののを文庫本で刊行されたとある。 
     偏差値世代は、同世代のなかでの席次を懸命に確認するが、他者が自分の年代のときに《なにをしていたか》、関心をもとうとしないとも言われる。
     現代は、進歩の思想を優先させ、現代文明は「永遠なもの、変わらないものへの新港を失っている」(17p)とする。

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