死体は告発する―毒物殺人検証 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043400058

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  • 上野さんの話は実際に起きたノンフィクションなのにフィクションみたいにドラマティック。毒物殺人についての豆知識。

  • 「毒殺が病死として葬られるのは、もうたくさんだ!」変死体解剖34年の経験をもつ“死体の権威”上野正彦が、途絶えることのない毒殺事件に怒りの筆をとった。砒素、青酸、農薬、睡眠剤、一酸化炭素、トリカブト、覚醒剤、アルコール、猫いらず、クレゾール、シンナー…。古今東西のありとあらゆる毒物殺人の謎を解き明かしながら、監察医制度の未整備な“毒殺天国・日本”の現状を告発する。

  • 読書録「死体は告発する」3

    著者 上野正彦
    出版 角川文庫

    P139より引用
    “立派な哲学をもったうえで、医学を学ばなければ、道をあやま
    ってしまう。
     命にかかわる職業人としての、自覚が望まれる。”

     長年監察医として多くの死体を見続けた著者による、それらの
    死体の中から毒物による死亡例を取り上げた一冊。
     架空の毒鳥・鴆(チン)についてから毒物の人体への作用の仕
    方まで、豊富な経験を元に書かれています。

     上記の引用は、医師による殺人について書かれた項での一文。
    人の命を左右する立場にいるのですから、気持ち一つで相手の生
    命を奪うことも簡単にできるのでしょう。
    医師が足りないからといって、医師免許を簡単に取得できるよう
    にはしないで欲しいものです。
     毒物もその使い方と量によっては薬にもなるのですから、結局
    は扱う側の問題になってくるのかもしれません。

    ーーーーー

  • 睡眠薬を使った「悲しい事件」が涙を誘った。重症身体障害者の息子を睡眠薬を使い眠らせた後に殺害、そして、自ら自殺を図る。
    殺したにも関わらず、父親は無罪。この殺人には愛がある・・・、眠らせた後の犯行により息子は苦しんでいない。
    一見、理解し難い事件に見えて、今の世の中、将来に不安を持たない人はいないのではないでしょうか。

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著者プロフィール

1929年生まれ。医学博士。元東京都監察医務院院長。59年、東京都監察医務院監察医となり、84年に同院長に就任。89年に退官後は法医学評論家として執筆、テレビ出演など幅広く活躍。

「2018年 『死体が教えてくれたこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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