自殺死体の叫び (角川文庫)

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  • 角川書店 (2003年8月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784043400065

作品紹介・あらすじ

青木ヶ原で白骨化した死体が語る真実、自殺死体の行方、首つり自殺の落とし穴、一酸化炭素中毒の恐怖、家族の苦渋、21世紀の検死システムなど、変死体解剖歴30数年の著者が自殺死体から読みとった事実を明かす!

みんなの感想まとめ

自殺という深刻なテーマに迫る本書は、青木ヶ原樹海での自殺死体を通じて、無残な死に様やその背景を浮き彫りにします。著者は、変死体解剖歴30年以上の経験を基に、自殺の現実や社会問題を鋭く描写。特に、自殺死...

感想・レビュー・書評

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  • 交通事故死を上回る自殺死者数。「名所」である青木ヶ原樹海の話から始まる本書は、自殺者の無残な死に様を伝えてくれる。最後の章は自殺とは違う方向性の文章となり、少し違和感が……逆に文庫版あとがきは良かった。

  •  死体は美しいものではなく、リアルそのものであるよと。とつとつと語られるエッセイです。上野さんはとても有名ですね。

  • 政治が悪い、行政がだめだ、教育がなっていないなどと他人のせいにするのではなく、社会的最小単位は家庭なのだから、各家庭から一斉に出直さないと日本は立ち直れないのではないだろうか。人は無限の力を有しているのだから、やればできるのである。

  • あまりに有名ですが、元監察医である法医学者のエッセイ。
    例えば樹海で何か薬を呑んで眠るように……なんて考えても、
    過剰服薬だけでは
    なかなか死ねるもんじゃなくて(普通、呑み過ぎたら吐くよ)
    意識朦朧としたまま凍死するとか、
    あるいはフラフラの状態で縊死に漕ぎ着けるとか、
    第二段階に到達しないと死は訪れない、ハズ。
    で、そこを首尾よく超えたら乱歩の「虫」よろしく、
    後はジワジワ腐敗という名の死神に蝕まれるワケで、
    自殺に妙な美しい幻想など抱くべきではない、
    死体は皆、無惨なもの――という一貫した主張には深く頷いた。
    ただ、現場を捌く人の苦労や遺される者の悲しみを考えたら
    自殺なんか出来ないだろう、いや、してはいけないのだ、
    って言われると、そこは、ちょっと、ウーンと唸ってしまう。
    同意見半分、同時に、
    どうしても死を選ばずにいられない人の気持ちもわかる気がするので。
    難しい問題です。

  • タイトルもいい、テーマもいい。なのに肝心のテーマに沿った内容が自慢話と思い出話の中に果てしなく埋もれている。編集者はどこだ?
    テーマに沿った話は1/3程度。消化不良。

  • 図書館で「衝動借り」してしまいました。
    ふつうのお医者様でなく「監察医」を選ぶ方は、ちょっと特殊というか、理解の範疇を越えた感性の持ち主という気がしていましたが、著者の上野先生は魅力的な方で、考え方にも共感できました。
    いちばんの教訓は、「自殺は自分のためにも、そのほかのひとのためにも、絶対してはいけない」ということです。 これがこの本を書かれた目的だとおっしゃっていますので、その意味で効果的だと思います・・・
    ちょっと電車の中でタイトルが見えるのをためらってしまう本ですし、夜ベッドで読むとうなされそうな内容でもありますが、読んでよかったとおもいました。

  • 本当に辛い思いをしている人に
    私はそれでも「頑張れ!」とは言えないし
    言いたくもない。

    でも、生きていくことをやめてしまう前に
    その勇気があるのなら
    その環境から逃げて欲しいなとは思う。

    やっぱり生きていて欲しいもん。

    ‥って
    なんだか本の感想じゃなくなっちゃったけど
    ま、いっか。。

  • 一気に読んでしまった

  • 平成15.8.25 初版 476
    美しい森の中で大自然に帰るように死ぬ――という幻想が、人々を青木ヶ原に引き寄せる。しかし現実には、遺体を野ざらしにする死に方は、列車へ飛び込んだ轢死体と何ら変わりはないむごい姿をさらす。変死体解剖三十四年の経験をもつ著者が、樹海で白骨化した死体の語る真実、首つり自殺の落とし穴、一酸化中毒の恐怖、家族の苦渋など、自殺死体から読みとったメッセージを明かし、自殺大国となった日本の現状に警鐘を鳴らす!

  • 上野さんの本は相変わらず面白い

  • 死体はただの固体じゃない。死んでからもなお感情を剥き出しでいる。

  • コレを読めば自殺願望など失せる。
    自殺は決して美しくなどない。美化された自殺の現実を教えてくれます。

  •  これを読めば、いかに自殺したくなくなるのがよく分かります。
     こんなむごたらしい死に方をするぐらいなら、死ぬ物狂いで生きた方がまし、という感じですかね。

     上野さんはあくまでも自殺した死体を解剖した経験を踏まえて、自殺はいかに迷惑か、そうした社会背景などを書いて自殺を止めるよう、警鐘を鳴らす文で締めくくられています。
     レビューではありきたり、と書かれていますが、死体を通しての自殺防止本はありません。

     いかにむごたらしいか、じっくり読むことをおすすめします。

     赤鬼の描写も、ものすごくえぐいです。グロ画像はありませんけど、描写が生々しいのです。

  • 昔買った。自殺はしちゃいけないもんだなぁと思いました。読みやすく、スリリングで面白いです。

  • 京大合格発表の日に淀屋橋で買って読んだ本。府立大から京大まで暇だったから・・・

    美しい死に方なんて、ひとつもない

    人は自然に生まれてくるのだから、死ぬときも自然でありたい

    自殺死体を数多く見つめ声を聞いてきた上野先生の言葉。

  • きれいな死なんてありません。

  • 著者は法医学の権威。白骨死体の身元を如何にして割り出すか、というのがテーマ。

  • miti、この方の著書はほとんど拝読してるです。内容ほとんどみな一緒。
    監察医の方が自殺ってね、迷惑だし、死体がきったないの。とのこと。
    でも結局監察医の自画自賛です。って最近あたくし、辛辣だわ。

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著者プロフィール

昭和17年、和歌山県生まれ。京都大学法学部卒業。職業:弁護士・公認会計士。●主な著書 『新万葉集読本』、『平成歌合 新古今和歌集百番』、『平成歌合 古今和歌集百番』、『百人一首と遊ぶ 一人百首』(以上、角川学芸出版。ペンネーム上野正比古)、『光彩陸離 写歌集Ⅲ』、『ヨーロッパの大地と営み 写歌集Ⅱ』、『ヨーロッパの山と花 写歌集Ⅰ』(以上、東洋出版)

「2016年 『万葉集難訓歌 一三〇〇年の謎を解く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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