ハートのタイムマシン!―瀬名秀明の小説/理科倶楽部 (角川文庫)

著者 :
制作 : タナカ ノリユキ 
  • 角川書店
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本棚登録 : 52
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043405053

感想・レビュー・書評

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  • 第一部は、1999年の岩波高校生セミナーで行われた講義記録 第二部は小説と科学との考察、毛利衛との対談。

  • 作家というより今は書評家といった方がいい瀬名秀明さんの小説論( ´ ▽ ` )ノ。
    とにかく、文章がうまい( ´ ▽ ` )ノ。
    終わりの方の、研究室楽屋オチ連作短編なんか、ストーリーはちっとも面白くないし、正直何やってるんだかさっぱり分からないんだけど、最後までちゃんと読ませるのがすごい( ´ ▽ ` )ノ。
    文章読本の例として、クーンツや元医師の渡辺淳一のやつはともかく、官能小説家の物まで取り上げてる幅の広さ( ´ ▽ ` )ノ。
    小松左京氏亡き今、「虚無回廊」の続きを書くのは瀬名秀明さん以外にはないね( ´ ▽ ` )ノ。
    まあ、小説なんかやめて書評と科学解説本に絞った方がいいかな?とも思うけど( ´ ▽ ` )ノ。
    2015.3.17

  • 元々が高校生向け講座の再録とのことで、やはり高校生にお勧めしたい。
    だが、書かれている内容は、作家を目指す人はもちろん、そうでない研究者や研究者の卵も是非一読すべきだと感じた。
    相変わらず、瀬名先生のおっしゃられていることは色々と考えさせられる。
    ただ「ああ面白かった」ではなく(もちろんそれもあるが)、「じゃあ、これはどうなんだろう?」と更に発想を広げられた。

  • 瀬名さんの小説はいまいち肌に合わないのが多いんだけど(「8月の博物館」は好き!)、小説以外で書かれてることは、いつもいいな、と思って読んでる。ノンフィクションものとか小説の解説とか。科学を信じる心を勇気づけてくれる人。森博嗣を高く評価してるとこもうれしい。

  • 今思えば、自分が科学コミュニケーションという分野に興味をもつきっかけになった作品かもしれない。


    文庫版の初版は平成14年。内容は二部構成。

    第一部は、1999年の岩波高校生セミナーで行われた、著者による「小説と科学」をテーマにした講義記録。「科学のどのような側面に面白さを感じるのか」、「文系/理系、作家/科学者にもつイメージの違い」をアンケートによって分析している。
    著者がデビュー作から辿った経緯にも原因があるんだろうけど、この時代から科学コミュニケーションを取り上げた本は少なかったんじゃないだろうか、と思う。個人的には、この著者はSC学(という学問があるとすれば)の先駆者だと思っている。

    第二部は、科学未来館の毛利衛氏との対談やオムニバス形式のエッセイ集。そして、著者自身の経験をもとにしているであろう、理系大学生フィクション。真面目なSFしか書かないという印象があったので、拍子抜けしたが、腹を抱えて笑えるほど面白かった。バイオ系の学生は必見。SCやるなら、このくらいユーモアのある文章を書きたいと思う。

  • 作家になりたい人は読んだほうがいい!とくにSF作家や科学ものの小説が好きな人とかにおすすめです。

  • 岩波の「小説と科学」という一冊を文庫化したもの。瀬名秀明の小説を読んだことはないのですが、この本は非常に良い本です(説得力には欠けますが…)。今までに何度か読んでいますが、著者の考え方のプロセスがしっかりと見えるのが読んでいて分かります。

  • 2002年9月〜12月読了

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著者プロフィール

1968年、静岡県生まれ。95年、『パラサイト・イヴ』で日本ホラー小説大賞を受賞し、デビュー。『BRAIN VALLEY』で日本SF大賞を受賞。著書に『大空のドロテ』『希望』『科学の栞』他多数。

「2014年 『新生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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