多重人格殺人 (角川ホラー文庫 50-1)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043407019

感想・レビュー・書評

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  • 死者の脳みそだけがなくなっている殺人事件。

    どういう怪奇事件なのか。
    ところどころに出てくる人物と、どういう関係なのか。
    心のよりどころか何かだろうか、と思っていたら
    これはこれですごい展開でした。

    うっかり想像してしまうとあれですが
    どうなるのか、と続きが気になる内容でした。
    怪奇というよりホラーやもしれません。

  •  ブックオフで購入しました。百五円でした。

     タイトルに惹かれて購入しましたが多重人格――解離性同一性障害とまったくもって関係ないのに変なタイトルをつけないでほしかったです。
     カニバリズムを感ぜられる奇妙な事件が次々と起こり、その犯人にせまっていく……。犯人は最初からわかっているタイプのミステリ。
     とりあえずタイトルをあらためてください。異常人格殺人とかでいーだろが。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    次々と発見される女性と幼女の死体。その頭からは、脳がえぐり出され、手足からは、肉がそぎ取られていた。警視庁捜査一課の女刑事水野薫は、犯行の異常性から、民間の文化人類学者と組んで、犯人の心理分析に乗り出した。浮かび上がった連続猟奇殺人鬼の別の人格とは。多重人格を徹底取材し描きだす、戦慄の書き下ろしサイコスリラー。
    ******************************

  • 読み終わって一番最初に思ったことは、「多 重人格」ではないのでは?ということでした。
    社会的な顔と殺人鬼の顔との二面性はあるものの、人格は2つではないし、そういった記述もなかった気がするので。
    しかし僕の好きな系統の話で楽しかったことは事実です。
    統一性のないように思われる、殺人事件。
    最後には僕自身も人を食べ物として読むことに抵抗がなくなりなした。
    徐々に壊れた部分が明らかになる殺人鬼の精神。
    引き込まれていきます。

  • 平成12.7.10 12版 480
    次々と発見される女性と幼女の死体。その頭からは、脳がえぐり出され、手足からは、肉がそぎ取られていた。警視庁捜査一課の女刑事水野薫は、犯行の異常性から、民間の文化人類学者と組んで、犯人の心理分析に乗り出した。浮かび上がった連続猟奇殺人鬼の別の人格とは。多重人格を徹底取材し描きだす、戦慄の書き下ろしサイコスリラー!!

  • カニバリズムもの。でもなんか物語の中に入り込めない。物足りない..消化不足な作品です。全ての面でもっと掘り下げないと!最近の読者は 知識豊富ですよぉ〜。これが入り込めない理由かも。掴み(入り方)はOKなのに残念です。
    多重人格って題名もちょっと違う気がします。この辺もね〜海外ものなら訳違いってあるかもしれませんが..国産ですからね。

  • 人間の脳を食べれば父と同じ力が与えられると信じて殺人を繰り返す多重人格者、特に面白くない。

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著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学大学院修了。「料理人季蔵捕物控」「口中医桂助事件帖」「鶴亀屋繁盛記」「余々姫夢見帖」「お医者同心中原龍之介」「鬼の大江戸ふしぎ帖」「はぐれ名医」シリーズなどの時代小説を精力的に執筆するとともに、現代ミステリー「青子の宝石事件簿」シリーズ、『わらしべ悪党』も刊行。

「2023年 『花人始末 椿の花嫁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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