偶然の祝福 (角川文庫)

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レビュー : 278
  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043410057

感想・レビュー・書評

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  • 2014年2月4日読了。
    生きていようと思える話。

  • 一人の若い女性小説家を主人公にした連作短編。
    左手を挙げたまま降ろせなくなった水泳選手とか小川さんらしい不思議な状況が出てくるものの、主人公が小説家ということで、なんとなく自叙伝的な物語のような気がしながら読んだのですが、どうも違うようです。
    独特の雰囲気があります。
    現実と虚構の境目のあいまいさとか、全体を流れる暗い喪失感だとか、いかにも「物語」なのです。ただ、それを通して小川さんが語ろうとしている何かが掴めないのですが、もともと掴む必要もないのかもしれません。

  • すごいな…盗作のオチはなかなか鳥肌が立った。うーん。きっと私には読解力が足りない。もっとなんかあるはずだしそう思わせるのだから実際にあるのでしょうが。ふうん。

  • 大切な人や物を失うときに、淡々と受け入れているようにみえて、小さく傷ついているんだと思った。

  • 短編集だけど主人公は同じ。深い井戸の底の水をのぞくよーな小説である。すばらしい。個人的には「キリコさんの失敗」よりは「盗作」が一番好きである。

  • ひとりの作家の生活が切り取られている。

  • エッセイなのか、物語なのか。また読み返そう。

  • 小川洋子はとても高く評価している作家さんである
    うん~???と思うことがほぼない作家さんである

    江國 香織の「なつのひかり」を読んだときにも感じた不穏さ・・・
    不穏?なんで?と思う方もいらっしゃるだろうが
    個人的感想として、不穏な空気を感じた
    正直、苦手なお話

    ただし、これまでに読んだ作品の崇高さから
    作家さんの評価は変わらずハイエンド

    少しガッカリしたので星は3つ

  • しみじみと小川洋子の作品世界に浸れる短篇集。解説の川上弘美は、これを小川洋子の短篇集ベスト1にあげる。全部で7編の作品を収録するが、そのいずれもが、小川洋子本人を思わせる主人公による1人称語り。もちろん、そのようなスタイルをとった、巧みなフィクションだ。日常の、ほんの僅かな辺縁に潜む非日常を描く小説作法は本当に見事。川上弘美の推す「キリコさんの失敗」と「盗作」が特に秀逸か。小説家、小川洋子の「核」を見るかのようだ。ただ、作品集後半の、指揮者との擦れ違いを描く一連の作品群は、やや迫力を欠くように思う。

  • ジャンルは何やろ?ファンタジー?ホラー?自分には分からん・・・。 『エーデルワイス』と『時計工場』は特に分からん。弟とか老人は誰?共に指揮者が出てくる話やから何かの隠喩(?)かなぁ? 表紙からほのぼの系を想像してたけど読んでみてゾクゾク系に感じた。もしかすると女性には分かるのかも知れないが、とにかく自分には難しかった。  表紙のイメージに比較的近い感じの「キリコさんの失敗」は好き。セクシーなキリコさん大好き。でも、お手伝いさんを雇うぐらいの家やのにケチで周りが見えない母親は怖かった。

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著者プロフィール

小川 洋子(おがわ ようこ)
1962年、岡山県生まれ。高校時代に文芸を志し、早稲田大学第一文学部文芸専修入学。在学中から文芸賞に応募。卒業後一般企業に就職したが、1986年の結婚を機に退職、小説家の道に進む。
1991年『妊娠カレンダー』で芥川賞、2004年『博士の愛した数式』読売文学賞、本屋大賞、2006年『ミーナの行進』谷崎潤一郎賞、2012年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞、2013年早稲田大学坪内逍遙大賞をそれぞれ受賞。芥川賞、太宰治賞、読売文学賞、河合隼雄物語賞などの選考委員を務める。
『博士の愛した数式』は映画化され、大ヒットとなった。受賞作以外の代表作として、『薬指の標本』『人質の朗読会』『猫を抱いて象と泳ぐ』。

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