ゆで卵 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 150
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043417032

作品紹介・あらすじ

日本中を震撼させたあの朝、「俺」は何を見て、何をしたのか…。死と性愛、記憶とにおいが重奏する、どこまでも不埓で無常な物語。地下鉄サリン事件の現場に居合わせた著者の実体験に基づく問答無用の話題作、ゆで卵。ほか、くずきり するめ ホヤ プリン ゲンゴロウ コンソメ ハンバーガー-食物からはじまる男と女の、そぞろ哀しく、妖しい出逢いとエロスを描いた傑作小説21篇を収録。著者による自作解説つき。

感想・レビュー・書評

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  • 割と場所の海外設定が多かった。
    食人が他の作品にはない斬新さだったなぁ。
    大抵殺しちゃうものねぇ。

  • 地下鉄サリン事件の現場に遭遇した辺見庸の、おそらく体験に基づく創作を筆頭に、食べることをめぐる短編小説を集めた作品。

    辺見庸が地下鉄サリン事件について書いてるのを読みたい、と思って手にとってみたが、あの事件についての記述としては視点が異様で、最近の言葉(?)で言えばわりと「不謹慎」というやつなのだが、そうした流されない視点でものを見て書けるということが、(良くも悪くも)彼の特技なのであろう。
    ただ、彼の性的な描写(あるいはジェンダー描写)はあまり好きにはなれないので、個人的にはそこまで良くなかった。


    辺見庸の作品は好きだが、短篇集はあまり好きではないのもあり、全体の半分ぐらいで読むのをやめてしまった。

  • ゆで卵のみ読んだ。そんな気分になるのか。

  •  表題作のほか、「くずきり」「プリン」「ゲンゴロウ」「するめ」「ハンバーガー」「タコ」「スパゲッティ」「ホヤ」「マスクメロン」「スズメ」「コンソメ」「エビフライ」「キイチゴ」「ピザパイ」「ステュウ」「シリアル」「BLT」「ひと」「水」「ホットケーキ」の短編21作を収録。1995年3月20日の東京地下鉄サリン事件の現場に居合わせた体験を軸にした私小説の表題作が抜群に優れている。後は玉石混交。

  • 中学生の時、学校の図書室でこの本を読んだのだが、今になってもう一度読み返してみると、その妖艶さ、というのか、作品の持つ雰囲気を新たに感じることができた気がする。それがなくとも中学生の僕は、この本を切欠にねじ曲がってしまったような気がしているのだけれども。

  • 食べること、生きること、性。

    五感が刺激される。
    「美味しそう」って思わせるわけではないけど、
    食べ物のイメージが、臭いが、文章から強烈に伝わってくる。


  • タイトルと冒頭で食べ物系のエッセイ?と思い。
    ちょっと読んでグロい小説?と思い。

    二ヶ月ごしくらいに読了。


    食品にまつわる短編集でした。

    冒頭の「ゆで卵」は、グロい、グロい、と思いながら読んでいたら、なんか、こういう形で伝えたいことがあったのだなと思った。
    しっくりきたというか。
    不快感というか、つきつけられたものは、無意味なものじゃなかった。
    グロテスクではあったけど。

    ルポっぽい。
    とか、頭の悪いことしかかけません。

  • ぽくぽく。
    ぽくぽく。
    短編集。
    なんか良い、話があった気がするんだけど、はっきりと思い出せない。
    感想は読後、すぐに書くべきだね。

  • 「もの食う人々」が面白かったので読んでみました。・・・好みの問題ですけど、あんまりでした。

  • エロスと食べ物の融合というより、元々この二つは本質的に同じものなのだと思わされた。好みの文体です。

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著者プロフィール

1944年宮城県石巻市生まれ。早稲田大学文学部卒。70年、共同通信社入社。北京特派員、ハノイ支局長、編集委員などを経て96年、退社。この間、78年、中国報道で日本新聞協会賞、91年、『自動起床装置』で芥川賞、94年、『もの食う人びと』で講談社ノンフィクション賞受賞

「2017年 『沖縄と国家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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