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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784043417063
作品紹介・あらすじ
絞首刑、音、記憶、闇、触媒、善玉、悪玉、忘却、ファシズム、国家語、スパゲティ、ブコウスキー、あばぎれ……私たちの周りの一見心安く見える風景を解像し、時代の危機をあぶり出す。
感想・レビュー・書評
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朝日新聞に連載されたコラムの集成。この人の言葉の重さを甘く見ると、心の胃がもたれる。するどく突き、するどく抉り、そして心臓をグシャリと掴まれる。お前が見ている景色はお前の眼が確かにとらえている光景か?それはメディアの嵌めたレンズ、義眼ではないか?そう問いかけられているような、重厚だが短くまとめられた短文連作。
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一度こういう人の本を読んだらよいぞってどこかのこれまた本に書いてあったので辿りついた。「自動起床装置(芥賞)」は以前に読んだけどけっこう遠い記憶。辺見庸さんはすごい。観察力、洞察力というの?ハンパではないんだ。身体中にビリビリきて脳みそがシャカシャカ騒ぎ出す。内容もけっこう過激なので読み終わったはどこかに行きたくなる。なんでだろう。でも、ちょっと独りになりたくなる。
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単一の視点から物事を捉えがちの昨今に一石を投じているのが本著。
著者プロフィール
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