聖母の深き淵 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 869
レビュー : 101
  • Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043428021

作品紹介・あらすじ

一児の母となり、下町の所轄署で穏やかに過ごす緑子の前に現れた親友の捜索を頼む男の体と女の心を持つ美女。保母失踪、乳児誘拐、主婦惨殺。関連の見えない事件に隠された一つの真実。シリーズ第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 麻生が語る「女」を知っていなかったら、おそろしく騙されたんだろう。第二弾。母親になっても仕事に必死で、なんだかたくましくなった緑子。麻生や静香や及川やもろもろ、のちの「聖なる」の人物たちを違う目で見るのってすごく面白い。スピンオフは逆だ。クライマックスは疾走感あふれて一気に読んだ。かっこいいー。そして本当の本当の真実。ここを読むと何百ページ乗り越えた甲斐があったと思う。ほどいてほどいてほどききったものが弾丸になって消えた。

  • 「RIKO」の続編。
    母親になった村上緑子が,性同一性障害の女性?と知り合い,更に事件は大きくなっていく。
    母親になったとはいえ,やはり股が緩い。

  • RIKOシリーズ第2弾
    リコは母親になってもやっぱり奔放なのね
    でもやっぱり面白かった
    そしてやっと麻生と練がいた
    探偵になった麻生はやっぱりかっこよく
    若頭になった練はどこまでも残忍で脆かった
    次も早く読みたい

  • やっと麻生と錬に再開。麻生が探偵に、錬が若頭になっている。でもこの本では脇役だ。
    緑子に子供が生まれている。新宿から辰巳署に移動。って、門前仲町に4年も住んで、6年も勤めたけど、警察署がどこにあるのかは、知らないな。用がなかったもんな。
    最初からトランス・セクシュエル、トランス・ジェンダーなんて20世紀最後になって話題になったことが盛り込まれている。緑子も豊の話を聞きながら、「混乱」してきた・・・とあるが、私も読みながら混乱した。読み物でよかった。読み返せる。
    麻生は本筋に関わったけど、錬は2年前に行方不明になったドラッグを探しているから、完全に別件。
    女性の刑事って大変だ。セクシーな話になるのは仕方ないかもしれないけど、この話でも一日に男ふたりを相手に・・・最初のは自分から、2回目は暴力で。
    緑子が自分で経験したから解ることもある。出産直後のマタニティー・ブルーとか、同性愛への理解とか。シリーズ一冊目もそうだったけど、いろんな事件がもつれている。売春と麻薬、主婦売春、売春婦殺人、幼児誘拐・・・読み応えはあった!

  • 読みたいような読みたくないような。どっちかって言うともうたくさん。このシリーズ怪しいですw 

  • 麻生と練と安藤が好きで、ひたすらシリーズ読み続ける。とりあえず、リコちゃん·····その、お股を閉じなさい✋前作より、やっと刑事ものらしくなり良かった。ケド、ど~もリコに???となりながら読んでる。もう、麻生と練の為に読んでる感じ(^^;;

  • リコシリーズ、えげつないけど面白くて、ついつい夜更かししてしまった。
    同性愛やトランスジェンダーの人物が多数出てきて、両者の明確な違いもやっとわかった。しかし本書の初版が96年、今ではLGBTが一般に広がったが、その当時はまだまだ知られていなかっただろう。作家の先見の明を感じる。

    リコ個人に関しては共感出来ない部分も多々あるし、他のキャラも皆割と好感度が低いけど、なんだろう、ダークな登場人物ゆえに感じる面白さがある。そんな中で私立探偵の麻生はなかなかのナイスキャラ、麻生探偵シリーズが別にあるらしいので、そちらを読んでみたい。

  • 第一作目よりはあまり面白いと思わなかった。
    犯人がまた後だしじゃんけんのような人だったから、それもなんだかな~…という感じ。
    緑子は犯されてばっかりだし。また子供ができちゃうんじゃない???って心配になってしまう。
    でも、今回は安藤さんと結婚という考えが沸いてきたのかな~と。それはよかったと思う。

    他の話の、麻生と練に何の秘密があったのだろう?この本では明らかにされていないから、聖なる黒夜とか読めばわかるかな~。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    惨殺されて廃工場に捨てられた主婦。男の肉体を持つ美女。消えた乳児。覚醒剤漬けの売春婦。元刑事の私立探偵と、悪徳弁護士と、悪魔のように頭のよいヤクザ……二歳たらずの男児を育てながら、複雑な事件に取り組む女刑事・緑子が、生命の危機にさらされながら迫った驚くべき真相とは?そして緑子は、母性や愛に対する人々の幻想の向こう側にぽっかりと聞いた暗黒の淵を覗き込む事となった―――。
    新鋭女流作家による、まったく新しいタイプの本格的ハードボイルド警察小説!(表紙より)

  • 評価は4。

    内容(BOOKデーターベース)
    一児の母となった村上緑子は下町の所轄署に異動になり、穏やかに刑事生活を続けていた。その彼女の前に、男の体と女の心を持つ美人が現れる。彼女は失踪した親友の捜索を緑子に頼むのだった。そんな時、緑子は四年前に起きた未解決の乳児誘拐事件の話をきく。そして、所轄の廃工場からは主婦の惨殺死体が…。保母失踪、乳児誘拐、主婦惨殺。互いに関連が見えない事件たち、だが、そこには恐るべき一つの真実が隠されていた…。ジェンダーと母性の神話に鋭く切り込む新警察小説、第二弾。

    会話文が兎に角長い・・全ての会話を文章にした感じである。しかし、文章は読みやすいしストーリーは面白いのであっという間に読み終えちゃう。
    皆それぞれ悩みもあり、足りない部分もあり、そして他人を羨ましがりながら生きている姿は現代社会そのものである。緑子の鋭い洞察力や○クザに対する毅然とした姿は頼もしく感じるが、ふとしたおりに「私は・・私なんて・・・」と言って無茶をするが。最終的にこの人だけが全てを手に入れているんじゃ無いの?。
    その上子供までいるのにこの貞操感の無さ。何かと理由をつけて自分を正当化しているが駄目でしょう。緑子の性格に評価が1マイナス。

  • RIKOシリーズ第2弾。錬、麻生、オリンピックの人がでてきてそういったリンクが楽しい。RIKOから入ってないためRIKOに感情移入ができないのはしょうがない。

    ただ、第1弾より確実によくなっててほっとした

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著者プロフィール

1959年東京都生まれ。青山学院大学卒。1995年『RIKO――女神の永遠』で第15回横溝正史賞を受賞しデビュー。本格ミステリー、サスペンス、伝奇小説、ファンタジーなど多彩な作風と旺盛な執筆力には定評がある。2013年『激流』(徳間文庫)がベストセラーとなり、NHK「ドラマ10」にてドラマ化された。近年は時代小説も手がける。

「2020年 『求愛 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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