- Amazon.co.jp ・本 (645ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043428045
作品紹介・あらすじ
若い男性刑事だけを狙った連続猟奇殺人事件が発生。手足、性器を切り取られ木にぶらさげられた男の肉体。誰が殺したのか?次のターゲットは誰なのか?刑事・緑子は一児の母として、やっと見付けた幸せの中にいた。彼女は最後の仕事のつもりでこの事件を引き受ける。事件に仕組まれたドラマは錯綜を極め、緑子は人間の業そのものを全身で受けとめながら捜査を続ける。刑事として、母親として、そして女として、自分が何を求めているのかを知るために…。興奮と溢れるような情感が絶妙に絡まりあう、「RIKO」シリーズ最高傑作。
感想・レビュー・書評
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既に前に2巻出ているけど読んでない、という状態なので、いきなり冒頭での過去の振り返りがありがたいやらそうでもないやら。
更には、序盤からバブルの香りというか、あたし、どうしちゃったのかしら、とかいう香ばしい独白も出てきて、こいつはどうなることやら、と思っったけど。
始まってみるとなかなか、皆さん泥まみれで悪くないではないか。警察も一般人もヤクザも結局のところ一皮むけば一緒なのさというか、色々と悪い方に転がってく感も、小説だし、それはそれで。
しかし根源的なところでみーちゃんという暴力の権化が取り仕切っていて、それを抑え込むのが拳銃というのは、いやしかし現実がそうであるにしても切ないのだわね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
RIKOシリーズ第3弾
このシリーズで一番面白かった
とは言え起こる事件の残忍さ 巻き込まれる人々のやるせなさ
痛みの残る話だった
なのにシリーズこれで終わりなの?
信じられない
そして緑子ったら麻生とも…っんもう本当に!
猟奇的山内は苦手なのに根の優しいところが垣間見えるとやっぱり魅力的に思えてしまう
続編欲しい -
第三弾。
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若い男性刑事だけを狙った連続猟奇殺人事件が発生。手足、性器を切り取られ木にぶらさげられた男の肉体。誰が殺したのか?次のターゲットは誰なのか?
刑事・緑子は一児の母として、やっと見付けた幸せの中にいた。
彼女は最後の仕事のつもりでこの事件を引き受ける。事件に仕組まれたドラマは錯綜を極め、緑子は人間の業そのものを全身で受けとめながら捜査していく。
親として、そして女として、自分が何を求めているのかを知るために。興奮と溢れるような情感が絶妙に絡まりあう、
「RIKO」シリーズ最高傑作。
今回の事件には緑子の旦那さんの安藤刑事の誤認逮捕が関わっていることを知り、愛する旦那さんの汚点を真相究明の過程で明らかにしなければならない緑子の苦悩や葛藤、悪魔のような山内の過去や容疑者の虐待にあった過去が絡んで壮絶なラストに向かう展開は、ぐいぐい惹き込まれます。
戦うことに刑事を続けることに疲れ刑事を辞めることを決意していた緑子が、目の前の被害者や被疑者や加害者の声に耳を傾ける刑事を続ける決意をするラストシーンは、切なく美しい爽やかな後味を残します。 -
続編、望みます!
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(・ε・`)チェッ・・・・・・麻生サン、食いやがった!一作目より、少しずつ内容が良くなってからシリーズ最後は残念。練は容赦ないケド、優しいんだよなぁ。麻生サンは少ししか出てこなかったケド、練を存分に楽しめたので満足♪あ、リコちゃん?事件?あんま、頭に入らなかった(笑)柴田サン作品は、登場人物がリンクしてるから結局、ぜーーんぶ!揃えたくなる。とりあえずリコちゃんは終了!
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3作目に入って慣れてきたせいか前回、前々回でいけすかなかった男達が好人物に見えてくる。
LGBT、児童虐待‥‥どちらも世間一般に注目されるようになったのは今世紀にはいってから。その少し前からこういった問題を取り上げる作家の先見の明を感じる。
本書では冤罪によって人生狂わされた人達が行き場のない怒りが切々と伝わってくる。 -
RIKOシリーズ
若いイケメン独身刑事だけを狙った
連続猟奇殺人
犯人を追う縁子は、やがてひとりのアイドルへ
そして12年前の冤罪事件へとたどり着く
ヤクザ山内練が相変わらず異彩を放つ魅力
彼の中の人間くささもちょっと見られて
山内と麻生のこの先を願わずにいられない
著者プロフィール
柴田よしきの作品





