聖なる黒夜〈下〉 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (591ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043428090

感想・レビュー・書評

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  • どうしてもどうしてもどうしても相容れない二人が、お互いがいなければまともに生きられないくらいに求める存在になってしまったらどうしたらいいのか。
    しかも冤罪事件の加害者と被害者。刑事と経済ヤクザ。

    どうしたら………。

    お……及川さんとヨリ戻しちゃえよ、麻生!!
    その方が幸せになれる。絶対。
    あの人も複雑な人だから色々あるかもしらんが…殺されるかもしれんが/汗
    でも練といるよりは楽だよ。

    なんて言ってみるが、それは無理だよね………。

    多分、続編が出ると思うんだけどねえ。
    ちなみにすでに出ている続編のラストで麻生と練は別れてるらしい。

    別れられないでしょ、多分…………。

  • ラブシーンばっかり繰り返し読んですみません。
    麻生さんの恋愛運のなさよ… 是非とも練と幸せになって欲しいが、それは愛なのか性欲なのか償いなのか

  • 本編はハードカバーで読んだのだけど、
    文庫に収録されている短編読みたさに衝動買い。
    というわけで、短編だけに言及しますので、
    本編を読み終わっていない方は、スルーしていただいた方が得策かと思います。


    上巻の「歩道」には、してやられました。
    山内が逮捕される直前の、
    ふつうの大学生の毎日がもうそれだけで、
    心が痛い。

    ただ、初恋ってちょっとそれは狙いすぎだろう、と思っていたのにも関わらず、こう、さらっとしんみり描かれると、
    ああ、しょうがないよね、もうこれは運命とかそういう話だよね、
    と納得させられたぶん余計にさみしくなってしまいました。

    下巻の「ガラスの蝶々」は、
    「聖なる黒夜」からRIKOシリーズに至るまでに、
    麻生さんと雛子さんとでこういうことがあったんだなあと思ってそれはそれで感慨深いというか。

    ただ、日をあけて読んだからか、
    あれ、麻生さんてこんなに山内にそっけなかったっけと少しびっくりしました。
    そういえば、そんな甘ったるい話じゃなかったな…。

    三浦しをんさんの解説も、
    三浦氏ファンだからという欲目があるのはわかっていますが、
    自分が読んでて、もやもや思っていたことをきちんと言葉にしてらっしゃっていたので、解説嫌いでも読みやすかったです。

    設定やらあらすじやらを聞くだけだと、どこのBLだと思われそうで、まあ若干そう思われても仕方ない感じはありますが、
    それだけで回避してしまうにはもったいないくらい、
    自分には響いたお話でした。

    しかし、描写は過激なので、どうしても苦手な方はご注意を。

  • 下巻は一気読みでした。

    最終的な犯人は、途中から「もしかして…」とわかってしまいましたが。

    「麻生……」「練……」「及川……」などと、ついつい登場人物の名前を「……」付きでつぶやきたくなるような物語でした。

    犯人の気持ち、わかるなぁ。
    もしこれが、犯人側から書かれた話だったとしたら、犯人たちにエールを送ってただろう。

    サイドストーリーもよかったです。
    特に「歩道」。
    「練ちゃん………っ!!」
    って感じで(どんなだ)。

  • ホテルの一室で殺されたヤクザ
    組の幹部で、殺されて当然な男を中心に登場人物は集まってくる
    最後まで、この男の亡霊から逃げられない
    抗争かと思われたこの殺人は、登場人物たちの過去を暴き、複雑に絡み合ってくる

    その組の企業舎弟である会社の社長であり、、男の愛人でもあった山内
    そして、警察の中で、ノンキャリアで警部になった、天才といわれる麻生
    この二人のやり取りがけっこう可愛かったりするw

    昼ドラ並にドロドロでいびつな愛憎劇を繰り広げているようで、人を心から愛して、だからこそどうしていいか分からず憎んでしまったり、嫉妬に駆られたりする登場人物たち
    その心の葛藤や、動きが事件をきっかけに露になっていく


    上下巻とも、巻末についてるサイドストーリーも良い感じ
    とりあえず、今週の寝不足に一役買ってくれました

  • 柴田よしきさんの本は、
    過去に一冊読んだことがあったようなのですが、
    あまりにテイストが違いすぎて、
    それと気づいきませんでした。

    ここ最近の中で、
    一番のヒット作です。

    何かしら心に傷を負った、
    一癖も二癖もある登場人物ばかりが、
    かなりドロドロな関係のまま展開していきます。

    事件の真相究明もさることながら、
    登場人物たちの内面描写がたまらなく切なくて、
    最初から最後までドキドキしっぱなしでした。
    いろんな意味で。

    練、可愛いすぎます。

    ☆☆☆☆★ 4.5つ

  • 途中、もう勘弁してくださいと言いたくなるような重厚さでした。読みやすい本とはそれだけで(わたし的に)価値があり、だからこそ伏線の回収が見事。たしかに男性同士の云々が強いけれど、彼らがそういう立場でないならこの物語は成立しないだろうとも感じ。いつであろうと考えなければならないおもい命題が絡み合い、またそれが他人事じゃないからこそ怖いです。感情とは複雑すぎる。けれどそれが人間。正直、あまりにもひどいと嘆きたくなりましたが、ある意味本人が受け入れてる事態に切なくなりました。
    http://beautifulone.jugem.jp/?eid=266

  • 匂い系どころかガッツリBL(ML)じゃないですか…でも甘くはない…むしろ喉元にナイフ押しあてて無理やり抉じ開けてその場しのぎしかならない愛のようなもの。
    バイセクな攻めでは?というのは新鮮。冤罪だった山内錬の受けた仕打ちに比べれば復讐に走る犯人の過去が大したことに思えない。そして攻めザマァがなくてモヤモヤ…

  • 聖なる日の夜、一体何が起こったのか。ひとつの事件を通して暴かれていく麻生龍太郎と山内練に秘められた壮絶な過去。さらに事件は新たな殺人事件を招き、人間の愛憎、傲慢、悲痛な魂の叫びを曝け出していく。二人はこの暗黒の絶望の淵で何を決断したのか。息をもつかせぬストーリー、幾重にも張られたミステリ、そして人間の罪と罰を描破した孤高の大長編!!

  • 誤認逮捕ってほんと人生狂わすよね…そこから生まれたゆがみが切ない…麻生と練の二人は幸せになってほしいけど、そうもならないんだろうな、って感じるラストがよい。

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著者プロフィール

1959年東京都生まれ。青山学院大学卒。1995年『RIKO――女神の永遠』で第15回横溝正史賞を受賞しデビュー。本格ミステリー、サスペンス、伝奇小説、ファンタジーなど多彩な作風と旺盛な執筆力には定評がある。2013年『激流』(徳間文庫)がベストセラーとなり、NHK「ドラマ10」にてドラマ化された。

「2018年 『象牙色の眠り 京都洛東連続死の謎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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