私立探偵・麻生龍太郎 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (449ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043428106

感想・レビュー・書評

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  • 評価は5.

    内容(BOOKデーターベース)
    「わたしの宝石を担して貰いたいの」刑事を辞め私立探偵として独立した麻生龍太郎に、奇妙な依頼が舞い込んだ。東京地検の元検事で弁護士を営む早坂絹子とは旧知の仲だったが、叔母から譲り受けた指輪が盗まれたという。唯一の手がかりである叔母のかつての婚約者を訪ねた麻生は、やがて予想外の事実に突き当たり…(「CARRY ON」より)。麻生龍太郎と山内練の宿命―「RIKO」シリーズへと連なる魂を揺さぶる連作ミステリ。

    麻生の感で全てが上手くいくという後味スッキリ名短編集。シリーズを一気に読めば出てくる人と人のつながりが直ぐに理解で来て楽しいだろうが、
    私は・・・思い出すのに時間がかかった。

  • 所轄刑事麻生龍太郎の続編と思って読んでみたところ、ひとつ作品を飛ばして読んでしまった。所轄刑事麻生龍太郎→聖なる黒夜→私立探偵麻生龍太郎→聖母の深き淵→月神の浅き夢。となっている。順番で読んだほうがよいタイプのシリーズです。

  • 久々に麻生、山内シリーズ。文庫本になるの待ってたから、楽しみにしてたが…今までの聖なる黒夜やRIKOシリーズと比べると、普通の探偵ものやったのが、ちょっともの足らんかったな。
    山内との絡みも少なかったし。続きは、あるのかな??

  • 『聖なる黒夜』その後のお話。
    刑事を辞めて私立探偵へ転職した麻生龍太郎。
    少々風変わりな依頼から得体の知れない事件まで、意外な所で繋がる人物たちや、予想を(良い意味で)裏切られる真相。点と点が全て1本の線で結ばれ、事件の全貌が見えた瞬間にはアッと思わせられる。個々の事件が各章ごとに分けられていて、短編集のような読み易さもあり、面白かったです!
    特に、キャッチボールの話が1番のお気に入りです。



    ただ、前作を読んだなら誰もが気になる、
    「麻生と山内、2人はその後どうなったの?!」
    という点については、少ししか描かれていなかったので残念…。しかも、麻生は練だけに対してずっと変われ、変われと言い続けているのが酷。所々で自分が警察側の人間であることだと再確認する場面はあるのに、自分のことは棚上げ⁈と思ってしまう。どこまでも堕ちていくのだと覚悟したのなら逆に自分が暴力団側に加わり、ずっと側で守ってあげればいいのに……。

    でも、そんな未来は例え天地がひっくり返ったとしても絶対に無存在しないだろうなあ…分かってはいたものの、ラストシーンはやっぱり辛い………切ない……

    お別れの時、「さよなら」と言わないのが練らしい
    次、再会するとき2人はどんなところに立って、
    どんな表情をしているのだろう。




    本編とは別で、解説もとても面白かったです。
    クスッと笑わせてもらえたり、
    物語全体の核心を突いたコメントなど、
    その中でも、とあるミュージカルのワンシーンが
    紹介されていて、その中のセリフが

    「このままの僕を 愛して欲しい」


    最後にここでトドメの一発。
    もう泣きそう。



    RIKOシリーズ読もう。

  • 刑事を辞めて探偵になった麻生が関わる事件。そして事件とは関わりなく麻生のそばをつかず離れずな練。二人に関しては前後の話も知ってるだけに、つかの間の平和という感じ。二人とも煮え切らないままずるずる付き合っちゃえばいいのに!というわけにはいかないか・・・。事件の話は別にきっちりと片づけていて読み応えもある。「CARRY ON」が早坂弁護士の策略のせいで無駄にこんがらがってしまった。途中まで面白いと思ったんだけどなぁ。

  • 探偵になった麻生さんの活躍。
    練との関係がどうなっていくのか気になる。

  • 前作と同じく最後に男に振られる、っていうオチ、ハードボイルドの切なさをホモでやるってアイディア新鮮だなあと思いました!笑

  • 練と麻生の絡みが読みたいが為に読了。多くはないが一章にワンシーンずつちゃんと絡みだったり練に対する麻生の思いが描かれているので満足。それにしてもいつまでも練を呪縛する韮崎の存在。それを解いてあげるのは麻生しかいないのに、麻生もまた練を陥れたのは自分でそれを救い出したのは韮崎という事実には抗えないでいる。やっぱりこれを解決するには麻生自身があの冤罪事件を解決することしかないのかな。うーんラストが切ない。゚(゚´Д`゚)゚。

  • 聖なる黒夜ですっかり麻生と練に参ってしまい、即こちらも購入。警察を辞めた麻生が探偵として依頼を解決していく…わけですが、やっぱり気になるのは麻生の仕事ぶりよりも練との関係な訳で。二人が一緒に出てくると本当に嬉しくなります。でもやっぱり不器用な二人…涙。
    どうしてこうも人の心の機微に疎いんでしょうね。巻末の解説に激しく共感したよ。めんどくせー男だな麻生!!
    幸せになるのは難しいかもしれない。でもなんとか、なんとかこの二人に、練が心から笑えるような結末が待っていることを願って止みません。

  • 時系列でいくと「聖なる黒夜」の後の話になる。数頁で練が出てきた時には頭の中で小躍りした程有頂天になった。この巻は推理短編集のようになっていて、麻生が次つぎと事件を解決していくけど、自分にとってはブレイクタイムの甘いお茶菓子のように練が出現。ほんと連の雰囲気や口調は大好き。「というわけで おしまい、ですか。つまり俺ら」く〜っ!!こんなに愛されてるのに。麻生!いい加減腹くくってください。

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プロフィール

1959年東京都生まれ。青山学院大学卒。1995年『RIKO――女神の永遠』で第15回横溝正史賞を受賞しデビュー。本格ミステリー、サスペンス、伝奇小説、ファンタジーなど多彩な作風と旺盛な執筆力には定評がある。2013年『激流』(徳間文庫)がベストセラーとなり、NHK「ドラマ10」にてドラマ化された。

「2018年 『象牙色の眠り 京都洛東連続死の謎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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