痩蛙 (角川文庫)

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  • 角川書店 (2005年10月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (464ページ) / ISBN・EAN: 9784043430055

作品紹介・あらすじ

4回戦ボクサー瀬田幸次。30歳になっても、仕事、女、ボクシングすべてさえない。だが、ボクシングを引退を決意した直後、職までも失ってしまう。彼の心に再び火をつけたのは行きづりで遊んだ中年女の愛だった…

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

挫折と復活をテーマにした物語は、主人公がサラリーマンとしての生活とプロボクサーとしての夢の間で葛藤しながら、再びリングに立つ勇気を見出す過程を描いています。特に、年増のホステスとの出会いが彼の心に火を...

感想・レビュー・書評

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  • おなじ作者でも「悪玉」よりずっと面白い/ いまいち突き抜けられないサラリーマンボクサーの挫折と復活/ 終盤のスパー描写はしつこく、読むのはしんどいが全体的に鬱屈した人生を解放するさわやかさがある/ 最後の最後、試合に勝ったか負けたか書いてくれよとは思う/ まあ取って付けたように勝たれても困るし、かといって負ければ解放にならないし、難しいね/ .

  • サラリーマンをしつつプロボクサーをする幸治は、ある日行きずりの年増のホステスチエ子を抱いた。付きまとうチエ子を疎ましく思うが、仕事を失いボクシングも止め全てを見失った幸治に再びリングに戻る勇気をくれたのはチエ子だった。

    これは泣かずに読むことが非常に難しいです。前もボロ泣きでしたが、またうっかり電車で泣きながら読んでました。ボクシングの描写も濃密でぐっと引き込まれます。

    鳴海さんは不細工で疲れ果てた水商売や風俗嬢にも無上の魅力を与えるのが上手いというかなんというか。風花と並んで僕のフェイバリットです。

  • ボクシングと会社の二足の草鞋を履き、ごくごく普通に生きて来た三十歳の瀬田幸次。一度はボクシングに挫折するが、ある事をきっかけに己れの内なる暴力性に目覚め…

    ピカレスク物かと思いきや、ひた向きな男の挫折と苦悩、そして、復活への道のりが素晴らしい筆致で描かれている。

    チエ子の想いにも胸を打たれた。

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著者プロフィール

1958年北海道生まれ。’91年『ナイト・ダンサー』にて江戸川乱歩賞受賞。以後、航空小説の分野で独自の世界を描き続けつつ、警察小説、時代小説でも活躍。’18年からは池寒魚名義で時代小説を発表。作家デビュー30年、100タイトル目の新作『レジェンド・ゼロ1985』(集英社文庫)が最新刊。

「2021年 『14歳、夏。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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