覆面作家は二人いる (角川文庫)

著者 :
制作 : 高野 文子 
  • 角川書店
3.45
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本棚登録 : 1542
レビュー : 174
  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043432011

感想・レビュー・書評

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  • 一人称の存在しない一人称視点小説って普通に驚異的だよなあ…
    お嬢様がなんでも持ってる人だけど嫌味なところが少しもないのがすごい。

  • 作家といいながらも作品の内容は全く登場しない安楽椅子探偵小説です。
    個性的で魅力的な登場人物たちに、北村ファンなら間違いなく気にいる作品だと思います。

  • 北村薫さんの覆面作家シリーズ、第1作です。
    北村作品としては、かなりコミカルな雰囲気の作品です。でも、ここぞという時には真っ直ぐに凜とした対応ができる千秋さんが、とても魅力的です。

  • 以前からこの著者の名前は小耳にはさんでいたものの、
    自分の周辺でとくにこの本を勧める人もいなかったので、
    作品を読んだことがなかった。
    多分、誰かの作品の後付の広告か何かで見かけて、
    読んでみる気になったのだろう。

    著者、作品とも人気があるのだと思うが、
    あまりその良さがわからなかった。
    先に、毒舌執事がいる超絶お嬢様刑事の話や、
    目白台のお屋敷に居候する変わり者刑事の話を読んでしまったせいかもしれない。
    または、外弁慶の主人公に感情移入ができないのか。

    鶴屋八幡という和菓子屋さんにある「小豆せんべい」みたいだ。
    せんべいといっても関西風の、
    小麦粉を水で溶いて甘みを付け、金型に流し込んで焼いたもの。
    薄くてぱりぱりとして、上品な小豆の味と甘み。
    でも、何か物足りないような気がして、
    次々バリバリと食べてしまうような。
    あっさりしすぎてるっていうことか。

  • 【本の内容】
    姓は「覆面」、名は「作家」―本名・新妻千秋。

    天国的な美貌を持つ弱冠19歳の新人がミステリ界にデビューした。

    しかも、その正体は大富豪の御令嬢…ところが千秋さんには誰もが驚く、もう一つの顔があったのだ。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    「円紫さんと私シリーズ」「ベッキーさんシリーズ」ばかりが北村薫じゃない。

    こんなにも面白可笑しく、そしてハートフルなシリーズもあるのです。

    箱入りお嬢様の千秋さん、勝気でおきゃんな(表現が古い!)千秋さん、どちらも実に魅力的。こんな女性なら、二重人格だろうと無問題。一度付き合ってみたいものであります……。

    美人には秘密と謎がつきものです。

    良介と代わりたいな。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 『推理世界』の編集を担当している岡部良介。

    彼が新しく担当する若干19歳、大富豪のお嬢様・新妻千秋は、覆面作家というペンネームでデビューすることになる。

    刑事である良介の双子の兄・優介は、女子高生が殺される事件の話を良介にする。

    良介は千秋と共に事件のあった女子高に出向くことに。(「覆面作家のクリスマス」)

    他、「眠る覆面作家」「覆面作家は二人いる」収録。


    覆面作家シリーズ第一弾なので、二人の出会いが初めてわかっておもしろかったです。

    既にシリーズ第二弾『覆面作家の愛の歌』、シリーズ第三弾『覆面作家の夢の家』は読んだ事があり、とても楽しいシリーズだと思います。

    個人的には、トリックも筋が通っててキャラクターにも好感が持てるお気に入りシリーズの一つです。

    また全部続けて読んでみようと思いました。

  • 『覆面作家のクリスマス』

    『踊る覆面作家』

    『覆面作家は二人いる』

  • 二重人格のミステリー作家新妻と下っ端りょうすけがそこはかとなく事件を解決していくストーリー。内容はともかく、キャラクターの作り方が巧み。読んでいてあきさせない。勿論、あざとさが感じられるんだけど、そこも愛嬌の一つかもしれない。

  • 友人のお母さんに薦められて。
    気軽に楽しく読めた。

  • 殺人事件も起こるけどほどよくコミカルでやさしい話。なんか好き。北村薫は苦手意識をもっていたので印象がかわった。途中で投げ出してしまったターンやスキップもまた読んでみようかな。

著者プロフィール

1949年埼玉県生まれ。高校教師を務めるかたわら、89年『空飛ぶ馬』で作家デビュー。91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞、09年『鷺と雪』で第141回直木賞、15年には第19回日本ミステリー文学大賞を受賞した。エッセイや評論、編集の分野でも活躍している。近著に『八月の六日間』『太宰治の辞書』『中野のお父さん』など。

「2019年 『覆面作家の夢の家 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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