覆面作家の愛の歌 (角川文庫)

著者 : 北村薫
制作 : 高野 文子 
  • 角川書店 (1998年5月21日発売)
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  • レビュー :88
  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043432028

作品紹介

ペンネームは覆面作家-本名・新妻千秋。天国的美貌でミステリー界にデビューした新人作家の正体は、大富豪の御令嬢。しかも彼女は現実に起こる事件の謎までも鮮やかに解き明かす、もう一つの顔を持っていた!春のお菓子、梅雨入り時のスナップ写真、そして新年のシェークスピア…。三つの季節の、三つの事件に挑む、お嬢様探偵の名推理。人気絶頂の北村薫ワールド、「覆面作家」シリーズ、第二弾登場。

覆面作家の愛の歌 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 前作の「覆面作家は二人いる」で、千秋お嬢様のキュートさに
    メロメロになってしまった。
    そんな御嬢様の担当編集者岡部良介は、保護者状態。
    そこにライバル登場。
    小説ワルツ。略して小ワルの歌って踊れる編集者。
    彼女を巻き込んでの事件なんかもあって
    良介は心配を通り越して恋心が芽生える?
    住む世界の違う二人の進展も楽しみながら、事件では
    予想外に危険な事もあったりでハラハラしちゃったりで
    とっても楽しめました。
    そして解説がこれまた面白い。著者との関係が以外でビックリ。

  • 最後の話、結局どういうトリックなのかよくわからんかった。
    そして犯人のキャラも意味不明。

  • 「あの人の手がけた本ていっぱいあるんだろ?」「書く者、作るもの、読む者、みんな紙の四角がつなぐんだね。間で泡だつ波や不機嫌な雲、それから気まぐれな風がいっくら騒いだって、本を手にしたら、いつだってあの人に会える。本を作る仕事ってそういうものなんだね」P25 この文を読んだだけで、この本を手にして良かったと思った。本を愛している人が作ったものは読むだけでわかる。

  • 覆面作家シリーズの第2弾。キャラクターの心模様はより深く、シナリオはより幅広くと物語の面白さは高まってきて、とうとう中長編、そして死人が!と相成る本作。…なのですが、ごめんなさい、その渾身の長編がちょっと肌に合わなかったです。いつも通り人物描写にはぐいぐい引き込まれるのですが、あの、率直に申し上げてトリックが…。難解と言うより、いささか理屈に寄り過ぎたような印象を持ちました。

    元々自分自身に謎解きより物語自体を楽しみながら読む傾向がありましたので、北村先生の作の中でもとりわけ軽妙なこのシリーズでこの仕掛けはちょっときつかったかも。3巻のハチの話の方がしっくり来るのですよねえ。

    でもやっぱり面白いのですよ。解説にまでほろりと泣かされるだなんて。

  • ことが大きい割にさらっと終わってしまう。キャラ読みできないのが良かったのに、これは微妙。

  • 2011/10/28 読了
    高校時代のブックリストから記録

  • 2作品目で、ちょっと何かわかってきた。
    殺人も子供の誘拐も全く大したことがないかのように、
    ゆるーく流れるストーリーの中で、
    折にふれ交わされるお嬢様と岡部くんの
    言葉遊びのような浮世離れした会話に
    読者は魅かれているのだと。

    ぷりっとした寒天を薄味のシロップで食べながら、
    たまにこりっと塩味の豆を楽しむ感じとでも言おうか。
    あんみつもフルーツみつ豆も邪道ね、
    とでも言うような高潔さが、そこにはある。

    それはそれで一つの好みとして理解できるし、
    一種のミニマリズムとして悪くない趣味だと思う。

    だが、なんだろう、もうちょっと毒と言うか、刺激が欲しい。
    心太に辛子というのは好きではないだが、
    みつ豆に塩昆布ではほっとしてしまうし、
    もっとぴりっとくるわさびか山椒のような刺激。
    その欲求は、多分に私自身の性格の悪さからくるとしても。

    とはいえ、現実としては、
    みつ豆にわさびも山椒も似つかわしくない。
    私の好みは黒蜜がけのフルーツみつ豆だ。

  • 普通に楽しく読めた。
    解説も良かった。
    表題作のトリックは複雑。

    マッサカーはmassacreなんだね。

  • 再読。軽〜いタッチの謎解き物が読みたくて。1作目は少し前に読んでいたので2作目を選択。選んだ理由にはぴったりだったと思うんだけど、どうも集中できなかった。おもしろいと思うんだけど、多分今の私には、誰かと誰かのほのかな恋の予感?!みたいなのがいらなかったのではないかも…

  • ミステリー雑誌の編集者をしている岡部良介は、ペンネームが<覆面作家>という美しい女性新妻千秋の担当者。

    ある日、良介の会社の『推理世界』のライバル誌『小説わるつ』の担当者、静美奈子が新妻に原稿を書いて欲しいと現れる。

    話しを聞くうちに良介と新妻は、ケーキ屋に嫁いだ静の同級生の話になり、ある事件を調べることに…。

    <覆面作家シリーズ>第二弾。


    新たなキャラクターと先の読めない事件、両方楽しめました。

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