覆面作家の愛の歌 (角川文庫)

著者 :
制作 : 高野 文子 
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1172
レビュー : 94
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043432028

感想・レビュー・書評

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  • 癒されたいときの北村本。
    新登場キャラ「歌って踊れる編集者」静さんとお嬢様のコンビもまたかわいらしくて。
    殺人事件とかあっても、相変わらずふんわりのんびりまったり。
    ぎすぎすとかイライラとか言う言葉が全く似合わないお話。
    くら〜いミステリィとか読んだ後の気分転換にぴったり。
    めっこり読み込むタイプの本でもないし、箸休め的な本って考えると外れないのでは。
    なーんて軽く読んでたら、最後の電話トリックが理解できなかったわたしです

  • きっかけは、春のお菓子。梅雨入り時のスナップ写真。そして新年のシェークスピア…。
    三つの季節の、三つの事件に潜む謎!? 天国的な美貌で、大邸宅に住む二十歳の御令嬢、
    千秋さんの推理が冴える!

  • 覆面作家という名でデビューした新人ミステリ作家、新妻千秋は19歳。
    彼女の正体は、天国的美貌を持つ、大富豪の令嬢だった!しかもさらに驚く別の顔があって・・・。
    「推理世界」の編集者、岡部良介と共に(お供に?)お嬢様が日常世界の謎にせまる!
    覆面作家シリーズ第二作目。

    「小説わるつ」の静さんという、とっても味のある登場人物がまた、一人増えさらに楽しくなった、
    第二作目。小さな謎がだんだん膨れ上がって、やがて大きな謎にぶちあたる。そんな謎が謎を呼ぶお話。
    また、話のヴァリエーションも、なかなか良く、3作品とも、後味や趣向が違うので、色んなミステリを楽しめてよかったです。

    やっぱり北村さんは素敵だなぁ、と惚れ惚れしてしまいました。
    「可愛い」という言葉に悩むお嬢様に対して、岡部良介がこういいます。

    「(前略)可愛くない人が、ひょいひょい可愛くなることなんか、ざらだし、その逆だってある。
    だからね、時に応じ、場合に応じ、相手に応じ、心をこめた<可愛い>は、素直にあげていいし、
    もらって、じっと抱き締めてもいい言葉なんですよ」(P207)

    「可愛い」だとか、「可哀想」だとかいう言葉の使い方に、悩んだことのある私は、
    本当にこの良介の言葉が素敵だなぁと思いました。
    いろいろな愛する形があるけれど、人間は愛することも、愛されることも知っていて、そしてそれが心を込めたものと分かる生き物だから大丈夫なんだ、とほっとします。

    親子の傘が寝かせかけてある、や、相手という本の行間を詠みあっているよう、などの表現も、本当に美しいです。

    (目次)
    ・覆面作家のお茶の会(なんともいえず切ない気持ちでいっぱいになります)
    ・覆面作家と溶ける男(すごい推理。なるほど!題名が好きです)
    ・覆面作家の愛の歌(素晴らしいトリック。そして本当に岡部くんが素敵)

    再読なのですが、本当にきらきらしています。
    眩しいです。本当に千秋さんは「可愛らしい」方。素敵なミステリです。


  • 一応読了。「覆面作家は二人いる」よりも、トリックの解明の仕方等において正統ミステリ色が強い気が。

  • 覆面作家シリーズ第二弾。一巻目よりはだいぶハードな内容。でも、読後感はやっぱりあったかい。

  • 覆面作家シリーズ。

  • obtnd

  • 覆面作家シリーズ第2弾。

  • 家の中ではおしとやかなお嬢様、外に出たら活発なおてんば娘。そんな覆面作家第二段。ほのぼのとして暖かいです。

  • 『覆面作家』シリーズ第二作目

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著者プロフィール

1949年埼玉県生まれ。高校教師を務めるかたわら、89年『空飛ぶ馬』で作家デビュー。91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞、09年『鷺と雪』で第141回直木賞、15年には第19回日本ミステリー文学大賞を受賞した。エッセイや評論、編集の分野でも活躍している。近著に『八月の六日間』『太宰治の辞書』『中野のお父さん』など。

「2019年 『覆面作家の夢の家 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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