覆面作家の夢の家 (角川文庫)

著者 :
制作 : 高野 文子 
  • 角川書店
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本棚登録 : 1042
レビュー : 81
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043432035

作品紹介・あらすじ

12分の1のドールハウスで行われた小さな殺人。そこに秘められたメッセージの意味とは!?天国的美貌を持つミステリー界の人気作家「覆面作家」こと新妻千秋さんが、若手編集者、岡部良介とともに、残された言葉の謎に挑む表題作をはじめ、名コンビが難事件を解き明かす全3篇を収録。作家に探偵、おまけに大富豪のご令嬢と、様々な魅力を持つお嬢様探偵、千秋さんの名推理が冴えわたる"覆面作家"シリーズ第3弾。

感想・レビュー・書評

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  • “覆面作家”シリーズ第3弾で最終章。
    天国的美貌で大富豪のお嬢様。
    屋敷内と外では性格がガラリと変わっても
    そのキュートさは失われる事はない。
    そして担当編集者の岡部良介も単なる担当から、ちょっと前進?
    いやいや前作の最後にあんなことしちゃってからに
    その後の進展も大いに気になるところ。
    本作も3つの短編が楽しめるのだが、表題作が一番いい!
    最後がいいのよ最後が!やるじゃん!良介!
    そして千秋お嬢様のセリフもまたいい。
    っていうか、そこで気付いた!
    タイトルの意味はそういうことか!
    全ての謎の答えがこれか!
    この結末は美味しすぎます

  • 覆面作家シリーズは、北村薫にハマるきっかけになったシリーズ。
    その最終巻です。
    推理モノとしても好きですが、ラスト1ページがよかったと思います。
    何度も読み返しました。

  • 「覆面作家と謎の写真、 覆面作家目白を呼ぶ、覆面作家の夢の家」の書下ろし3篇を1997年1月に角川書店から刊行、1999年10月角川文庫化。2003年2月中央公論新社C★NOVELS化。シリーズ3作目にして最終巻。3話目は、ハッピーエンドだったものの無理のある謎の設定で、少し残念でした。最終巻というのが、更に残念。

  • 覆面作家シリーズ最終巻。このシリーズ面白かったです。お兄さんも、静さんも、もちろん千秋さんも大好き。最後の和歌の謎はぱぱっと読んだのでちょっと難しかったけど。

  •  シリーズ1作目から読まなかったせいだからかな。
     キャラも設定も別に嫌なところ全然ないのに、読んでても全然話が頭に入って来なかった。
     情景が少しも思い浮かばなかった。
     高野文子さんのイラストが素敵だったくらいかな。

  • 「覆面作家」シリーズの第3弾。
    概ね軽いタッチで書かれており、肩肘張らずに読める1冊です。

    特に表題作は逸品。"事件"のユニークさにぐぐっと魅きつけられました。ラストもお見事と言うほかなし。

    現時点で続編は出ていないようですね。
    これで完結でも良しですが、もうちょっと続きを読んでみたい気も…。

  • 言辞はシャープでスピーディー。絶妙なる言葉の掛け合いが小気味よい。目まぐるしい展開。ぼんやりしていると、たちどころに置いてけぼりを食わされる緊張感がある。全体を包む温かでふんわり柔らかな雰囲気と合い映じて趣をなしている。内と外でガラリと豹変する千秋そのものが醸す不思議な空気感をそのまま反映している。これが実にイイ。予定調和的で最後まで安心して見ていられる。読後はとても幸せな気持ちになれる。リョースケが羨ましい。

  • 北村薫にしてはいまいちきれいじゃないし、シャープでもない。
    シリーズを最初から読むと印象が違うのかな。

  • 細かい経緯をすっとばし双子の兄が結婚してしまった軽さも、
    超絶金持ちで外弁慶、歌って踊れるお嬢様という浮世離れしたヒロインも、
    それはそれで非現実的なこの世界観で良いと思っていたのに、
    なぜディズニーランド。

    どぎつい色彩感覚と短絡的な善悪の観念、
    商業主義の権化ともいうべき、
    実在する遊園地をなぜ登場させたのか。
    せめて架空のネズミ―ランドではだめだったのか。
    何とも言えない空気感が失われてしまったような気がする。
    ミッキーの中の人が出て来てしまったような違和感、
    とでも言おうか。

    腕の中に飛び込んだラストは良かったんだけどね。

  • 覆面作家シリーズの最終巻。
    「覆面作家、目白を呼ぶ」はトラブルのきっかけが実際にありがちなものなのに対して犯行の方法が超トリッキー。そのアンバランスが良かった。
    「覆面作家の夢の家」はほのぼのゆるゆるミステリーという枠の中で超ひねったダイイングメッセージを扱うという離れ業を実現。
    タイトルもいいねえ。
    「お前」「リョースケ」から「良介さん」に出世か ^^
    めでたい ^^

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プロフィール

1949年埼玉県生まれ。高校教師を務めるかたわら、89年『空飛ぶ馬』で作家デビュー。91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞、09年『鷺と雪』で第141回直木賞、15年には第19回日本ミステリー文学大賞を受賞した。エッセイや評論、編集の分野でも活躍している。近著に『八月の六日間』『太宰治の辞書』『中野のお父さん』など。

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