マイブームの魂 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043434022

感想・レビュー・書評

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  • 読書録「マイブームの魂」3

    著者 みうらじゅん
    出版 角川書店

    p8より引用
    “ しかし、この解説は重要なポイントを一
    つ欠いている。それは、“自分の中の流行”
    を世に向けて発信、ともすればマイブームが
    本当の大ブームに変わっていくように“努
    力”することである。たとえ人様に笑われよ
    うと、キープ・オン・ロケンロール!!“邁
    進”しなくてはならない。それを仕事にして
    いる人を、ボクはマイブーマーと呼ぶわけ
    だ。”

    目次から抜粋引用
    “てる子、ゆう子、チヨ、チヨ
     一連の奥村チヨブームを振り返る
     マイベスト仏像!
     二〇〇一年仏像の旅
     ずーっとディランを聴いてきた”

     マルチクリエイターである著者による、そ
    の時の著者の興味のまま、多方面に書いた原
    稿をまとめた一冊。過去他社刊行、改定・増
    補文庫版。
     歌手・奥村チヨへの熱い想いからボブ・
    ディランへの深い愛まで、元祖マイブーマー
    の面目躍如と思わせる、好きなことに対する
    情熱が記されています。
     
     上記の引用は、まえがきに当たるであろう
    “「マイブーム」宣言”の中での一節。
    「現代用語の基礎知識」の解説への指摘。
    マイブームという言葉を新しく造られた人の
    言葉なので、これが何より正しい説明でしょ
    う。ネットの普及のおかげで、よりそうなり
    やすくなっているのでしょうが、個人の趣味
    嗜好でしかない事でも、世に発信すれば本当
    に流行になる、面白い世の中です。
    ただ、流行の捏造も昔よりやりやすくなって
    いるでしょうから、しっかりと自分で調べて
    いきたいものです。検証の調べ物がやりやす
    いのも、ネット普及のいいところですね。

    ーーーーー

  • 「マイブーム」生みの親、みうらじゅんの著書。
    マイブームとは、個人の刹那的嗜好をいうのではない。
    それは大ブームとすべく、発信することに真意があるという。

    [ 奥村チヨ ] ブーム
    [ 仏像 ] ブーム
    [ 女装 ] ブーム
    [ ボブ・ディラン ] ブーム

    仏像に関しては、宗教も美術的にも関心はなくカッコイイに尽きるという。
    それは怪獣であったり、ロックスターであったり。
    総てのブームは、仏像に起源があるとまで語られている。
    そして自ら [ 大仏連バンド ] を組み、オリジナル曲を発表。
    みうらじゅん以外のメンバーは、人間椅子・大槻ケンヂ・佐竹雅昭。
    YouTubeでも「君は千手観音」の視聴は可能なので、体験して欲しい。

    それと、[ ボブ・ディラン ] ブーム。
    ボブ・ディランの歌を生きる規範とし、正しいロック少年の姿が描かれている。
    アイデンティティとは何か、心理学的にも楽しめる内容だと感じた。

    仏像とロックが好きな方に、お勧めの一冊。

  • 2012年7月19日読了。「マイブーム」の言葉を生み出した男みうらじゅんが、「奥村チヨ」「仏像」「女装」「ボブ・ディラン」などのマイブームについて語る、雑誌連載文章などのまとめ本。この本に取り上げられた以外にも「エロ写真スクラップ」「海女」「カスハガ」「いやげもの」などのブームを執拗に追い続けるみうらじゅんは、かっこよくもないしバカだし真似したくもないのだが、「認めざるを得ないと言わざるを得ない」、的な気になる男だ。さすがに(?)文筆家・イラストレーターだけあり、憧れの人ボブ・ディランに会って握手したエピソードや「ガンコジジイ」との交流の話(「中」のオチも含めて)は感動的でもある。全身全霊を傾けて対象について「好きだと思い込む」「周囲に魅力を訴えかける」「自らイベントを企画する」ことで自分自身の好きな気持ちも高まり、それがブームを起こしていくというものなのだろうな。

  • あまり知られていないが、「マイブーム」という言葉を作ったのはこの人。奥村チヨやボブ・ディランなど、好きになったら止まらない作者が、それらをカルトに追いかける。かなりコアな人です。技巧的安定性もあり、感心と満足でさらっと読めるエッセイ。

  • ・3/23 もうこうなったらこの人の本を一通り読んでしまおうと思った.小説はいざ知らず、この手の類は取り合えずさっさと読んでしまうつもりだ.「正しい保健体育」買ったし、くだらなく面白そうなので、この後もそれで決まりかも.ま、これもやっぱり仏像系が出てくるんだけどね、どうしてもね。
    ・3/23 いやー、のっけからびっくりした.まさかこの人が「マイブーム」という言葉を作ったとは、つよほども知らなんだ.なんかすごいじゃん.それじゃあマイブームの魂って叫びたくもなるわな.
    ・3/24 読了.あっという間だった.結局4つのマイブームを聞かせて貰ったが、やっぱり仏像が一番俺にも共感できたな.女装も悪くないけどね.ボブディランなんかは俺で言うDavid Bowieだしね.

  • ボブ・ディランに会った時の話には不覚にも涙しそうになりました。自分の「好き」を信じてひた走る氏の姿に永遠の少年を見ました。奥さん子供は大変でしょう。

  • 女装、ブロンソン、奥村チヨ、ボブ・ディラン・・・
    世間の流行に背を向けて、MJが放つ偏愛のエッセイ集。

  • 仏像=ロックバンド説はかなり痺れます。

  • 090228(a 090417)
    100512(a 100620)

  • みうらさんの文章って面白いんだけど、同じエピソードを色んな本で書かれてるんですよね^^;
    読んでて「知ってるよ」って内容が結構出てきます(笑)

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著者プロフィール

みうらじゅん●1958年京都生まれ。1980年武蔵野美術大学在学中に漫画家としてデビュー。

「2019年 『ムカエマの世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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