をんな紋まろびだす川 (角川文庫 た 35-2)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043435029

感想・レビュー・書評

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  • 2016年.5.3 読了
    明治時代の御家のかたちが、少しだけ わかりました。

  • 時は明治。大地主の総領娘として生まれた柚喜は、田舎では唯一女子師範学校に通う秀才でもあった。
    “おんな紋”とは母親から娘に伝わる、その血筋に生まれた女だけの紋のこと。それは誇らしいものである一方、時に重い足かせとなり、女たちの意思を無視して人生を決定してしまう。 柚喜の最後の決断は、作品のテーマであり明治という時代の証でもあるのだが、やっぱりなぜだ~!と訴えたくなる。作品全体の趣深さは逸品。

  • 購入:2008/4/20、読了:2008/5/17

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著者プロフィール

◎玉岡 かおる(たまおか・かおる)作家、大阪芸術大学教授。兵庫県三木市生まれ、神戸女学院大学卒業。15万部のベストセラーとなった『夢食い魚のブルー・グッドバイ』(新潮社)で‘89年、文壇デビュー。著書には『銀のみち一条』、『負けんとき ヴォーリズ満喜子の種蒔く日々』(以上新潮社)、『虹うどうべし 別所一族ご無念御留』(幻冬舎)などの歴史大河小説をはじめ、現代小説、紀行など。舞台化、ドラマ化された『お家さん』(新潮社)で第25回織田作之助賞受賞。『姫君の賦 千姫流流』(PHP研究所)は、2021年、兵庫県姫路市文化コンベンションセンター記念オペラ「千姫」として上演。2022年5月『帆神』で新田次郎文学賞受賞。

「2022年 『春いちばん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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