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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784043441020
作品紹介・あらすじ
架空都市・円都(イエンタウン)。世界中から一攫千金を夢見て集まる移民たち。アゲハやグリコもそんな一人だった。あてどない日々の中で、ニセ札が出回り、欲望と希望が渦巻いていく。映画原作小説。
みんなの感想まとめ
独特の世界観が広がる物語は、架空都市・円都に集まる移民たちの厳しい現実を描いています。彼らは希望を持ちながらも、欲望や理不尽に翻弄される日々を送ります。主人公アゲハをはじめとするキャラクターたちは、荒...
感想・レビュー・書評
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2008年からの積読です。
当時好きだった人が、岩井俊二監督を好きで、
その影響を受けて買ったと思われます。
裏面のあらすじを読んで、なかなか手が出ずここまで積読に。苦笑
ラブレター、四月物語、花とアリスとかは好きでした。
移民たちは日本をイェンタウンと呼ぶ。
円を堀に行くから。
日本人たちはそれを嫌い、移民たちを円盗(イェンタウン)と呼ぶ。
荒廃した町で、
墓を荒らし、身体を売り生きている。
ヒョウ、リン、フニクラ、そしてグリコ。
そこに身寄りのないアゲハが加わる。
自分たちで判断し、
自分たちがすべてでしかない。
やられたらやり返すし、
力のないものは逃げるしかない。
わかりやすくて潔いけれど、
とても過酷な世界。
人間に上も下もないはずなのに、
金と価値が取引される。
1996年刊行の作品ですが、
今でも通じてしまう部分が沢山あって、
変わらない部分に苦しくなりました。
本作自体は、色々事件が起こって、
理不尽と暴力もあるし、
その余韻は消えないんですが、
読後は青春群像劇のようになぜかさわやかでした。 -
ほんとによかった。アンダーグラウンドな世界観が好きすぎる。映画見るの苦手だけど、岩井俊二監督作品はみたいな。
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映画が大好きで小説も読んだ。面白かったけど、やっぱり映像にしてこそ価値のあるお話だなと思った。
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またしても失礼な物言いなのだけれど、岩井氏は映画を撮るよりも小説を綴る方が向いているのではないかと思っている。
根拠は単なる私の好みなのでごめんなさい、なんだけれど、この作品も全体的には映画より小説が好き。
ラブレターはどちらも同じくらい好き。
リリィ・シュシュは、申し訳ない、映画は嫌いだけど、小説は良かった。
ただ、このスワロウテイルも、Charaが歌う場面や蝶が「空を舞う」場面は映像でなくては叶わない表現で、岩井氏はそれに憧れているのかなと思う。
小説よりも映画の方が、岩井氏が楽しんでいるなと感じるから。
人間とは難儀なものだな、という話。
作品自体から離れた感想で、またごめんなさい。 -
岩井俊二さんの作品は映像も小説も触れたことなかったので初体験。
不法滞在の外国人たちが暮らす血生臭くアングラな街「イェンタウン」が舞台の作品。
そこで人が死んだり駆け引きが生まれたりする。そこに明るい希望は見えづらい。
なのにそこに雨の日の空気みたいに靄がかって優しい異国情緒のような「におい」を感じるのはなぜだろうか。
映画版の劇中歌「スワロウテイル・バタフライ」のイメージのせいなのかしら。
(2016.9.22) -
読んでいてもいまいち入り込むことができなかった。あとがきが一番印象に残ってしまう程度の読書感。映画の設定、登場人物に沿って作られた話ということなので映画を見ることで感じ方が変わるかもしれない。
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「映画の企画書」というだけあって、文章がとても簡潔でシンプルなのだが、過装飾な三島文学かぶれの私にも気持ちよく読めた。これは小難しい文章に食傷気味の脳からの無意識のSOSなのかしら!
著者によるあとがきが好きでした。ツバメと蝶のくだり。本好きで内気な、外見は整っているのに陰気さが滲み出している繊細な少年。というのが岩井氏への身勝手なイメージ。
また映画も観てみよう~ あれはCHARAがすごく可愛かった。そこしか覚えていない。 -
語り手がコロコロ変わるのに加えて話の展開が早くてちょっと入り込みづらかったです。盛りだくさんのあらすじだけ読んだような印象。
グリコが歌手になるのがメンバーにとって大きな転機になるのだけど、いきなりそんな展開になってびっくりした。歌がそんなに上手いならもう少し最初からにおわせておいて欲しかった。
そんな風にちょっと置いてきぼり感を感じたので評価は低めですが
登場人物達の何をしたって生きるんだという、それでいて冷めているパワーは好きです。
いつも一生懸命なグリコ
自由奔放なヒョウ
クールで格好良いリン
優しくて、いつも悲しい役どころのフニクラ
皆に見守られてなんだかんだと強く成長していくアゲハ
皆で幸せになって欲しかったな…。 -
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社会的弱者たちの夢と欲望の街、イェンタウン。
そしてそこで気ままに不自由に、だけど強く優しく生きるイェンタウンたち。
混沌とした舞台設定の中で繰り広げられる、イェンタウンの仲間たちの生活と絆。憧憬と挫折。そして冒険活劇の物語である。
身の周りで起こる出来事の陰惨とも言える展開と結末にも関わらず、彼らは勇気を失わない。前に進むことをやめない。すべてをありのままに受け入れる。その強さたるやまさに雑草。
この本には雑草の息吹があります。岩井俊二の才能はやはりものすごい。映画はもうよく覚えてないのだけれど、もう一度映画が見たくなりました。
そして、アゲハは今翔び立つ。 -
フィクションだけれども、"現実"を上手く切り取っている作品だと感じました。
あっという間に読み終ってしまい、むしろスッキリするくらいですが、何故か作中の出来事がどれも印象に残っています。なんだろな~
最初は内容がよく分からなかったものの、何度か読むうちに凄く気に入りました!
映画、気になるなぁ(´・ω・)探してみようかなぁ(´・ω・) -
なんか、岩井俊二って映画だと凄くアングラな感じがするのに、
文章だと凄いポップだよね。
そのギャップってなんなんだろう。
わかりやすいし、面白いし、テーマもハッキリしてるし。
イエンタウンと呼ばれた街と異国民と、墓荒らし。
なんかそんな話だったんだけど。
ポップな感じが読みやすくて面白かった。
ちゃんとひとつの物語になってる。
最初のグダグダ感がいかにも日本人ぽくて退屈だけど。
そーゆーのも含めてポップで読みやすいと思った。 -
今更読む。
改めて衝撃を受ける。
超切ない。
あと、さすが映画監督。
なんだか脚本を読んでいるような気分になった。笑
なんか映画とだいぶ違うみたいだけれど。
でも映画版も気になるなぁ。
まだ映画観てないんだよねぃ。
観たい。
うん。
観よう。 -
サクサク読めた。
アンダーグラウンドな話だからもっと重いのかと思ったら、軽くサラサラ話が進んでいく感じ。
想像とちがつていた。
映画観てないけど、多分映像の方がおもしろんじゃないかと思う。
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多少のちぐはぐ感は、「企画書」と聞くと、まぁ納得できるかな。映画版はもっと幹がしっかりしているのでしょうか? 観てないので何とも言い難いですが。大金を手に入れたときに皆が夢を語る中で、ヒョウが言う「でっかいから夢なんだ」という夢は、イェンタウンという街で見る夢とは何なのでしょうか。
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映画と少し違う。文学が純粋。
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ごめん。意味不明だった。
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