ウォーレスの人魚 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043441037

感想・レビュー・書評

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  • 本の箱から出てきた
    ちょいちょいつまんで読み返し中

  • とにかく岩井俊二さんの本が読みたくて、高校生の時に図書室でリクエストして入れてもらった本。内容の予備知識もなんもなかったけど、面白かった。科学的かつ神秘的かつ生々しい。

  • アルフレッド・ウォーレスという生物学者が『中国で見た人魚』を研究しまとめて本を残したところから物語は始まる。

    ウォーレスの死後、数十年の月日が流れたアメリカで魚のような形態をした人間の様な生物が発見される。
    一方、日本では海で遭難したはずの大学生が奇跡の生還を遂げた。

    中国、アメリカ、日本で起きた時間も空間も飛び越えた出来事。
    やがて、すべての出来事は一本の線で結ばれる。

    映画監督をしているこの作者の他の小説はあまり得意ではないのだけれどこの本は大好き。
    情景描写がすばらしいと思う。
    景色だけじゃなく、水の音や生臭い海や血の匂いがすぐそこにあるような気がする。

    人魚伝説って一見夢物語の様な話だけれど進化論や海洋学がうまくはまって私は嘘臭くなく読めた。

    本当に居ると思う。
    人魚。

  • 岩井俊二に惚れ込んだ一冊
    映画よりも小説で先に好きになったんだよなぁ

  • 何気に岩井俊二は初!ずっと読んでみたかった作家さんです。

    普通に生活してる人間のなかに人魚がいる、って話です。
    もしかしたらほんとに人魚っているのかもしれないって思わせてくれたところがすてきです。
    長編で壮大ですが、最後まで一気に読めました。

  • 一番好きな小説です。

    もう感想とか言えない位、好きです。
    こんなに感銘や衝撃を受けた作品は、これだけです。

  • おとぎ話に出てくる人魚とは無縁の存在感。
    生物学的にリアルだと感じてしまう(もちろんフィクションですが)ほどに、生態や性質が良く書き込まれている人魚だなと思いました。
    話としてもなかなか面白かった。

    発刊された時に一度読んで以来の再読。

  • 購入者:kdm
    購入日:未定

  • 人魚を題材にした物語の中で一番だと思う。
    話自体が面白いのはもちろん、人魚の生態に関しても
    詳しい説明があるのがすごい。
    もしかしたらいるのかもしれない、と思わせてくれる物語。

  • 自分の中にある”人魚”のイメージが一掃されました。

    めちゃくちゃ好きです。


    ******* 再読記録 *******

    2009.05.26

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著者プロフィール

映像作家。1963年1月24日仙台市生まれ。横浜国立大学卒業。主な作品に映画『Love Letter』『スワロウテイル』『四月物語』『リリイ・シュシュのすべて』『花とアリス』『ヴァンパイア』『花とアリス殺人事件』『リップヴァンウィンクルの花嫁』など。ドキュメンタリーに『市川崑物語』『少年たちは花火を横から見たかった』など。「花は咲く」の作詞も手がける。

「2017年 『少年たちは花火を横から見たかった 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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