リリイ・シュシュのすべて (角川文庫)

著者 : 岩井俊二
  • 角川書店 (2004年2月1日発売)
3.63
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  • レビュー :247
  • Amazon.co.jp ・本 (471ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043441051

作品紹介・あらすじ

雄一は、中学一年の夏休み後、仲のよかった同級生から突然イジメの標的にされる。彼は、心の痛みをカリスマ的な存在である歌姫"リリイ・シュシュ"の世界で癒そうとする。そこだけが、自分の居場所であるかのように…。イジメ、万引き、援助交際…閉塞感に押しつぶされそうな日常と、そこから逃避してリリイ・シュシュのファンサイトに没頭する非日常の間で生きる十四歳。青春のダークサイドをリアルに描き出し、話題を呼んだ'01年公開作品のもとになった、ネット連載小説の文庫化。

リリイ・シュシュのすべて (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 横文字で衝撃を受けた作品 岩井さんの今までの作品を知らずにこれを初めて手に取った 後半よりもむしろ前半がメインであるような裏切った構成がお気に入り 映画は、リアル過ぎてみれない(隈なく全部見たけれど、みれない) 映像では何回もみたいとは思わないのだけれど、活字だとそれが逆であるから不思議

  • 昔映画になったのは知ってて、原作あるのを知らずずっと映画を探してたんだけどなくて、ふいに古本屋で出会った1冊。タイトルから想像していたイメージと全然違って、なんだか痛かった。作者が監督だから、映画は的確に世界観反映されてるんだろうなあと思うと、さらに見てみたくなる。

  • 悲しくなる本。くらくなるほん。
    心にゆとりのあるときによむべき。
    もうちょっと落ちがあるのを期待してた

  • 評価をつけがたい

    読み終わってひたすら、気持ちがしずんだ

    そんなほん

  • 映画好き

  • 切なくて哀しくてとても綺麗な世界。

    まず「リリイ・シュシュのすべて」という
    タイトルに惹かれました。

    岩井俊二監督は映画「花とアリス」で知って
    とても綺麗な表現する監督だなあと思い
    他の作品が気になりました。

    リリイ・シュシュは映画ももちろん見ましたが
    私は映画を見る前に原作を読む派なので
    こちらを購入しました。


    この本の構成はとても新鮮でした。
    ネットのスレ形式で話が進められその構成の面白さに
    すらすらと読むことが出来ました。
    更に章ごとに挟まれてあるリリイ・シュシュの歌詞。
    とても綺麗な小説だなあと認識する点でした。

    小説の内容は中学生とは思えないような
    痛々しく悲しい物語ですがリリイの歌詞があることで
    どことなく癒され綺麗と思ってしまいます。

    小説を読んだ後に映画を見ることをお薦めします。

  • 青臭くて痛い 

    サラッと読もうと手に取ると、あまりに重さに苦しくなるので落ち込んでいる時にこそ読んでほしい。
    上がりたいともがきたくなる。

  • 厨二病すぎて、登場人物が幼すぎて、とてもじゃないが読んでいられなかった。つまらん。

  • 映画を先に観た。私の青春。読みながら、ずっと西日の当たる教室と延々と思わされる田園風景とドビュッシーが繰り返されていた。こういう残酷で本当のものを見て自分と重ね合わせることを私はずっと救済だと思ってきたけど、今になってしっかり読むとそんなのおこがましくて、多分何一つ救われてなかっただろうと思う。可哀想なもの酷いものを選択して見続けて、目と世界観が汚れてからこれを読んで初めて、もうあの時みたいに泣けないことに気づいて、酷いシーンでも目を背けることもなくなって、私の方に耐性がついたんだな、もう14歳のリアルは感じられないんだなと思った。ただ思い出すと吐きそうなセンチメンタルだけがあって、思い出すなんて、私はずっと苦しみ続ける覚悟でいたのに、過去のことなんて、つまんなくなったなと思った。だいすきだったみんなのことは多分ずっと愛おしいけど。

  • 「リップヴァンウィンクルの〜」の映画を観たいまだどうしようもない余韻の中で、何故かやたらと読みたくなって文庫を引っ張りだしてみた。

    インターネットの掲示板を眺めているように、さくさくと読み進められた。
    匿名であるがゆえの嘘、匿名であるがゆえの素直さ、匿名であるがゆえの自由。
    けど相手は皆人間で、生きている。
    「文字」ではない。
    1人1人が人間であり、生きている。

    後半は、ほぼ独白である。
    これが中学生のリアルなのかどうかは自分にはわからないけど、変わるには変わる理由があり、イジメるにはイジメる理由があり、生きるには生きる理由があるのだ。
    生きるには、生きる為に支えがなければ、やってられない。
    また、支えがあるから生きていけるのだ。

    最後の、「ニンゲンハ、トベナイ」。

    僕は彼が飛べたのではないかと思う。
    実際にではなく、最後の希望として、トベテイテホシイ、と願うばかりだ。

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