- Amazon.co.jp ・本 (471ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043441051
作品紹介・あらすじ
雄一は、中学一年の夏休み後、仲のよかった同級生から突然イジメの標的にされる。彼は、心の痛みをカリスマ的な存在である歌姫"リリイ・シュシュ"の世界で癒そうとする。そこだけが、自分の居場所であるかのように…。イジメ、万引き、援助交際…閉塞感に押しつぶされそうな日常と、そこから逃避してリリイ・シュシュのファンサイトに没頭する非日常の間で生きる十四歳。青春のダークサイドをリアルに描き出し、話題を呼んだ'01年公開作品のもとになった、ネット連載小説の文庫化。
感想・レビュー・書評
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昔映画になったのは知ってて、原作あるのを知らずずっと映画を探してたんだけどなくて、ふいに古本屋で出会った1冊。タイトルから想像していたイメージと全然違って、なんだか痛かった。作者が監督だから、映画は的確に世界観反映されてるんだろうなあと思うと、さらに見てみたくなる。
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悲しくなる本。くらくなるほん。
心にゆとりのあるときによむべき。
もうちょっと落ちがあるのを期待してた -
評価をつけがたい
読み終わってひたすら、気持ちがしずんだ
そんなほん -
映画好き
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切なくて哀しくてとても綺麗な世界。
まず「リリイ・シュシュのすべて」という
タイトルに惹かれました。
岩井俊二監督は映画「花とアリス」で知って
とても綺麗な表現する監督だなあと思い
他の作品が気になりました。
リリイ・シュシュは映画ももちろん見ましたが
私は映画を見る前に原作を読む派なので
こちらを購入しました。
この本の構成はとても新鮮でした。
ネットのスレ形式で話が進められその構成の面白さに
すらすらと読むことが出来ました。
更に章ごとに挟まれてあるリリイ・シュシュの歌詞。
とても綺麗な小説だなあと認識する点でした。
小説の内容は中学生とは思えないような
痛々しく悲しい物語ですがリリイの歌詞があることで
どことなく癒され綺麗と思ってしまいます。
小説を読んだ後に映画を見ることをお薦めします。 -
むちゃくちゃ重たい、読了後のこのなんとも言えない感情はなんなのだろうか。言葉では言い表せない感情の暴力に襲われている。
もう一度映画を観返したくなった。 -
2022/02/08-02/10