マンゴー・レイン (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 293
レビュー : 32
  • Amazon.co.jp ・本 (647ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043442041

作品紹介・あらすじ

タイ生まれの日本人、十河将人。彼はバンコクで再会した幼馴染から、中国人の女をシンガポールに連れ出す仕事を引き受ける。法外な報酬に、簡単な仕事。おいしい話の筈だった。だが、その女と接触した途端、何者かの襲撃を受け始める。どうやら女が持つ仏像に秘密が隠されているらしい-。張り巡らされた無数の罠、交錯する愛憎。神の都バンコクで出会った男と女の行き着く果ては。至高のアジアン・ノワール。

感想・レビュー・書評

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  • バンコクもハードボイルドが似合う街だ。

  • ハッピーエンドはありえません。

  • 長かった。
    なんとなく結末が想像できるのが
    長かっただけに悲しかった。

  • 馳星周氏の長編小説です。『不夜城』シリーズをはじめ、学生時代に著者の作品を随分熱中して読んでいたことがありました。わたしは数年前から現代小説への関心をさっぱり失ってしまったのですが、今回、ひさしぶりに手に取りました。

    冒頭からスリリングな展開です。最初から最後まで独特のテンションが維持され、分厚さの割に長さを感じにくい作品に仕上がっています。本作も完成度が高いです。逆に言うと、いつも通りとも言えます。本作ではバンコクという街がある種のメインキャラとして存在感を放っていて、それが最大の特徴かと思われます。読んでいると東南アジア旅行に出かけたくなる小説です。

    著者の小説といえば、白眉は何といってもヒロインの描写です。毎回、とてつもなく哀しく美しい、魅力的な女性キャラが登場します。本書も多分に漏れず、ヒロインが印象に残る作品でした。

    ただ、『不夜城』シリーズと比べると、あまり読み手のこころに迫ってくるものはなかったかもしれない。読んだ直後のあの呆然とする感じ、独特の余韻が残りませんでした。改めて考えると、全体のプロットも悪く言えばいまひとつ工夫が足りないような気がします。舞台演出と筆力でねじ伏せているような印象があります。

  • 日本もそうなんだろうけどタイの裏社会って怖いと思いました。
    人を人と思わずただの駒としてしか扱わないというところとか。
    先進国の日本で生まれ育った自分たちとは世界が違うなぁ

  • バンコクを舞台に広げられるアクション。
    政界・警察・ヤクザのアンダーグラウンドの世界が書かれてて身近に感じた。
    バンコク内の地名が多く出てきて、ほとんど知ってたので、想像しながら読むことが出来た。

  • タイを舞台にしたお話。
    実際にタイに行った事が有ると、物語に登場する風景や場所が
    立体的に見えて面白い。

  • 面白かったですが、馳氏の作品としては爆発力がいまいち足りない気がしました。夜光虫あたりが尺玉打ち上げているとすると、7寸玉くらいでしょうか。しなやかに強くてしたたかなメイは魅力的に描かれていました。

  • 救われない感じ…

  • ハードボイルドっていう分野になるのでしょう、すごく蒸し暑く、生臭い街を感じた。

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著者プロフィール

1996年、『不夜城』でデビュー。これまでに吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞、大藪晴彦賞ほかを受賞。

「2017年 『暗手』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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