虚の王 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2008年3月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (560ページ) / ISBN・EAN: 9784043442065

作品紹介・あらすじ

兄貴分の命令で、高校生がつくった売春組織の存在を探っていた覚醒剤の売人・新田隆弘。組織を仕切る渡辺栄司は色白の優男。だが隆弘が栄司の異質な狂気に触れたとき、破滅への扉が開かれた――。

みんなの感想まとめ

暗黒の世界観とノワールの魅力が詰まった作品は、読者を一瞬で引き込む力を持っています。登場人物たちの運命が交錯し、彼らが直面する狂気や転落の様子は、心に深い影を落とします。特に、主人公が異質な存在と出会...

感想・レビュー・書評

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  • 暗黒。ひたすら暗黒。
    でも、おもしろかったな。

  • 主人公が、当初は間接的に描写されているだけで、すごいモンスターみたく想像をかきたてられるけど、そのこと自体がハードルを上げてしまって、実際の人物は、ん?て感じになってしまって残念でした
    まあ、北九州のあの人間のスケールを小さくしたのがこの主人公かな、イメージ的には
    ーーーーーーーーー
    新田隆弘は鬱屈をため込んでいた。かつては渋谷で伝説のチームと言われた“金狼”の元メンバーも、今ではヤクザの下っ端。兄貴分の命令で高校生が作った売春組織を探っていた隆弘は、中心人物の渡辺栄司に辿り着く。さして喧嘩が強そうでもない、進学校に通う色白の優男。だが、栄司は仲間を圧倒的な恐怖で支配していた。いったい何故。隆弘が栄司の全く異質な狂気に触れたとき、破滅への扉が開かれた―。

  • 暗黒、ノワール、転落、狂喜、また暗ーくなるような作品を書いてもらいたい。

  • 昔読んで好きだった本
    今読んだら違う気持ちになりそうなのが嫌で読み返せない

  • 途中までは昔のイメージで読めたけど、やっぱり手抜きにしか見えない唐突かつ中途半端なラスト。
    作風と呼ぶにはあまりにいい加減ないんしは否めず。もう読まないかな。

  • 昔読んだ本

  • 本当に誰も幸せになりません。
    暗黒。
    人の感情って純粋なほど怖いです。

  • かなりハードな内容!
    目を背けたくなるシーンが何度と。。
    結末は、そーなるか!と(笑)

  • この作品はネーミングがすごく好き。登場人物の性格がよく表れている。売春クラブを仕切る高校生エージが、母親を折檻するシーンが印象的だった。あと一度も登場しないけど、主人公・新田がいつも思い出す少年院の千春。回想でしか描かれていないので、かえって読者の想像をかきたてる。忘れられない、千春の薄い唇。忘れられたのは、きっと新田のほう。新田はのたれ死に、エージは大学へ行く。かわいそうに。

  • リアリティーがあって面白かった!

  • おもしろさはそこにあるわけじゃないからいいんだけど、ラストがいつものパターンだった。

  • 初めての馳作品。
    カネ、クスリ、セックス。
    かなりハードな感じです。
    今の世の中に普通にありそうな気がして
    読んでてぞっとします。(良い意味で。)
    途中で読むのを止めようかとも思ったけど、止められない。

    救いが無いのが魅力なんだろうなぁ、と思いますが
    私にはヘビーすぎました・・・

  • ブックオフで100円で売ってたので買ってみました。

    『不夜城シリーズ』『漂流街』あたりと比べるとスピード感に欠けちょっと残念な印象。
    とはいっても筆者特有の激しい暴力描写や性描写、そして主人公が不器用ながらも色々と足掻き奮闘するが、しかし確実に破滅に向かって行く様は読んでて惹きこまれるし、それなりに楽しめます。

    何よりも100円ですしね。

  • かなりアングラ。。。
    まともに生きていたら、きっと出会えないということで。
    興味と戸惑いと衝撃と、ときおり結構教訓めいたことも。

    なさそうでありそうな世界です。
    (いやあるのかも、事実は小説より奇なり…)

    でも好きです。この作家さんって他の小説もこういうスタンスなんだろうなと思います。

    栄治が何度も言う、
    「やりたいことやらなきゃ。」
    確かにそうですね、解釈によっては危険です。

  • ノワールは読んでる間はその世界にどっぷり浸れて麻薬のよう、珠に読みたくなる。これも疾走感があって面白い作品。登場する高校生が「マリアビートル」に出てくる王子みたいにクールでたまりません!

  • 馳作品の中でも、結構「取っ付きやすい」ジャンルなんじゃないでしょうか?

    感情を持たない超越した存在。
    いつもの馳作品なら、そんな存在すら自我が崩壊しそうだけど、今回はその役割をキープ。珍しい。
    でも、その展開が何となく、「取っ付きやすい」という印象を感じてしまいました。

    その取っ付きやすさが、より「引き付ける魅力」を醸し出してる気もします。
    比較的素直に、「うん、面白い!」と感じれましたね。

    馳作品にしては、ホント珍しい。。。

  • これはかなり好き。

  • 馳さん特有のスピード感が無いなー
    ちょっと駄目だよね

  • 主人公“隆弘”の数日間が、文字通り駆け抜けるように描かれている…ページを繰り始めると止まらなくなり、一気に通読してしまった…

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著者プロフィール

1965年北海道生まれ。横浜市立大学卒業。出版社勤務を経てフリーライターになる。96年『不夜城』で小説家としてデビュー。翌年に同作品で第18回吉川英治文学新人賞、98年に『鎮魂歌(レクイエム)不夜城2』で第51回日本推理作家協会賞、99年に『漂流街』で第1回大藪春彦賞を受賞。2020年、『少年と犬』で第163回直木賞受賞した。著者多数。

「2022年 『煉獄の使徒 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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