- Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043442065
作品紹介・あらすじ
兄貴分の命令で、高校生がつくった売春組織の存在を探っていた覚醒剤の売人・新田隆弘。組織を仕切る渡辺栄司は色白の優男。だが隆弘が栄司の異質な狂気に触れたとき、破滅への扉が開かれた――。
感想・レビュー・書評
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暗黒。ひたすら暗黒。
でも、おもしろかったな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
主人公が、当初は間接的に描写されているだけで、すごいモンスターみたく想像をかきたてられるけど、そのこと自体がハードルを上げてしまって、実際の人物は、ん?て感じになってしまって残念でした
まあ、北九州のあの人間のスケールを小さくしたのがこの主人公かな、イメージ的には
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新田隆弘は鬱屈をため込んでいた。かつては渋谷で伝説のチームと言われた“金狼”の元メンバーも、今ではヤクザの下っ端。兄貴分の命令で高校生が作った売春組織を探っていた隆弘は、中心人物の渡辺栄司に辿り着く。さして喧嘩が強そうでもない、進学校に通う色白の優男。だが、栄司は仲間を圧倒的な恐怖で支配していた。いったい何故。隆弘が栄司の全く異質な狂気に触れたとき、破滅への扉が開かれた―。 -
暗黒、ノワール、転落、狂喜、また暗ーくなるような作品を書いてもらいたい。
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昔読んで好きだった本
今読んだら違う気持ちになりそうなのが嫌で読み返せない -
途中までは昔のイメージで読めたけど、やっぱり手抜きにしか見えない唐突かつ中途半端なラスト。
作風と呼ぶにはあまりにいい加減ないんしは否めず。もう読まないかな。 -
昔読んだ本
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本当に誰も幸せになりません。
暗黒。
人の感情って純粋なほど怖いです。 -
かなりハードな内容!
目を背けたくなるシーンが何度と。。
結末は、そーなるか!と(笑) -
この作品はネーミングがすごく好き。登場人物の性格がよく表れている。売春クラブを仕切る高校生エージが、母親を折檻するシーンが印象的だった。あと一度も登場しないけど、主人公・新田がいつも思い出す少年院の千春。回想でしか描かれていないので、かえって読者の想像をかきたてる。忘れられない、千春の薄い唇。忘れられたのは、きっと新田のほう。新田はのたれ死に、エージは大学へ行く。かわいそうに。
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リアリティーがあって面白かった!