弥勒世 上 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.58
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本棚登録 : 122
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (736ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043442096

作品紹介・あらすじ

施政権返還直前の沖縄、那覇。英字新聞リュウキュウ・ポストの記者・伊波尚友は、ある日ホワイトとスミスと名乗る2人のアメリカ人から反戦活動に関するスパイ活動を迫られる。離島出身ゆえに幼少の頃から差別を受け、沖縄にも日本本土にも憎悪を募らせる尚友は、グリーンカードの取得を条件に承諾。コザに移り住み、反米反基地活動に身を投じながら情報を集めていく-。

感想・レビュー・書評

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  • キャラが個性的。歴史の海にだいぶするかんじである。ぞっとする描写もあるが勢力ごとの抗争がハラハラさせて読ませる。人形曼荼羅がよぎった。

  • 閉塞された環境。
    鬱屈とした感情。
    どうカタストロフを迎えるのか。
    膨らんでいく状況が下巻に向けて、
    怖いです。

    それにしても、なっがーい。

  • 【作品紹介】
    施政権返還直前の沖縄、那覇。英字新聞リュウキュウ・ポストの記者・伊波尚友は、ある日ホワイトとスミスと名乗る2人のアメリカ人から反戦活動に関するスパイ活動を迫られる。離島出身ゆえに幼少の頃から差別を受け、沖縄にも日本本土にも憎悪を募らせる尚友は、グリーンカードの取得を条件に承諾。コザに移り住み、反米反基地活動に身を投じながら情報を集めていく―。

  • 東2法経図・6F指定 913.6A/H35m/Ishii

  • なんだか分からないけれど読み進めてしまう、
    今回も馳星周らしさを出した破滅的な作品。

    沖縄というタブーなエリアに踏み込みつつも、
    遠慮することなく破滅的な道を突き進む内容は、単純に凄いと思います。
    沖縄人を(勝手な?)定義付けしちゃったりとかw

    もう少し削れるでしょ?とか色々と感じることはあるけれど、
    同時に作者の沖縄への迸る想いもひしひしと感じました。
    パワーは凄かったです。さすが。

  • 沖縄返還時の沖縄県民の心の闇を描いた作品。アメリカと日本の間に立たされ苦悩する日々。

  • 不夜城・鎮魂歌以来の傑作。痛くてヒリヒリと焦燥感をあぶる1969年、返還前の沖縄を舞台に、いつもの馳星周の世界が展開される。
    「いつもの馳星周の世界」ではあるんだけど、沖縄の中の差別や戦果アギャーなどの裏面史を背景に彩ることで重層的な世界が広がって、重厚感に昇華されている。
    この本を読む前に佐野真一の「誰も書かなかった沖縄」を読んでおくと面白さが増す、というか読んでないと背景世界に浸れないかも。

  • 戦後、施政権変換直前でアメリカに占領されている頃の沖縄を舞台に変換に至るまでの混乱を描く。レビューは下巻で。

  • 分厚いなと思ってましたが、引き込まれて一気読みでした。

    下巻を早く読みたいです♪

  • 2012/4

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著者プロフィール

1965年北海道生まれ。横浜市立大学卒業。編集者、フリーライターを経て、96年『不夜城』で小説家デビュー。97年、同作品で第18回吉川英治文学新人賞、98年『鎮魂歌 不夜城II』で第51回日本推理作家協会賞、99年『漂流街』で第1回大藪春彦賞を受賞。2020年『少年と犬』で第163回直木賞受賞。ノワール小説だけに留まらず、さまざまなジャンルの作品を執筆、高い評価を得る。近著に『蒼き山嶺』『雨降る森の犬』『ゴールデン街コーリング』『四神の旗』などがある。

「2020年 『文庫 神の涙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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