隣人: 内田春菊ホラー傑作選 (角川ホラー文庫 89-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043444168

作品紹介・あらすじ

とある集合住宅で新生活を始めた共働きのカップル。夫はコピーライター、妻はスタイリスト。まわりは専業主婦ばかりらしい。最初は至極快適に思えた住まいだったが、やがてふたりの身辺に、不可解な出来事が起こりはじめる…(「私が何をしたっていうの」)。この世で一番怖いのは、"善意"に満ちた普通の人。思わず我が身を振り返らずにはいられない。内田春菊、初のサイコ・ホラー傑作選。

感想・レビュー・書評

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  • 「隣人は怖い」
    隣人って近いけど何してる人かわからんかったら怖い。
    現実にありそうな有象無象の人間関係の怖さ。
    神経症的な心の在り方な人たちの恐怖。
    あなたの隣にも住んでいますよ。人間が。

  • すごく読みやすくて、基本口語体で、軽く書いてるようで怖い。不思議な作家さんです。本当に、善意の人が一番怖いと思う。

  • 【私が何をしたっていうの/若妻にやる気をなくさせる方法/働く妻にやる気をなくさせる方法/クユクユがあばれる(第一話~第七話)/負けたくない/部分/すてきなボーナス・デイ/田中静子14歳の初恋】

    ホラー傑作選とのことですが、「ある意味怖い」というジャンルでしょうか。
    『私が何をしたっていうの』は、ホントに怖い。
    そうやってループになっていくのか???

    『田中静子14歳の初恋』は本当の話なのかな。。。
    だとしたら、父の存在がとんでもなく怖いです。

  • この★二つは小説的にどうか、云々ではなく個人的に生理的に受け付けなかった・・・・ということです。読んでいて不愉快、不快な気持ちになるって点では天下一品だな。平山さんの小説が人間の内臓的な嫌悪感だとしたら、この本は人間のもっと根本にある醜悪さとでも言いましょうか・・・・。心理的に読んでいられない。

  • 身の周りの人たちの怖さを描いてるのだけども、じめっとしたかんじが良くも悪くも少なくて、あまり後味の悪さを感じずに読み切れる。怖さで言えば「私が何をしたっていうの」は上手いと思ったなー。

  • (2004/5/17(月))

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著者プロフィール

1959年長崎県生まれ。漫画家、小説家、俳優、歌手。1984年に漫画家デビュー。1994年『私たちは繁殖している』『ファザーファッカー』でBunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。その他の作品に『南くんの恋人』『あなたも奔放な女と呼ばれよう』など。私生活では4人の子どもの母親(夫はいない)。

「2017年 『エッチなお仕事なぜいけないの?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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