ヘンなくだもの (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043444236

感想・レビュー・書評

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  • 枡野さんの本に内田春菊さんのことが書いてありました。内田春菊さんのことはもちろん以前から知ってはいたけど、勝手に「私は岡崎京子さん派だから」と思って、食わず嫌いを続けてきました。
    でも、枡野さんの本で内田春菊さんに興味を持ち、読みたいと思いました。

    だからと言って、こんな大御所なんだから、枡野さんの本に書かれていて興味を持った「もっと悪女な奥さん」を真っ先に読むのは芸がない気がするんです。数多作品があるのだから、オーソドックスなところから入って、雰囲気を掴んだ後、ピンポイントでその「もっと悪女な奥さん」に突っ込みたいのです。

    そして、オーソドックスなものとの出会いは、偶然に身を委ねたいのです。
    この気持ち、あなたならわかってくれますよね?
    本に限らず、ネットで買うものは、基本的にピンポイントで買うものです。でも、ピンポイントではなく、セレンディピティに身を任せたい場合は、本屋で買いたいのです。

    何軒もの本屋で、内田春菊さんの作品を探しました。こんな大御所なのに、あまり多くないのですね。
    最近の「ダンシング・マザー」を置いている本屋は結構あったけど、私はファースト・内田春菊でファザーファッカーを読んだところだったから、違うもの、できらば漫画が読みたくて。でも、最近の癌の漫画は正直興味ない。
    やはり、本屋にはここ1~2年の間に発売された本しか置いてないのですね。(当たり前?)

    本屋歩きに疲れたので、近所の行きつけのバーで会う素敵なマキコさんにお勧めを聞いてみました。マキコさんは多分50代のファッションライターで、いつも本当におしゃれで、私の憧れのおねえさんです。
    マキコさんと本の話ができることが、最近の私の至上の悦びでございます。マキコさんは、内田春菊さんは「全部読んだ」とおっしゃるくらい好きだそうです。
    そのマキコさんが勧めてくれたのが、この本。 strange fruit のこととあわせて教えてくれました。

    普通におもしろかったけど、やっぱ裸の絵が多かったり、岡崎京子さんと近いものがあるよね。

  • ふっるーい作品。1話5ページ程の短編が34作。
    どの話もブラックなオチで、春菊さんならではの視点。
    こういうの、好きです。

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著者プロフィール

1959年長崎県生まれ。漫画家、小説家、俳優、歌手。1984年に漫画家デビュー。1994年『私たちは繁殖している』『ファザーファッカー』でBunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。その他の作品に『南くんの恋人』『あなたも奔放な女と呼ばれよう』など。私生活では4人の子どもの母親(夫はいない)。

「2017年 『エッチなお仕事なぜいけないの?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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