ストレスに効くはなし (角川文庫 な 33-4)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043447046

感想・レビュー・書評

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  • 留学体験記であり、ストレスへの対処が学べる読み物であり、青春ストーリーであり。色々どこを切り取ってもお得な小説だなと実感。
    30年前の話だけど、一生懸命異国の地で奔走する若者ってあまり変わらないのね。

    特異性と非特異性を区別せよ、頭と尻尾を押さえろ。博士とのやりとりが心に残る。
    どんな病気の例から、話が始まるんだろうと思い読み始める。
    ストレスに対抗するホルモンが色々強烈な副作用をもたらすのは、人の体って難しいんだなと思わされる。病気とは自身が思っている状態の事で、自身が決めるということ、ともすると治せたじゃんと思ってしまうことに対して、そもそも病気ってなんなのか、その結果として幸せになっているのか。医療者のおごりのようなものに気づかされる。
    あなたの不調はあなたの中で何パーセントくらい占めていて、今あなたは幸せですか?
    医療に求めるものがハッキリしていて、幸せを頼らない人は回復も早いのかな⁈なんてなんとなく思った。

  • ストレス潰瘍はじわじわと進行するだけではない。強いストレス刺激が複合的に加われば、一挙に胃の粘膜を切り裂いてしまうのだ。

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著者プロフィール

1973年東京医科大学卒業。大船共済病院・内科研修医。
1979年モントリオール大学国際ストレス研究所所員。
1981年神奈川県立病院内科医長。
1983年同病院・退職。
以後、医療ジャーナリスト。

「1991年 『ボロウドタイム 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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