プルトニウムと半月 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 126
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043463022

作品紹介・あらすじ

原子炉の爆発がきっかけで、双子の姉妹・華織と紗織は別々の家に預けられた。しかし失意の華織は自殺の名所とも呼ばれる放射能汚染地域へと自ら踏み込んでしまう。立入禁止の汚染地域で生き長らえる華織、非汚染地域で暮らす紗織、互いに相手を強く求めながらも、決して満たされることのない日々は、ついに意外な結末を迎えた…。第4回日本ホラー小説大賞短編賞受賞の『D‐ブリッジ・テープ』に続き、世界の果てに佇む孤独な魂の反抗と狂気を、まったく斬新な表現方法で描いたホラーワールド。

感想・レビュー・書評

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  • これを書いたのが原発事故の何年も前、というのが驚きだった。さすがにここまでの状況にはなっていないが、似た事件(いじめとか)は現実にもあった。
    『Dブリッジ・テープ』を書いた作家さんの著作で、やはり痛々しいシーンが多い。だが、それ以上におもしろい。最後が少し尻切れトンボに感じる(私としては)が、逆にあれ以上書くと面白さが半減するのかなとも思う。

  • 切ないSF。昔に読んで、震災があり、第一にこの本を思い出した。
    震災があってから放射能がどうのってテーマで書かれたものじゃないのがすごい。
    それだけ心に残る作品だった。

  • 退廃的な物語で素敵です。ただ登場人物が多いのでそこが難点でした・・・

  • 「原子炉の爆発がきっかけで、双子の姉妹・華織と紗織は別々の家に預けられた。しかし失意の華織は自殺の名所とも呼ばれる放射能汚染地域へと自ら踏み込んでしまう。立入禁止の汚染地域で生き長らえる華織、非汚染地域で暮らす紗織、互いに相手を強く求めながらも、決して満たされることのない日々は、ついに意外な結末を迎えた…。」
    最近書かれた本かとおもいきや,2000年発行で驚き。
    切ない系SFホラー。

  • プルトニウム239。セシウム137。ストロンチウム90。ヨウ素131。

    海に面したその建物を中心に、半径30km。
    ちょうど半月の形になるように立ち入り禁止区域は指定された。
    しかしその土地に惹かれるようにして、人は生活を
    或いは死を求め入り込み、その生の在り方を決める。

    世界に取り残された半月の中で、少年少女たちは日々を過ごす。

  • 不謹慎かと思いつつも、思い出して読んでみた。
    3回ぐらい読み返したけど、いつ読んでも新鮮、そして泣ける。

  • タイトルに惹かれて。。

  • 放射能に侵された世界で生きる少年達の夏。

  • とても好きです。

    昔、ある所の原子力発電所で事故があり、そこは立ち入り禁止区域となった。
    しかしそれでもそこで暮らす者もいる。
    そしてある日、もう一人の少年が…。
    何故ライフルの使い方を知っているのとか、どこから手に入れたのかとか、腑に落ちないところはありますが、そんなことはストーリが凄く良いので許せます。
    真里も大好きです。ドレスにライフルとブーツ。悲しい過去を持っているのに…っ。
    余韻…というのでしょうかねぇ…。
    心に残ります。

  • タイトルに惹かれて買いました。最初に呼んだときは意味が分からなかったけど、2回目に読んだときに納得。

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