肉食屋敷 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 435
レビュー : 37
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043470037

作品紹介・あらすじ

ジュラシック・パークに刺激された研究者が、6500万年前の地層の中にあるDNAから地球外生命体を復元してしまう「肉食屋敷」、西部劇をモチーフにゾンビの世界を描いた「ジャンク」、人間の一途な愛が恐怖を生み出す「妻への三通の告白」、自分の中にあるもう一つの人格が犯した殺人に怯える「獣の記憶」。現実のちょっと向こう側に渦巻く恐怖の世界を創り上げた傑作短篇集。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルのインパクトで購入。
    肉食屋敷はほんのりクトゥルー物で嬉しい。
    ジャンクは異形コレクションで既読ながら何度読んでも世界観が好み。
    他2編はミステリー仕立てでこれまた楽しい。
    ホラー、アクション、ミステリー思う存分楽しめた1冊。

  • 小林泰三五冊目。
    コレは久々の大ヒット!
    短編、4編収録で、その4編ほぼ全てのオチが大好物という極々マレな一冊。
    収録順に感想を……。
    「肉食屋敷」SFホラーかつ、特撮怪獣モノ的な1編。コレ、ドコかで読んだ記憶があるんだけど、何で?何時?等々は一切覚えていない。オチまでは確信持てずにいたが、大好物のオチなので、思い出した感じ。ソレ位好きなラスト。
    「ジャンク」コレは北斗の拳とかマッドマックスⅡ、Ⅲ(実際はソレより進んだ)未来ウェスタン的世界観。短編の中に伏線が張り巡らしてあるので、クライマックス~ラストは爽快さすら感じる。
    「妻への三通の告白」速攻、二度読みしてしまった。死期をむかえた老人のモノから、時系列を遡るように並んだ三通(章)の書簡体。オチ自体はこの4編の中では、オーソドックスな部類だが、ラスト二段落はゾクりときた。
    「獣の記憶」コレはミステリーとして面白い。二重人格モノと思いきや、実は……、でも……(あまりネタバレ的にしたくないので伏せ字にしときます)。謎解きとしては、途中で匂わすトコは気付いてたので、やはりって感じ。それでも、伏線の張り方は絶妙。そしてラスト、ハッとさせられる。
    ホラーの括りではあるが、細かいジャンルも、設定も異なる短編集で、実に素晴らしい。なので、★は4.5って感じの★★★★☆。

  • タイトルからして、なかなかに強烈。
    錯乱した場面の文章を読んでいると、目で追っても頭には入らなくて…クラッとするような感覚に。

  • 気持ち悪いがイマイチ。

  • 久しぶりにホラー文庫の小説を読んでみた。

    表題作『肉食屋敷』。

    ジュラシック・パークに刺激されて、古代生物の復活を研究している研究者が、今までとは異なる方法でDNAの抽出に成功したのだ、と。
    しかし、その研究の結果、復活させることが出来たのは……

    最後の一文を読むと、あ、このオチか!って思うんだけど、最後までそれに気付かないかも。
    で、途中まで戻って読み返すと、あぁ、ここ!! ってなる伏線にぶち当たる。
    さすが。


    『ジャンク』
    おもしろい内容ではある。西部劇の世界を描いているのだけど、近未来的な部分もあり。
    で、やっぱり最後を見て、
    あ、こうくるか、って。


    『妻への三通の告白』
    これは、そうくるよね、っていうオチなんだけど
    読ませるよな。
    すごいわ。ずるずるずるってさいごまでいっちゃいました。


    『獣の記憶』
    多重人格と思わせておいて、実は。
    って言う話。
    そっちか! ってやつです。

  • 妻への3通の告白、獣の記憶がたのしめた。

  • 肉食屋敷は恐竜を復活させるつもりがクトゥルフっぽい宇宙人を復活させてしまった話。うわあ・・・と思ってしまうようなところで終わり。

    ジャンクは予感通りの展開。人間の脳をCPUやメモリ、人間の目をカメラと言った感じで改造するというのは気持ち悪い。人造馬には乗りたくないなw

    妻への三通の告白は2通目のマネキンでピンと来てしまったけど、一通り読んだ後に一通目から読み返して楽しめた。本人が幸せなら…まあいいのかな。
    野原と磯野って言うと2つの国民的アニメが頭をよぎるw

    獣の記憶は最後まで読めない展開で面白かった。
    そっちが多重人格者ですか…!

  • ムードは全部解説「小林泰三は、ぐふふふ……と笑う」 by田中啓文に”台無し”にしちゃった(誤…………

  • 肉食屋敷とジャンクはよかった!
    後の二編はう〜ん、でしたね。

    この人の小説、あんまり読んどことないけど、オチのあたりを書きながらとんでもないドヤ顔してんちゃうかな〜って思ってまう。狙いすぎ感が強くて。

    この人は設定だけ出して、恒川光太郎さんに書いて欲しいな。

  •  4つの短編集、『ジャンク』がまあまあ好かったかな。

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著者プロフィール

1962年京都府生まれ。95年「玩具修理者」で第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞。98年「海を見る人」で第10回SFマガジン読者賞国内部門を受賞。『アリス殺し』で啓文堂文芸書大賞受賞。その他の著書に『人獣細工』『肉食屋敷』『家に棲むもの』『脳髄工場』『忌憶』『臓物大博覧会』『人造救世主』など多数。

「2016年 『失われた過去と未来の犯罪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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