- 角川書店 (2001年6月8日発売)
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感想 : 35件
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Amazon.co.jp ・本 (418ページ) / ISBN・EAN: 9784043470044
作品紹介・あらすじ
息子の容疑を晴らしてほしいという依頼を受けて四里川陣は助手の礼子を現場へ派遣する。不気味な人々、人皮紙の本を収集する容疑者、幻視に悩まされる礼子・・・。究極の新本格ホラー推理。
みんなの感想まとめ
不穏な雰囲気が漂う密室殺人事件を描いた本作は、主人公の過去の記憶と絡み合いながら、ホラーとミステリーが絶妙に融合しています。雪に覆われた別荘での転落死という設定は、読者を引き込む要素が満載で、事件の真...
感想・レビュー・書評
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怨霊伝説の語られる山にあるホテルでの密室殺人ならぬ、“密室”と“殺人”。
最近再販されたみたいなので再読。
事件自体は比較的オーソドックスではあるが、主人公の過去の記憶がチラつき不穏な雰囲気を増していく。著者の初ミステリが後の名作群へと繋がっていくのを想うと感慨深い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「大きな森の小さな密室」と「クララ殺し」を先に読んでしまうと、この作品の犯人がなんとなく分かってしまうかもしれない。私も上記の2作から読んじゃったから犯人は最初の方で分かっちゃった。でも、この「密室・殺人」の驚くべきポイントは別にある。だから、その2作から読んでもまったく問題はないと私は思う。個人的に隠れた傑作だと思ってるからぜひ、賛否はあるだろうけど、色んな人と語り合いたい。
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話の3分の1ぐらいでタネが読めてしまい、400p超のボリュームに対し評価出来ず。。。
ただ、こういった超長い助走から最後の数pで締める作品は個人的に好きです。 -
小林ワールド炸裂やった
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大・傑・作。
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ある雪の別荘における密室からの転落死。自殺か他殺か。密室を作ったその方法は?探偵・四里川陣に命じられて、助手の四ッ谷礼子が情報収集に頑張ります。普通にミステリを読んでいるつもりが、途中で、あ、これホラー文庫だった、みたいな描写がちらちらと…。伏線は綺麗で、時に冗長に感じる登場人物とのやり取りが、全てが明らかになったとき無駄のないものだと気付き驚きます。しかもこの物語の読ませどころは思っていたのと違うという、ピースがはまる快感もあり楽しめました。多くの個性ある登場人物の出てくる他の話も是非追いたいです。
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本格的にミステリーにハマったきっかけの内の一冊であり、ラストの展開は当時非常に驚いたのを今でも覚えてます。絶対読んで損はしない
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ただの推理小説だと思って読むのが吉だと思います。
その方が、最後の最後に、まったく想定外の方向からやってくる作者からの隕石の衝撃をもろに受けられるので。
もしかして、今までの数百ページは、この隕石を落とすためだけに書かれていたんじゃと思うくらいの破壊力でした。でも、そんなショックも癖になる感じ。
ちらりとでもエンディングに触れるとネタバレになってしまうので、これ以上は書けませんが、でも、あのエンディングだけでもこの小説には価値があるんじゃないかと思います。 -
2015年、33冊目は小林泰三の長編ミステリー。現在は創元推理文庫から復刊されているが、自分は、BOOK・OFFで、旧版、角川ホラー文庫のモノを入手。別に出版社へのこだわりではありません。
あらすじ:四里川探偵事務所に「息子の殺人容疑を晴らして欲しい」との依頼が持ち込まれる。早速、現場に向かったのは四里川の助手、四ッ谷礼子。
事件は自殺、他殺、事故のどれとも判断しかねる不可解なモノであった。
小林泰三、初の長編密室ミステリー。様々な要素が積み上げられた正統派である。一方で、ホラー感覚やスプラッター描写、名作へのオマージュ、独特のユーモア感まで満載。そして、どんでん返し。いやいや、ソレでも終わらない。イイ意味のモヤモヤ感。
ミステリーの小林泰三好きは四里川&四ッ谷コンビの次作を期待しているだろうが、たぶん、小林泰三自身はこのコンビはこのままにしておきたいんじゃないかな。
丁寧さの裏返しで、中盤少し間延びしてる印象。2、3日間の話にしてはの詰め込み過ぎ感。そのあたりが★★★☆☆評価(実質3、5)のマイナス要因。 -
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大きな森の小さな密室よりも先に読むこと。
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久しぶりに解決編の前にトリックがわかった気がする。
一見複雑に見えても、それは複雑に見えるような条件が多いということで、条件が多い謎というのは謎のままに見せるのは難しいんだなと思った。
クトゥルフぽい雰囲気だったバラバラ殺人の方が中途半端だったのが残念。 -
雪、ICカードという密室条件を無理矢理作って、その外での殺人という欲張りな作品だが、全体の、雰囲気は、スラップスティック。
こんな作品も書けるんだという、キオスク新書の類いと見た。安売りしなくても、作者さんの才能は光ってると思うけれど、いろいろ事情があるんだろうな。 -
密室・殺人 / 書き下ろし
解説 (香山二三郎)
『密室・殺人』 1998.7 角川書店刊 文庫化
カバー 田島照久 (thesedays)
口絵 田島照久
装幀 田島照久
印刷 暁印刷
製本 コオトブックライン -
ぶぶみつさんより。
小林泰三「密室・殺人」読了!:冠の飾りイチゴを載せられそこなったショートケーキのような一作。構造・内容ともにぶっ飛びすぎてもいないし、トリックもフェア、見た感じ伏線の回収もそこそこしているのだが最後に欲をかいて作品の枠を広げようとして、着地に失敗しちゃってるかも。締まりが今一つ。
特にオチはわたしのだいすきな某作を彷彿とする。時期的にはかぶってるので、誰でもいつかは考えそうなネタではあったのだろうが、まとめ方の巧みさで少々力不足だったように思う。しかし探偵と助手のコンビは非常に魅力的だった!描いてみたいと思わせてくれたので(///v///)
あ、、「冠のイチゴを載せられそこなった」っていうのは、その下の台座と飾りクリームはよくできてるのに、いざイチゴを載せようとしたら(=幕引きと回収)ぐちゃっと落っこちてきちゃって、すべてがぐだぐだに…あららら…。 という感じを表したかったのです。読了メモに入りきらなかったね。 -
3
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密室殺人ではなく、密室・殺人。この、真ん中の「・」に大きな意味がある。視点としては面白い推理ものですが、ホラーなのかどうかは謎。
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ただの密室殺人ではなく「密室・殺人」。
事件はちゃんと解決しますが、なんだか起きる寸前に見る夢のような気分になるラスト。クトゥルフ的要素をはさみつつ現実か幻想かフラフラ。
初めて読んだときに3回ぐらい読み直しても、時間がたったらなんとなく読み返してしまう。そんな本。 -
「密室殺人では決してありません」
ホラー界の巨匠が描くミステリ。
どろどろしてる事件と世界。
ク・リトル・リトル大好きだね。
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著者プロフィール
小林泰三の作品
