脳髄工場 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 72
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043470075

感想・レビュー・書評

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  • ホラーというよりSFっぽいかんじの話が多かったです。
    が、楽しく読めました。
    さらっと、短い時間で読めますし。

    「脳髄」を外から管理することでストレスなどから開放されるという近未来、その「脳髄」を入れる描写は小林さんならではの表現だなぁと思いました。

    相変わらず表現がグロくて匂いまでかんじられそう!!!

  • 短編集なので読みやすかったです。
    どれも面白かった。

  • 量産型小林泰三

    小林泰三らしさの幹線をぶっちぎった作品。裏返せばガッカリも激しい。
    やはりホラーもネタがかぶってきてしまうものなのかしら。

    でも、あの抽象的な文体で科学的内容を哲学的な問いに昇華させて這い寄る混沌につなげる独特の構成はやはり萌える。女子高生とかの比じゃない。

    オススメは「脳髄工場」と「C市」

  • ロジックな方の小林泰三。グロくないです。なぜみんなCth……――Cの話が好きなのか。塩の秘術わらった。

  • 読了。高校の図書館で発見。

  • あ〜面白かった!!年をまたいで読みふけりました。

  • 小林泰三は表題作よりその他の作品が面白い傾向にあるが、この作品も例外ではない。意味が分からなかったのは「影の国」。クトゥルー神話を題材にした「C市」、SF風味の「アルデバランから来た男」「綺麗な子」、掌編ホラー「停留所まで」「写真」「タルトはいかが?」は気に入った。「停留所まで」は少女漫画に似た題材のものがあったと思うが、軽妙で面白かった。「声」は星新一の著作にありそうな内容で少しがっかり。総じて面白かった。

  • 「狂ってるのは頭か世界か」
    脳をいじくるという恐怖。
    バグが起こるのはコンピュータだけじゃない。
    頭の中に蛆が湧いてる。

  • 相変わらず汁気たっぷりな内容だった。
    それぞれの物語が独立した世界観を持っていてこの一冊を読むだけで、色んな世界が楽しめる。

  • 小林泰三の短篇集。星新一のショートショートをよりブラックにした感じ。どの作品も小林泰三の世界が確立していて、ぐんぐん引きこまれた。この人は天才だと思う。小林泰三の脳みそ欲しい。

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著者プロフィール

1962年京都府生まれ。大阪大学大学院修了。95年「玩具修理者」で第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞し、デビュー。98年「海を見る人」で第10回SFマガジン読者賞国内部門、2014年『アリス殺し』で啓文堂文芸書大賞受賞。その他、『大きな森の小さな密室』『密室・殺人』『肉食屋敷』『ウルトラマンF』『失われた過去と未来の犯罪』『人外サーカス』など著書多数。

「2023年 『人獣細工』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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