- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043470105
感想・レビュー・書評
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相変わらず臓物描写が気持ち悪い…
最近の作品は、和製ラグクラフト的なホラーよりSFの色が濃くなってきたような気が。「造られしもの」は目新しさはないものの、かなしさと郷愁を誘われました。
SFとホラーの融合っていいなあ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルからしてなんだかもう凄いんですが(笑)。想像されるように、スプラッタ満載のホラー短編集。サイコテイスト、SFテイストと様々なジャンルがありますが。どの物語をとっても、臓物がたっぷりと溢れ出るような感覚です。
お気に入りは「悪魔の不在証明」。小難しい理屈屁理屈の応酬にどんどん引き込まれます。そしてこのラスト。まさか、まさかそういう路線の物語になってしまうとは。これこそ、証明することは不可能ですね……。 -
グロはあんまり好きじゃないので「ホロ」と「少女、あるいは自動人形」が面白かった。「十番星」はウルトラQっぽくてある意味一番小林泰三っぽい気も。それにしても小林泰三の本に出てくる女はやたらバカばっかりね。ステレオタイプなスイーツ(笑)というか
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冒頭のなんか前書きみたいな部分で「つまらんな・・・」と放置していたのだが、
本編を読み始めたらこれが意外とおもしろかった。
セリフが多く、芝居みたいな形で進んでいくのだが、
なんというかキャラクターがみんなとぼけてて、真剣じゃなくて、
ゲロ吐いたり体じゅうかき混ぜられたりしてもユーモラス。
ちっともぞくぞくしないのがかえって笑えてよかったです。
それにしてもゲロが好きな作者なんですね。「ゲロ吐いてるところが
書きたくて作家になったのだー!!」という気概がひしひし伝わりました。
ストーリーはすべての短編ともオチが読めてしまうものだったけど、
特に問題なくおもしろく読めました。とくに「悪魔の不在照明」。
誰かと神についてディスカッションしたくなる勢いがありました。 -
俺の知ってる形での小林泰三は死んだ。
もちろん、こういうのが好きな人がいるから出版→販売されてんだけどさ…… -
グロな話はは嫌いだが、それを
外してもなかなか面白かった。
いわゆる奇妙な味の短編集かな
世にも奇妙なで実写化できそうな
作品もあった。
個人的に良かったのは
透明女
ホロ ←これが1番良かった
釣り人
造られしもの
悪魔の不在証明
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プロローグ、エピローグ抜けば新規書き下ろしが2編の全9編の短編集
新規書き下ろしの一つ「透明女」はいじめられて影の薄かった女性が透明になる秘術を編み出して・・・
もう一つは「悪魔の不在証明」、村の男が新たにやってきた神の存在を信じる宗教家に論戦を挑むが、男は悪魔の証明をする羽目になり不毛な論争に・・・
本のタイトルで予想されるほどグロテスクばかりではありませんが、耐性の無い方にはきついと思うので注意。
そこをクリアできれば、SF要素もあり発想や着眼点も面白いものもあって楽しめました。 -
なかなかのグロさ
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確かにグロくて怖いといえば怖いけど……。