落下する夕方 (角川文庫)

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レビュー : 830
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043480012

感想・レビュー・書評

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  • 甘ったるくてだるい、砂糖をいっぱい入れすぎたコーヒーみたいな話。華子のような女性、江國香織の本にはたくさん出てくるけれど、いつかこんな女の子になりたいな、ってずっと思っている。誰にも感情移入できなかった。それでも最後で落とされて救われた。最後のシーンで、わたしはこの本を読んだことがあると気付いた。中学の頃読んでも理解できなかったこと、今でも理解できてないと思う。

  • 恋人を盗られた主人公の立場に寄り添ったせいか、最後まで華子があまり好きになれず、なぜ唐突に死んでしまったのかも、さっぱり理解できなかった。
    もう少し色々な恋を経験したら分かることなのかもしれない。

  • 澄んでいて気だるい空気がとても好きな、15ヶ月で失恋していくお話です。
    梨果も華子もそれぞれ魅力的で、なんだか恋があるように感じたのは、華子と健吾たちではなく、梨果と華子の間のように思ってしまいました。
    華子に皆が惹かれるのはなんとなくわかります。透明で危うくて、孤独で自由。
    正しい重さの、「おかえりなさい」が聞いてみたいです。
    読み終えて、わたしも華子の不在に心が寂しくなりました。
    この週末は、この作品の映画を観ようと思いました。梨果が原田知世さんで、華子が菅野美穂さんなんて、ぴったり。楽しみです。

    • 大野弘紀さん
      本当に
      そう思います。
      正しい重さの「おかえりなさい」

      江國さんは、本当に
      何気ない言葉を
      特別にしてくれる
      ちょっとした心...
      本当に
      そう思います。
      正しい重さの「おかえりなさい」

      江國さんは、本当に
      何気ない言葉を
      特別にしてくれる
      ちょっとした心を添えて
      豊かで引っかかる
      なのにどこか儚げで
      美しいものに 変えてくれる

      不思議な存在なのに
      寂しくなる

      その寂しさを
      なんて呼べばいいのか
      いつも 戸惑ってしまいます。
      2018/04/07
    • 橘さん
      大野さん、コメントありがとうございます。

      江國さんの作品は、儚くて切なくて綺麗で、寂しくもの悲しくなります。
      まだ映画は見られていな...
      大野さん、コメントありがとうございます。

      江國さんの作品は、儚くて切なくて綺麗で、寂しくもの悲しくなります。
      まだ映画は見られていないです。
      2018/04/07
  • それはたとえば
    ラジオの終わりの寂しさ
    一ミリも誤差のない「おかえりなさい」


    それは例えば
    信じられるものなんて何もないということ
    何かに捕らわれるまで逃げ続けるということ


    何かがおかしいのに
    それを指摘することができない
    目をそらすことが できなくて


    ただただ
    そういうものだと
    受け止めることしかできない


    それはきっと
    人の弱さなのだろう


    正しさで立場を守る人
    賢さで厄介ごとを避ける人
    常識で他人との関りを正す人

    どれも、きっと正しいのだ
    子どもであり、大人であり
    そのどちらもが、正しいのだ

    悲しいくらい、きっとそう
    それさえも愛しいくらい、人という生き物は
    どうしようもないもの

  • ゆっくりゆっくり失恋していく物語。
    執着って寂しい。

  • 装丁がとても可愛くて思わず手に取った。華子さんが素敵だった。

  • 多分100回以上読み返した。それくらい好きな一作。
    情景を思い浮かべながら、その先を想像していたら、そこにすでに先回りされている感じ。そしてこのどうしようもなさ。それがとっても心地いい。

  • 一気に江國香織ファンに引き込まれた作品。2013年今現在も、江國香織作品でこれを超えるものは無いかもしれない。表現の美しさ、空気感、ストーリー全てが満点の作品。

  • ストーリー自体は、こんなこと現実には絶対ないだろうなーと思いながら読んだし、華子に関しても、こんな人が現実に居たら全然魅力的じゃないと思います。私が思うに、作者にとっては、ストーリーや人物像はそこまで重要ではなくて、人が恋をしたとき、また恋を失う時に感じる悲しみを、ただ表現したかっただけなのではないでしょうか。この小説は、文章がきれいで、読み終わった後は、とても美しい風景画を見た後のような気持ちになります。また、小説のタイトルが秀逸です。映画化もされているようなので、いつか探して見てみたいです。

  • こんがらがった恋愛小説、、?
    なぜか皆華子に惹かれてしまう。
    私もそう。
    華子になりたい。華子に惹かれている。

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著者プロフィール

江國 香織(えくに かおり)
1964年、東京生まれの小説家。1986年、児童文学雑誌『飛ぶ教室』に投稿した「桃子」が入選。2004年、『号泣する準備はできていた』 で、第130回直木賞を受賞。他、山本周五郎賞、中央公論文芸賞、川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞など受賞歴多数。代表作として、映画化もされた『きらきらひかる』や『冷静と情熱のあいだ』など。女性のみずみずしい感覚を描く作家として、多くの読者を魅了している。また、小説から絵本から童話、エッセイまで幅広く活躍中。翻訳も手がけている。2019年5月2日、2年ぶりの長編小説『彼女たちの場合は』を刊行。

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