冷静と情熱のあいだ Rosso (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.54
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本棚登録 : 11191
レビュー : 1154
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043480036

感想・レビュー・書評

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  • 視点を変えた2つの物語が斬新、おすすめです。

  • マニラ行きのフライトで一気に読破。もう1冊のBluは貸した。 読んで思った、こういう恋愛は甘美だと思いつつも、したくないと。それをするには自分は子どもすぎるしこれからもそうなのだろうなと思った。 もっと土足で相手の心に入っていきたいし、自分もそうで。あのときにもしあの一言が言えていればと、そう後悔したくない。泥臭くてみっともなくて醜くたって自分の感情と相手の感情に素直であることが大切なのだと、自分は思う。

  • 【お風呂の中の贅沢さ】
    ゆっくりゆっくり。通勤ラッシュでは読めないこの物語のリズムはお風呂がぴったりでした。
    徐々に、来るべくラストに向かって、気付かないふりをしながらその速くなるリズムに身を任せ、今日、最後は階段を転がり落ちる速さで読み終えました。
    そしてなぜか泣きそう。ああ、本当に。

    辻さんのもう一方は少し怖い、でも読みます。

  • もやもやした感じがずっと続いて疲れる。
    ラストも盛り上がりに欠けていて感動できず、気分が晴れなかった。

  • イタリアのミラノで、老姉妹の経営するジュエリー店を手伝いながら毎日のように読書をして暮らしているあおいは、マーヴィンというアメリカ人の男性と交際しています。

    淡々とした日常を送るあおいに、マーヴィンは優しく寄り添いますが、しだいに彼は、自分があおいの人生に入り込むことができないということを感じるようになります。そんな折、現在東京で暮らしているというあおいの過去の恋人の順正からの手紙が届けられ、表面上は穏やかだった彼女の心は急速に揺れ動き始めます。マーヴィンは彼女に激しく詰め寄りますが、仕事のためにアメリカへ帰国することが決まり、あおいに傍にいてほしいと願います。それでもあおいは、静かな決意を胸に秘めて、かつて順正と約束を交わした場所へと向かいます。

    順正サイドのストーリーを描いた『blu』のコテコテ感とはまったく印象の違う物語でした。

  • 恋人マーヴとイタリアで暮らすアオイ。
    穏やかな満たされた日々の中に、ほんの時折現れる過去。
    閉ざしていたかつての恋人への想いが少しずつ自分を浸食していく。
    男と女、双方のストーリーがあり、重なり合って一つになる。
    その女性側の視点から描いた物語です。
    少しずつ過去を思い出していくあおいの姿、翳りを見せていくマーヴとの関係が切ない。
    そして自分の場所を再確認するラストもまた、甘くそして切ない。
    浸れるストーリーです。

  • マーヴ結婚して

  • 現在を生きるイタリアと、過去の日本の思い出の狭間で揺れ動くアオイの心情描写に引き込まれる。

    イタリアに行きたくなる。ブルーもこれから読んでみます。

  • さおちゃんオススメ

  • 江國香織を久々に読んだら独特の雰囲気に蕁麻疹が出そうだった。
    淡々と描かれる、静かで綺麗でさみしい日常。ある一つの恋愛の半身。

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著者プロフィール

江國 香織(えくに かおり)
1964年、東京生まれの小説家。1986年、児童文学雑誌『飛ぶ教室』に投稿した「桃子」が入選。2004年、『号泣する準備はできていた』 で、第130回直木賞を受賞。他、山本周五郎賞、中央公論文芸賞、川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞など受賞歴多数。代表作として、映画化もされた『きらきらひかる』や『冷静と情熱のあいだ』など。女性のみずみずしい感覚を描く作家として、多くの読者を魅了している。また、小説から絵本から童話、エッセイまで幅広く活躍中。翻訳も手がけている。2019年5月2日、2年ぶりの長編小説『彼女たちの場合は』を刊行。

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