怒る技術 (角川文庫)

  • 角川書店 (2006年3月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784043496044

作品紹介・あらすじ

世には怒れない人がなんと多いことか! 自分の言葉と感性を他者に奪われないために――。怒りを感じ、育て、相手にしっかり伝えるための方法を伝授する、ユニークで実践的な「怒り」の哲学エッセイ!

みんなの感想まとめ

怒りを適切に扱うことの重要性を探求したこの作品は、感情の本質を理解し、健全に表現する方法を教えてくれます。著者は、怒りを単なる負の感情として捉えるのではなく、効果的に伝える技術として位置づけ、冷静に相...

感想・レビュー・書評

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  • 私は怒りを感じるというより、ゾッと肝が冷えるタイプ。どうでもいい相手に怒ってエネルギーを使うより、これから大きな失敗するんだろうなと見限るタイプでもあります。

    この本を読むと私は「怒り方の技術」を忘れてきたと感じました。幼い頃は素直に怒りもぎゃんぎゃん伝えました。大人になると怒りは使わなくてもいい道具、と捉えていました。だから次第に「怒れない人」になっていたと感じます。怒らない方が楽なのかもしれません。

  • 大事。

  • 怒ることが出来ない日本人。
    そのうち怒りの感情が麻痺してしまうという。
    そうならないための本。

    怒る技術とは、自分の正論を相手に認めさせるためのものではない。
    正論でなくてもいい。またこちらの要望通りに相手が行動してくれなくてもいい。
    とにかく怒りを正しく発散させる技術。
    時に語り口が可笑しく笑えた。
    ただし、実践は難しい・・・。

  • 面白くて一気に読んでしまった。

  • 怒る技術とは怒らない技術。意思をコントロールすることが大切、のようなことが書いてあった。俺にはまだ程遠い道のりだな。

  • 信頼する中島義道先生の哲学エッセイ。

    怒ることができない人は、キレる。

    これは怒りの表現方法が分からないために起こる悲劇です。私自身も怒ることがなかなかできない日本人の一人。
    怒りを正しく表に出せないがゆえ、ためてためてキレる・・・というのは、理解できます。

    本書を読むと、怒りと冷静に向き合うことができ、さらにバカバカしく思えてくる。
    最終的に救われます。

  •  哲学者の中島義道が自らの体験から語る怒りとは。

     中島義道が語る怒りとは自分が正しいに決まっているという思い込み捨てて、ただ自分の不快感を訴えるものである。相手がそれに従うかは関係ない。怒るとは相手と分かり合えない面倒くささを受け入れる作業である。
     最後には怒ることができることによって、怒りに振り回されないようになることを説いている。

     感情のコントロール本でも自己啓発本でもないが、怒りという感情にちょっとバカバカしく哲学的に向き合える一冊。

  • 積極的に怒っていくことで、他者との違いを浮き彫りにする。
    それが、日本社会で幅をきかせている「空気を読め」という文化を軽減する一つの方法。
    みたいな本。

  • 波風が立つことを嫌い、内側の怒りを抑えて表面上の「善人」であることを何より重んじる日本人には刺激が強すぎるだろうが、怒りっぽい私には深く頷ける論だった。

  • キレるのではなく怒ること。
    感情の動きを言語化すること。
    怒りをもとにしたコミュニケーション論。
    http://takoashiattack.blog8.fc2.com/blog-entry-808.html

  • そのままに、みんな怒れ!!と怒る戦う哲学者。確かに、現代日本に蔓延する「やさしさ」の弊害はあるので、参考になるよ。

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著者プロフィール

1946年生まれ. 東京大学法学部卒. 同大学院人文科学研究科修士課程修了. ウィーン大学基礎総合学部修了(哲学博士). 電気通信大学教授を経て, 現在は哲学塾主宰.
著書に, 『カントの時間構成の理論』(理想社. のち改題『カントの時間論』講談社学術文庫),『モラリストとしてのカント1』(北樹出版. のち改題『カントの人間学』講談社現代新書),『カントの自我論』(日本評論社. のち岩波現代文庫), 『悪について』(岩波新書),『悪への自由──カント倫理学の深層文法』(勁草書房. のち改題『カントの「悪」論』講談社学術文庫),『生き生きした過去──大森荘蔵の時間論, その批判的解説』(河出書房新社), 『不在の哲学』(ちくま学芸文庫), 『時間と死──不在と無のあいだで』(ぷねうま舎)ほか.

「2024年 『その二 「純粋理性」の舞台裏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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