手と目と声と (角川文庫)

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レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043520091

感想・レビュー・書評

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  • 4作品が収録された短編集で、どれも素晴らしい作品ですが、私的にはとくに「水の話」と「声」が良かったです。
    相変わらず灰谷さんの優しい眼差しが溢れていて、そこに描かれるのは、障害を持った子供であったり、在日朝鮮人であったり、貧しい家庭の子供であったりと、社会的に弱い立場にある人にフォーカスが当てられているので、やはり哀しい。哀しいのですが、それを描いている灰谷さんの眼差しが温かいゆえに、どこか希望や光が見えるし、そうした人達に対する筆者の深い理解と愛情がまぎれもなくあるからこそ、決して上辺だけの感動話に終わっていないし、短編ながらも浅い切り取り方ではなく幸せも不幸せもないまぜになった深みがある。今の時代に灰谷さんがいたらなあ、としみじみ思った。

  • たんたんとして深く「なるほど!」と唸ってしまう。
    落語のようです。

  • 久しぶりの灰谷さん。色褪せないというか…何故大人になってもこんな世界を描き続けられるのか、とても不思議。大人になると忘れてしまう大切なことを覚えていて、それを作品にできる人。本当に惜しい人。もっと書き続けて欲しかったな。私も、絶対に忘れないと決めたことが沢山あったはずなのにもうほとんど思い出せない。だから時々戻りたくなる、灰谷さんの世界。

  • 戦後 沖縄の小学校。新人の女性教師とハエが好きな少年との心の交流が美しい。

  • 短編集なので、とても読みやすいです。
    それと同時に色々考えさせられます。
    一番目の「水の話」がかなり印象深い。
    在日朝鮮人の子が登場人物だけど、昔も今も在日に対する日本人の考え方って変わらないんだ、と淋しくなりました。
    子供たちが、ありのままの感情をぶつける姿が描かれていて、灰谷さんの文章がほんとに優しくて心にしみる一冊です。

  • 最後の話が印象的だった。

    生徒と教師。子供と大人。

    子供を見たら、ああうるさいなー子供嫌い。

    とかいう風にしか見てなかった私にとってすごく新鮮で、色鮮やかな世界に驚かされ引き込まれた。

    子供の世界に引き戻されたり、また逆に大人からの視点で感情移入してたり10代最後の今出会えてよかったと思う。

    またいつか読み返したい。

  • アンコールワットに行きたくなった。

  • 在日朝鮮人、インドネシアの子供、障害を持つ子供などの話。悲壮感のある内容。

  • 「水の話」が好き。
    教師というものを、ずばっと言い当ててる。

  • 灰谷健次郎の本はどれもおすすめやなあ。

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