天の瞳 幼年編2 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043520213

感想・レビュー・書評

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  • 子供の頃から大好きな灰谷さん。
    大切な、素敵な言葉が沢山詰まっている本。

    登場人物の子供も大人も真っ直ぐで、真摯に生きている。
    真っ直ぐすぎて胸が少しチクッとしてしまう。

    ついこの間、主人が娘に『悪いことはするな!』
    と説教をしていました。
    その瞬間、スイッチが入ってしまい
    『じゃああなたは悪いことを全くしないのか。あなたの中での悪い事とは何か。自分の中にある悪い事とちゃんと向き合ったことがあるのか。』
    と逆に説教をしてしまい、シュンとさせてしまいました。

    私はまだ『悪いこと』を子供に説教出来るほど理解できていないので、そんなアホくさい言葉で子供と話せない。
    大人にとって都合の悪いことを『悪いことだ!』と言うのはとっても罪だと思う。

    そんな事を思い出しながら、読み進めていました。

  • 主人公の倫太郎が幼少期から成長する姿を色々な人との関わりを通して描かれている。人との関わりの中で成長すること、人との繋がりの大切さを実感する。連作ものだが、是非読んで欲しい。

  • 大人は気安く支配者になり、子供は気安く反逆者になる。

  • 灰谷作品はやはり特徴がある。使われてる言葉は子供でも理解できるようなシンプルなものなんだけど、大人が読むと味わいと感じるような感じ。

    幼年編は、ところどころに学校や教師の批判が含まれているが、ほんとにありそうな感じ。灰谷氏自身の経験が含まれているのだろう。
    嫌な大人に毒されることなく真っ直ぐ育つ子供達の姿には救われる思いがする。

    話はまだ続くので最終的な評価はおってすることになると思う。と言ってもこの作品自体未完成のようだけど。

  • やんちゃな主人公倫太郎やその友だち、彼らを取り巻く大人たちを通して、大人は子どもにどう向き合ったらよいのかを教えてくれます。人間としての必読書!といっても過言ではありません。

  • 倫太郎のおじいさんの残した言葉が頭から離れない。

    目はものを見るためだけではなく、人の心を見るために生まれ持ったもの。

    先日のお坊さんの話も目についての話だった。視界に入っていたとしても意識していないところに心は宿らない。見えているようで見えていないものばかり。

  • 幼年編を1.2読了。少年倫太郎の成長を描く灰谷健次郎のライフワークの最初の2冊。ママ友のおすすめ。倫太郎という子供の個性、そのかけがえのない友人たち、周りの大人たち。倫太郎の視点に添えば素晴らしい物語だが、母の目で読むと、親としての自分の不甲斐なさに耳が痛い、それくらい周りの大人たちが素晴らしい。仕方ないから、倫太郎の視点で、子供の心で読み進めようか。まだまだ続く。

  • いい言葉がたくさん書いてあります。もう一度読んでみたいな。

  • 何度読んでも、考えさせられる。
    倫太郎のじいちゃんやあんちゃんみたいな大人が近くにいたら、子どもにはいいだろうなぁ…。

    子どもにも、意志や思いはある。それをきちんと聞いたうえで、正面から受け止めて対応するのは相当パワーがいるけど、それを面倒くさがっていては、子どもがかわいそうだし、ひいては国が破綻していっちゃうのでは?!なんて思ったりしました。

  • 幼年編のつづき。じいちゃんの言葉のひとつひとつが重くて、とても考えさせられます。こどもは小さくても、その子なりに一生懸命考えたり、思うところはたくさんあったりするのだと思います。大人はそれをだいじにできるといいな。

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著者プロフィール

灰谷 健次郎(はいたに けんじろう)
1934年10月31日 - 2006年11月23日
兵庫県神戸市生まれの児童文学作家。定時制高校商業科を卒業。大阪学芸大学(現・大阪教育大学)学芸学部卒業後、小学校教師に。そのかたわら、児童詩誌『きりん』の編集に関わる。
短編小説「笑いの影」が問題となり、事件身内の不幸が重なったことを契機に1971年小学校教師を退職、沖縄・アジア各地を放浪。1974年『兎の眼』で児童小説デビュー。その他代表作に『太陽の子』『ろくべえまってろよ』、テレビドラマ化された『天の瞳』などがある。

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