- Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043525010
作品紹介・あらすじ
授業中に突然鳴り出したポケベルの電子音。あわてて見た液晶画面に表示されたメッセージは『チチキトク』。病院で、豪華なカタログをかかえてやってきた葬儀社を丁重に追い返して母は言った。「うちには先祖伝来の弔い方がございます-」。(「お葬式」)。日常のなかの恐怖を、ユーモラスに描く、青春ホラー小説の誕生。
感想・レビュー・書評
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1999年第6回日本ホラー小説大賞短編賞で佳作を受賞した表題作を含む5編収録の短編集。
鳥肌が立つようなホラーというよりは、ブラックユーモアといった趣が強い作品が多い。文体も簡潔で読みやすいので、ガチガチのホラーは苦手という人にはおススメである。個人的には表題作も面白かったが、次に収録されている「ホテルエクセレントの怪談」が好きだった。 -
何故かケッチャムに続いて読んだので、ギャップがすごく新鮮で。ユーモアというか、いやよく考えたら怖くね?という展開が、特に最終話の後からじわじわ来る感じが一番好き。
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非常に軽いホラー。短編集。
『青に捧げる悪夢』で「ラベンダー・サマー」が気に入ったので購入。
『お葬式』:グロさも軽く流されました
『ホテルエクセレントの怪談』:オチが良い
『十二月のゾンビ』:ラブコメ(笑)
『萩の寺』:一番マジメ
『心地よくざわめくところ』:ひたすら軽い -
おぞましい話だけれど、あまりにも軽妙に語られるのですいすい読めてしまい、最後には「よかったね」といいたくなる。怖い話が好きな人ってこんな感じで思っててたのかなあ。この人の作品をもう少し読んでみたいと思った。
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「人生最期のイニシエーション」
筒井康隆の短編でこういう話なかったっけ? -
シュールな笑い。
お兄ちゃんの叫びが好き。 -
内容は
ホラー大賞の短編賞をとった作家の短編集。
表題作の『お葬式』を読んでる最中に、既読と気づく。
斬新なお葬式なわけだけれども
作品全般的に、コミカルタッチを加味している。
がしかし、そのセンスがおもすろくにゃい一品……×
この中では『萩の寺』という作品がコミカルでなくよかった。 -
ホラーなのに軽い。良い意味で。客観的な感じの流れ。「お葬式」に期待していたが思いのほか違う短編の「十二月のゾンビ」がとても良かった。変な期待を裏切ってくれてよかったみたいな。なまぬるーいのに心地よい。
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ホラー…なのか…?笑えるホラーだな
十二月のゾンビ、好きだ!